悪徳・詐欺的な音楽事務所の実態と手口:事務所の選び方

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

歌手、シンガーソングライター、バンドなど、プロになりたい人の多くが、

「音楽事務所に所属したい」

と言います。

 

これは、音楽活動をしていた頃の自分も同じでした。

「音楽事務所に入ればプロへの道が開ける」と、何となく想像していたのです。

 

しかし、ミュージシャンとしてだけではなく、

ライブ制作者やプロデューサーなども経験し、10年以上音楽業界に身を置いて見えてきた事実があります。

 

それは、

「音楽事務所を名乗る組織の9割以上が悪徳業者」

という実態です。

 

特に、あまり知識が無い初心者が狙われやすいです。

そこで、今回の記事では、詐欺まがいの行為を行う悪徳な音楽事務所の実態と手口を明らかにします。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

お金を取ること自体は詐欺ではない

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音楽事務所とのトラブルでは、お金に関する被害に合うミュージシャンが最も多いです。

ただ、「ミュージシャンからお金を取る」という事実だけで、その音楽事務所を悪徳業者や詐欺と決めつけるのは早すぎます。

 

考えてみれば、ボイストレーナーや音楽教室も、ミュージシャンからお金を取ります。

また、有名人を長年にわたって輩出している大手の芸能プロダクションでも、レッスン料を取るところは多いです。

 

そして、金額が大きいから詐欺、とも言えません。

例えば、100万円のレッスン料を要求されたとします。

しかし、このレッスンを受けたことでプロになり、200万円の収入を得られるのであれば、あなたは被害を受けるどころか得をしているということになります。

 

ただ、これらの悪徳な音楽事務所の問題は、巨額のお金を無意味なことに使わせようとすることにあります。

・レッスン料

・所属料

・登録料

・衣装代

・チケットノルマ

・CD製作費

「プロになるためには必要」と言い、さまざまな名目で金銭を要求してきます。

 

しかし、

「音楽事務所にこれまで数百万円を支払ったが、プロになれずに5年・10年が経過してしまった」

という人はとても多いのです。

 

せっかく私の記事にたどり着いてくれたあなたには、絶対にこのような目に合ってほしくないと思います。

これを防ぐためにも、彼らの実態と手口を理解する必要があります。

ミュージシャンが成功するかどうかはどうでもいい

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音楽事務所、ボイストレーナーや音楽教室など、

「あなたをプロへと育成します」

と言う指導者は多いです。

 

このうち、正常な思考ができる指導者であれば

「ミュージシャンがプロになれること」

を最優先の目標にします。

 

なぜなら、それが最もミュージシャンを幸せにするだけではなく、

指導者としての実績を作れるため、より多くの生徒が舞い込むようになるからです。

 

正常な思考ができる指導者であれば、次のように考えます。

 

ミュージシャンから、指導に必要なお金を頂く

そのミュージシャンを、全力でプロへと育成しようとする

ミュージシャンが目標を達成する

実績や良い口コミが広がり、ミュージシャンからの応募が殺到する

より多くのミュージシャンの目標達成を支援しながら、自らの収入も増える

 

しかし、このような当たり前の思考ができる人は、音楽業界にはほとんどいません。

むしろ、9割を超える悪徳業者や詐欺的な音楽事務所は、次のように考えます。

 

ミュージシャンから、指導に必要なお金を頂く

収入を得た時点で満足し、育成にはまったく力を入れない(楽して金儲け)

ミュージシャンは、高いお金を支払って努力したにも関わらずプロになれない

詐欺や悪徳事務所としての悪評が広がる(最悪逮捕される)

所属したがるミュージシャンはいなくなり、収入が途絶える

 

悪徳音楽事務所は、

「ミュージシャンから金が取れればそれでいい」

という、極めて短期的な思考で動きます。

もちろん、一時的には楽して儲かります。

 

しかし、悪評が広まることにより、長期的には収入がストップしてしまいます。

結果的には、自分の首を絞めることになるのです。

 

この程度のことは、中学生でも理解できるはずです。

しかし、音楽事務所を名乗る組織の9割以上が、このような思考で動いています。

「いったい、どこに脳みそがあるのか?」

と聞いてみたいです。

 

「登録料金・所属料金・レッスン料金無料」に注意

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悪徳な音楽事務所の多くが、

「登録料金・所属料金・レッスン料金は無料」

と言って、所属者を募ります。

 

そして、プロを目指すミュージシャンは、

「無料なら安心だ」と言ってオーディションなどを受けようとします。

しかし、「無料」は「エサ」に過ぎません。

 

所属が正式に決まる前の段階で、

「一度、事務所に来てください」

と言われます。

そして、スタッフと1対1または1対複数での対面という状況になります。

断りにくい状況を作られたうえで、いきなり所属料やレッスン料を要求されることになります。

 

あるいは、所属料やレッスン料は無料であるものの、

「衣装代」

「登録料」

「事務所ライブのノルマ」

など、別の名目でお金がかかる、という話を持ち出してきます。

そして、それに同意する旨の契約書にサインを要求してきます。

 

あなたが、

「話が違います」

と、迷ったり、席を立ったりしようとすると、

 

