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アーティストが自分の演奏を過小評価しがちな理由

代表:武藤
著者 ムトウ企画:武藤

自分の演奏に自信を持てるか

あなたは、自分自身の演奏に自信を持っているでしょうか。このように訊くと、ほとんどの人が「自分はまだまだ下手だ」「自信は全然無い」と答えます。

もちろん現状に満足せず、「もっと上手くなってやる」と向上心を持つことは大切です。しかし、自分の演奏に自信を持てなければ、見る人にもそのことが伝わってしまいます。

また、プロとして音楽でお金を稼ぐことを目指す上でも「自分はまだお金を取るレベルじゃない」というマイナス思考に陥りやすくなります。

アーティストは、自分は素人から見れば、歌や楽器を演奏できるというだけですごい人であるということを自覚する必要があります。

素人からすごいと思われるためには、とてつもない速弾きができる必要もなければ、5オクターブの広い音域を持つ必要もありません。ただ「演奏ができる」というだけで、歌や楽器が出来ない人からは尊敬されます。

ギタリストはギターが弾けるのが当たり前ですし、ベーシストはベースが弾けることが当たり前であるため、自分ではなかなか気づきませんが、歌や楽器が弾けない人からすれば、人前で演奏することができるあなたはすごい人なのです。

このように、アーティストは素人から見れば尊敬すべき相手です。しかし、多くのアーティストが自分自身の演奏技術を「下手である」と過小評価してしまいがちです。

そして、アーティストが自分自身の演奏技術を過小評価してしまうのにはきちんとした理由があります。

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自分の演奏を過小評価してしまう理由1:
技術向上と共に、耳も肥えてくる

アーティストが自分の演奏に自信を持てない理由は複数ありますが、音楽活動を始めると、音楽について詳しくなかった頃よりも自分自身の「音楽を聴く耳」が肥えてくるということがあります。

自分自身が練習を重ねることによって「この曲において技術的に難しい部分はどこか」を、身を持って体感することになります。また、色々な音楽を聴くことによっても、どんどん耳が肥えてきます。

例えば、あなたが以前は歌が物凄く上手いと思っていたシンガーであっても、あなたが本格的に歌を始めるにつれて、「この人、低音が苦手だな」「ファルセットの音程がずれているな」などの粗に気づくようになるものです。

入社したばかりの時は仕事が出来ると思っていた先輩であっても、自分が仕事に慣れてくるにつれて、その先輩が完璧ではないことがだんだんと見えてくることがあります。音楽もこれと同じです。

そして、耳が肥えてくればくるほど、他人の演奏だけではなく自分の演奏の粗にも気づくようになります。

あなたは毎日練習をすることによって、一歩一歩確実に上達しているにも関わらず、それと同時に耳も良くなってくるので、自分の演奏における悪いところばかりが耳に入るようになってしまうのです。

この結果、実際には確実に前進しているのに、自分の演奏に対する自信を失ってしまいます。

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自分の演奏を過小評価してしまう理由2:
知らず知らずに他人と自分を比較してしまう

自分の演奏を過小評価してしまうもうひとつの理由として、無意識のうちに他のアーティストと自分を比較してしまいがちであるということがあります。

例えばあなたがベーシストだとします。あなたの周りの人、例えば会社の部署やクラスの中にベースを弾く人はほとんどいないと思います。そもそも、楽器を弾く人の方が少ないと思います。

しかし、一度本格的に音楽を始めると、同じ楽器をやっている人や、演奏活動をしている友人が増えます。また、ライブハウスなどに出演すれば、自分より上手いミュージシャンと共演する機会も増えます。

このように、音楽活動を始めると、自分以外にも音楽をやっている人と触れる機会が増えます。中には、自分よりキャリアが長く圧倒的に上手い人もたくさんいます。

音楽活動によって、音楽をやっている人との交流が増えた結果、知らず知らずのうちに自分より技術が高い人と自分を比較してしまうのです。

あなたの演奏も素人から見ればすばらしいものなのに、アーティストは周囲にいるアーティストと自分を無意識に比較してしまうため、彼らから比べれば自分は下手だと思い込んでしまいます。

しかし、あなたが音楽を聴かせる相手のほとんどは、ベテランミュージシャンではなく、素人です。本来であれば、素人から見てかっこいい演奏ができれば十分なはずです。

本格的に音楽活動をすればするほど、自分自身の耳が肥えてくることや、周囲に音楽をやっている人が増えることによって、自分の演奏技術を必要以上に過小評価してしまいがちであることを自覚してください。

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