作詞と作曲の順番はどちらが先?曲先と詞先の違いは?

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

作詞と作曲に挑戦しようとすると、次のような疑問が生まれます。

・作詞と作曲の順番は、どちらが先なんだろう?

・詞を先に作るのと、曲を先に作るのは、どちらが良いのだろう?

僕も、音楽を始めたばかりの頃は、全く同じ疑問を浮かべていました。

そこで、この記事では、作詞と作曲の順番について詳しく解説をしていきます。

記事の内容を、動画でも話しました。再生ボタンを押してご覧ください。

「曲先」と「詞先」に正解はあるのか?

作詞・作曲において、作曲を先に行う場合を「曲先(きょくせん)」と言います。

逆に、作詞を先に行う場合を「詞先(しせん)」と呼びます。

そして、これには決まった正解があるわけではありません。

僕は音楽の仕事を通じて、多くのミュージシャンとお会いしてきました。

このなかには、作曲を先に行う人もいれば、作詞を先にする人もいました。

また、それぞれの楽曲によって、曲先と詞先を使い分ける人も多かったです。

まずは、どちらが先でも良いということを理解してください。

ただ、「曲先」と「詞先」には、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

「曲先」と「詞先」のメリット・デメリット

これを一言で表現すると、次のようになります。

・先に作る方の自由度が高く、後に作る方の自由度が低い

まず、作曲を先に行う場合を考えます。このとき、曲(=メロディ)は歌詞のことを考えず、自由に作ることができます。

つまり、自分が良いと思うメロディを、何の制限もなく追求することができます。

そして、この曲に合わせて、後から作詞を行うことになります。

この場合、作詞は曲に合ったものにしなければいけません。

「この言葉を使いたい」と思っても、曲のリズムと合わない場合もあります。このため、作詞をするときは、少し窮屈な思いをすることになります。

つまり、作曲を先に行う場合は、歌詞よりもメロディの魅力を重視した楽曲が生まれやすいです。

逆に、作詞を先に行う場合は、これと正反対のことが起こります。

作詞は、曲のことを考えず自由に行えます。

つまり、自分が伝えたいと思うメッセージを、自由に伝えることができます。

しかし、作曲を行う際は、歌詞に合うメロディを考える必要があります。

このため、思いついたメロディを削ったり、増やしたりする必要性に迫られます。

したがって、作詞を先に行う場合は、楽曲のメッセージ性を重視した楽曲が生まれやすいと言えます。

作詞と作曲を、別の人間同士で行う場合の注意点

作詞・作曲は、1人が両方を行なうこともあります。しかし、1つの楽曲における作詞と作曲を、それぞれ別の人が担当する場合があります。

特に、バンドやグループで活動する場合、そのようなことがよくあります。

そして、このような役割分担を行なう場合、メンバー同士で意見が割れることがあります。

例えば、あるメンバーが作詞を先に行ない、別のメンバーがそれに合わせて作曲する場合を考えます。

このとき、作曲をする側は窮屈な思いがします。かといって、勝手に詞を削ったり、付け加えたりすれば、作詞をした側は良い気持ちはしません

逆に、作曲を先に行う場合を考えます。

この場合は、作詞をする側がメロディに合わせる必要があります。

それを嫌がって、許可なくメロディを削ったり付け足したりすれば、作曲をした側は嫌な気持ちがします。

このため、きちんと話し合うことが必要です。

ただし、話し合いを大切にしたとしても、次のような言い争いになってしまうことがあります。

「この歌詞はどうしても入れたいから、メロディを増やしてくれ。」

「そうすると、メロディが不自然になるから嫌だ。詞の方を削ってくれ。」

僕も、バンドで活動していた頃は、このような喧嘩をしたことがあります。

このようなことが続くと、メンバーと不仲になってしまう可能性もあります。

作詞と作曲を分担をする場合は、お互いの意見を尊重するようにしましょう。

例えば、1つ自分の意見を通したら、1つは相手に譲る、という気持ちが大切です。

1曲の中で、詞先と曲先を使い分けてよい

1曲を完成させる際には、すべての部分を曲先または詞先で行わなければいけないと考える人が多いです。

過去の僕も、まさにこのように考えていました。しかし、実際には両方を部分的に使い分けて良いのです。

つまり、Aメロは曲先で作り、Bメロは詞先で作る、ということをしてもOKです。

1つの楽曲を作詞・作曲するには、膨大な労力が必要です。だからこそ、順番にとらわれず、作れる方から作っていく姿勢が大切です。

また、順番に縛られないことは、気分転換にも繋がります。

例えば、作詞に行き詰まったら、メロディを先に考えるようにします。

逆に、作曲に行き詰まったら、作詞を先に行うようにします。

このように気分を変えることで、ストレスを軽減することができます。

また、作詞をしている間にメロディが浮かんだり、その逆のことが起こったりします。

この結果、作品が完成するスピードが上がっていきます。

作詞・作曲の順番はどちらが先?まとめ

ここまで、作詞・作曲の順番について話をしてきました。

まとめると、次のようになります。

・作詞と作曲の順番に、正解は存在しない

・曲先はメロディ重視、詞先はメッセージ性重視になりやすい

・作詞と作曲を別の人間が行う場合、お互いを尊重することが重要

・同じ楽曲のなかで、曲先と詞先を使い分けても良い

この記事の内容が、あなたの作詞と作曲に役立てばとても嬉しいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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