あなたは、「自分にはギターの才能がないのではないか」と弱気になることはないでしょうか。
例えば、毎日のようにギターを練習しているのに、なかなか上達しないとき。あるいは、周りの人から「君にはギターの才能がない」などと言われたとき。
僕がギターを演奏していた頃も、このように弱気になることばかりでした。なかなか練習にも集中ができませんでした。
今でも、主催するライブの出演者さんから「自分には楽器の才能がないのではないか」という相談を受けることがあります。
そこでこの記事では、ギターを上達させるために、才能・センスについてどのように考えるべきかをまとめました。
少しでも、あなたのギター上達に役立てば嬉しいです。
記事の内容を、動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
ギターの才能・センスについて悩んだり、嘆いたりするのは時間の無駄
ギターの上達には、生まれ持った才能も関係します。
そして、それは人によって異なります。例えば、同じコードやフレーズを弾けるようになるまで、でに必要な練習時間も、人それぞれ異なります。
僕も、毎日のように練習していましたが、そのスピードは他人より遅いと感じることばかりでした。
当時は、もっとギターの才能を持って生まれたかったといつも嘆いていました。だからこそ、才能について思い悩む人の気持ちがとても理解できます。
しかし、厳しい言い方をすれば、才能について思い悩むのは時間の無駄です。
なぜなら、才能は生まれたときから備わっているものだからです。このため、どれだけ自分にギターの才能がないと嘆いても、後からそれを変えることはできません。
いくら考えても変えられないのだから、考えても何も起こりません。よって、考えるだけ時間の無駄なのです。
また、「ギターの上達において才能と努力はどちらが大事か」などと考えるのも時間の無駄です。なぜなら、この問題に対する答えを出すことは不可能だからです。
例えば、あなたが憧れているギタリストについて考えてみましょう。
おそらく彼は、高い演奏技術を持っているでしょう。しかし、それが努力によるものなのか、才能によるものなのかを判断する方法は存在しません。
さらに言えば、上達が才能と努力いずれによるものなのかは、本人にも分かりません。
例えば、あなたが毎日2時間ギターを弾いたとします。これによって、演奏が上達したとします。
このことは、「毎日2時間の努力によって上達した」とも言うことができます。一方で、毎日2時間で得られた上達は、あなたに才能があったからかもしれません。
このように、いくら考えても永遠に答えは出ません。
だからこそ、才能について考えるよりも、練習して少しでも上手くなった方が、遥かに意味がある時間の使い方ができます。
「自分にはギターの才能がない」と思うほど、上達がストップする理由
ギターが上達しない理由を、「自分には才能がないからだ」と考えてしまう人は多いです。実際、過去の僕も同じように考えていました。
しかし、このような考え方をすればするほど、上達しにくくなっていきます。
なぜなら、「少しでもギターを上達させるためにこれから何ができるか」を考えることをやめてしまうからです。
「才能」という言葉は、一旦忘れてみてください。そして、あなたが上達しない、それ以外の理由と、その解決策を
例えば、次のようなことが思いつくと思います。
・毎日忙しいので、練習時間が足りていないのではないだろうか。早起きして、毎朝1時間はギターを練習するようにしよう。
・独学のため、正しい練習方法ができていないのではないだろうか。ギター教室に通って、効率の良い練習方法を先生から教わった方がいいのではないだろうか。
・やる気が落ちているから、練習に身が入らない。好きなギタリストの演奏を聴きに行く機会を増やして、やる気を出したら良いのではないだろうか。
そして、これらのアイデアを実行に移していきます。
生まれ持った才能は、決して変えることはできません。しかし、未来はこれからの行動によって変えることができます。
上達しない原因を才能に求めるのではなく、これから上達するには何ができるかを常に考えて行動することが大切です。
過去の僕も、もっとこのような考え方を早くできていたら、上達が遅れることもなかったのにと後悔しています。
あなたの周りにいる、すぐに「才能」という言葉を使いたがる人の正体
あなたの周りには、やたらと「才能」という言葉を使いたがる人はいないでしょうか。
例えば、このような人は「自分にはギターの才能がないから上手くならない」などとすぐに言います。
あるいは、あなたに対して「ギターの才能がないから諦めた方がいいよ」などと言ってくる人もいるかもしれません。
僕の周りにも、このような人たちがたくさんいました。
このため、「才能については意識しないようにしよう」としていても、周囲の言葉に影響を受けてしまっていたのです。
僕がこのような言葉を無視できるようになったのは、彼らがどのような人たちかに気づいたからでした。
すぐに才能という言葉を使う人たちは、努力しない自分を正当化したいだけ
すぐに才能という言葉を使う人たちは、努力しない自分を正当化したいだけです。そして、音楽に限らず、何かで努力して結果を出したという経験がほとんどありません。
