音楽活動のヒント>バンド・アーティストマーケティング>あなたにリピーターがつかない本当の理由
集客増におけるリピーターの重要性
あなたのライブチケットやグッズなどを購入してくれるお客様のうち、以前にも買ってくれたことがあるお客様のことをリピーターといいます。
例えば、あなたがとても気に入っているラーメン屋があり、すでに2度・3度と足を運んでいるとしたら、あなたはそのラーメン屋のリピーターであるということになります。
アーティストに限らず、あらゆるビジネスにおいて、お客様にリピーターになってもらうということはとても重要です。
必死に努力して新規ファンを10人増やしたとしても、その間にリピーターが10人離れて行ってしまえば、その努力は水の泡になってしまいます。
これでは、栓を閉めないままお風呂にお湯を溜めようとしているのと同じになるため、「新しいお客さんを掴んでいるはずなのに、お客さんの総数はいつまでも増えていかない」という事態が起こります。
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リピーターがつかない1番の原因
それでは、リピーターをつけるためにはどうすれば良いのでしょうか。
多くの人は「お客さんに満足してもらえればリピーターになってくれるはず」と考えます。もちろんこれは正しいです。
しかし、実際にビジネスを進めていくと、「お客様に満足してもらう」というだけでリピーターを獲得するのは難しいことに気づきます。
例えば1回目のライブを「すごく良かった」とお世辞抜きに絶賛してくれたお客様が、2回目や3回目のライブには来てくれない。
1枚目にリリースしたCDに感動して、長文の感想メールまでくれたお客様が、2枚目のCDを買ってくれない。
満足してもらったはずなのに、なぜリピーターになってくれないのか、とアーティストは悩みます。そして多くの場合、まだまだ実力が足りないのだと思い込んでしまいます。
しかし、リピートしてもらえない1番の原因は満足度が低いからではなく、「お客様に忘れられてしまっている」ことにあります。
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お客様を満足させても忘れられてしまう理由
例えばお客様があなたのライブを見てすごく気に入ってくれたとしても、そのお客様は24時間あなたのことばかり考えているわけではありません。
ライブが終わった時点では「また見に行こう」と思ってくれているかもしれません。しかし、次の日から急に仕事が忙しくなるかもしれません。
休日には友達と遊びに行く約束があるかもしれません。趣味に没頭するかもしれません。
このように私たちは、さまざまな予定をこなしながら毎日を過ごしています。「面白いこと」も「嫌なこと」も次々に起こります。いろいろな体験をすれば、それだけいろいろなことが頭の中を占有します。
そのため、あなたがどれだけお客様を満足してもらえたとしても、24時間あなたのことばかり考えてもらうということは不可能です。お客様の生活が少し忙しくなったりするだけで、あなたの存在は簡単に忘れ去られてしまいます。
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リピーター獲得は忘れられることとの戦いである
あなたも、思い起こしてみれば「気に入ったけど一度しか足を運んでいない」というお店があると思います。「とても気に入ったからまた行こうと思っていたけど、そういえば忘れていた」ということがあると思います。
このように、お客様に与えた満足度がどんなに高くても、存在を忘れられてしまってはリピートしてもらえません。お客様に存在を忘れられないよう、定期的にアプローチできる仕掛けを作る必要があります。
私はアーティストの集客相談に直接乗ることも多くあります。お客様に与える満足度は高くても、「忘れられないようにしなければいけない」という視点が欠けているために、リピーターを獲得できないでいるアーティストをよく見ます。これは非常にもったいないことです。
リピーターを増やすためには、メルマガなどを通じてお客様に定期的なアプローチを行い、常に存在を記憶に留めてもらえる仕組みを作る必要があります。
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