「才能」という言葉は、努力しない人たちの言い訳として使われます。彼らは、「自分には才能がない」ことを理由にして、努力しないことを正当化します。
これは、ギターの才能に限られた話ではありません。音楽はもちろん、学問やスポーツなど、すべての分野で共通する話です。
彼らは、何かで結果を出している人について、すぐに「あの人は才能があったからだ」と言います。
その人が結果を出すために努力したことを、決して認めようとはしません。なぜなら、自分が努力しないことを正当化できなくなるからです。
そして、このような人たちの一部は、他人が努力するのを見ると否定的な言葉を浴びせます。
例えば、努力してギターを上達させようとする人に対して、「君には才能がないから努力しても無駄だよ」などの言葉を浴びせてきます。
これにより、あなたがギターを練習しないように仕向けようとします。
もしあなたが、努力によってギターを上達させたとします。すると、彼らは自分が努力しないことを正当化できなくなります。
だからこそ、一生懸命ギターを練習するあなたの姿を見て、足を引っ張ろうとするのです。
逆に、努力をして結果を出した経験がある人たちは、努力の重要性を知っています。
したがって、自分と同じように努力する人を応援しようとします。もちろん、努力する他人の足を引っ張ろうとすることもありません。
世の中には、「才能」という言葉を使いたがる人たちがあふれています。このため、僕たちは無意識のうちに彼らから影響を受けてしまいます。
そして、自分の才能に対してネガティブな気持ちになってしまうのです。
そんなときは、彼らが努力しない自分を正当化したいだけの人たちだということを思い出してください。そうすれば、少しずつ無視できるようになってきます。
才能を言い訳にしたり、努力の足を引っ張ったりする人とはなるべく距離を置こう
ただ、よほど強い意志を持たない限り、周囲の人から受ける影響を完全に遮断するのは難しいです。
そこで、すぐに「才能」という言葉を使いたがる人たちとは、そもそも付き合わないことが大切です。
出来れば、全く会わないようにするというのが理想的です。しかし、相手が学校や職場などにいる場合、それは難しいかもしれません。
このような場合は、なるべく会ったり話したりする機会を減らすだけでも効果的です。
そして、才能を言い訳にせず、他人が努力する姿勢を応援できる人とだけ付き合うようにしてください。
僕がギターの才能について悩まなくなったのは、思い切って付き合う人を変えたからです。
これによって、生まれ持った才能について思い悩むことは無くなりました。
そして、これからどうすれば上達できるかという前向きな気持ちでギターと向き合うことができるようになりました。
ギターを仕事にしたいなら、才能よりも大切なものがある
僕はライブの制作や音楽プロデュースを仕事にする中で、ギターを仕事にしたいという人たちとたくさん出会ってきました。
例えば、ギタリストとして生計を立てていきたいという人です。他にも、ギターの先生になって、教室を開きたいという人もいました。
「ギターを仕事にする」と言うと、それこそ才能が必要のような気がします。
しかし、実際には天才的な技術は必要ありません。それよりも、もっと重要なものがあります。
それは、「ファンやお客さんを集める技術」です。これを、「マーケティング」といいます。
ギターを仕事にするのであれば、お金を稼ぐ必要があります。そして、このお金を支払ってくださるのが、ファンやお客さんなのです。
ギタリストになるのであれば、チケットやCDを買ってくれるファンが必要です。教室を開くにも、生徒を集める必要があります。
ただし、このときに注意すべきことがあります。それは、良い商品を提供したからといって、勝手にお客さんが集まってくるわけではないということです。
例えば、高い技術を持っていても、誰にも知られていなければファンは増えません。
だからこそ、自分の存在を広め、お客さんを増やす方法を学ぶ必要があるのです。
その具体的な方法は、当サイトの他の記事で紹介しています。
また、無料のメールマガジンでは、一般公開していない合計で7時間以上の動画を無料で提供しています。こちらも、ぜひ登録してみてください。
まとめ
ここまで、ギターの才能やセンスに対する考え方を話してきました。まとめると、次のようになります。
・ギターの才能やセンスについて悩んだり、考えたりするのは時間の無駄
・「才能がないから上達しない」と考えるほど、ギターは上達しにくくなる
・すぐに才能という言葉を使いたがる人たちは、努力しない自分を正当化したいだけ
・すぐに才能という言葉を使いたがる人たちとは、なるべく距離を置くことが大事
・ギターを仕事にするには、飛び抜けた才能よりもマーケティング能力が重要
もしあなたがご自身の才能についてネガティブな気持ちになってしまったら、何度でもこの記事を読んでください。
そして、もしプロを目指すのであれば、練習だけではなくマーケティングも勉強するようにしてみてください。
無料のメールマガジンでは、ギターを仕事にするのに役立つ、合計7時間を超える非公開動画をプレゼントしています。ぜひ、こちらもご覧いただけると嬉しいです。
あなたの活動を応援しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。