「このチャンスを逃したら、君は絶対に夢を掴めない」

「すぐに決断できない人が、プロになれるはずがない」

「有名な●●やXXだって、バイトをしながらレッスンを受けてプロになった」

などと、まくし立ててきます。

 

このように、音楽で夢を掴みたいというあなたの心理を、徹底的に煽ってきます。

あるいは、サインしない限り帰さないといった、脅迫的な態度を取ってくる場合も多いです。

 

ミュージシャンから料金を取る場合、良質な音楽事務所であれば、料金が発生することを募集時点から堂々と言います。

顔を合わせた際に、いきなり料金を提示してくる事務所は、悪徳業者と考えて間違いありません。

オーディションは全員合格

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悪徳な音楽事務所の目的は、ミュージシャンをプロにすることではありません。

従順にお金さえ払ってくれれば、ミュージシャンの将来などどうでも良いのです。

したがって、所属するミュージシャンを厳選する必要はありません。

むしろ、所属者が増えれば増えるほど、収入が増えていきます。

 

しかし、このような悪徳事務所も、オーディションを開催します。

つまり、表向きは「誰でも所属できるわけではない」という演出をするのです。

ところが、実際には受けた人全員が合格します。

あるいは、知識がなく従順で、音楽事務所にお金を払ってくれそうなミュージシャンだけを選びます。

 

音楽事務所への所属が決まると、合格者同士で顔を合わせたり、演奏を聴いたりする機会がやってきます。

「自分は厳しい競争に勝って、ここに所属したんだ」

と思っていた人も、そのような機会が来てはじめて、

「えっ、この人が合格?」

という人ばかりであることに気づきます。

「不安」を過度に煽り、金銭を要求する手口とは

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本気でプロを目指すミュージシャン・バンドマンの多くは、

「自分は今の実力で、プロになれるのだろうか・・・」

という不安を、どこかに必ず持っているものです。

 

悪徳事務所はこの心理を理解したうえで、あなたの不安を徹底的に煽ります。

そして、その不安を解消する手段として、お金を使わせようとします。

 

次に挙げる例は、実際に私の知り合いが被害にあったケースです。

まず、「プロデューサー」や「ディレクター」を名乗る複数人の前で歌わせます。

そして、「今のままではプロになれない」という内容の、ミュージシャンが自信を無くすような言葉を浴びせます。

その後、「それを解決するにはお金を払って●●するしかない」という方向に持っていきます。

 

例えば、

「君のライブパフォーマンスは、レベルが低すぎるね。」

「マイクの通りが悪い声だね。カラオケでしか通用しないよ。」

「今月から1年間、事務所ライブに出演しなさい。

今のレベルでは、到底プロになるなんて無理だ。」

こうして、毎月5万円のノルマを課せられ、音響設備すら存在しないライブハウスで歌わされることになったそうです。

 

これと同様の手口で、

「君はルックスが悪い」

→高額なエステや化粧品を購入させられる

「歌唱力がない」

→高額なボイストレーニングを受けさせられる

「ダンスが下手」

→高額なダンスレッスンを受けさせられる

というやり方が、彼らの常とう手段です。

 

もちろん、これらにお金を払うことで、プロになれるのであれば良いです。

しかし、悪徳事務所は相場の数倍もの価格で、効果がないレッスンや物を売りつけてきます。

そして、自分が騙されたことに気づいたころには、あなたの貴重な時間とお金は根こそぎ奪われてしまっています。

音楽事務所は誰でも作れて、誰でも名乗れる

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なぜ、多くのミュージシャンがこのような被害にあってしまうのでしょうか。

その理由は、多くのミュージシャンが「音楽事務所に入りたい」と強く願っていることにあります。

また、音楽事務所の人を「すごい人」だと思っているため、言うことを聞けばプロになれると思ってしまうことにあります。

 

高校生のころ、音楽活動を始めたばかりの私もそうでした。

あるライブハウスで共演した人が、

「自分は音楽事務所に入っている」

と言ってるのを聞き、強い憧れを感じたことを覚えています。

 

しかし、10年以上音楽業界に身を置いて知ったことは、

「音楽事務所は誰でも作れて、誰でも名乗れる」ということです。

そこには資格も、実績も、試験も必要ありません。

 

音楽事務所を名乗る人には、今まで紹介してきた悪徳業者はもちろん、

「女性アイドルに近づく口実として、アイドル事務所を名乗っているそのへんのおじさん」

なども多いです。

 

そして、

「それっぽい名刺」

「それっぽい事務所」

「それっぽいホームページ」

を作り、ミュージシャン・バンドマンに巧みに近づいていくのです。

 

例えば、医師免許の無い人が医者を名乗れば、法律で罰せられます。

しかし、何の知識や経験もない人も、音楽事務所を作ることができます。

 

ただ、音楽活動の初心者にはこのような知識が無いため、

「音楽事務所に入ることがプロへの道」

「この人についていけばプロになれる」

と思い込んでしまいます。

そして、貴重な時間とお金を、悪徳業者に根こそぎ奪われることになります。

良質な音楽事務所の選び方は?

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ここまで述べたように、悪徳な音楽事務所の手口は非常に巧妙です。

そこで、多くのミュージシャン・バンドマンから、

「どうすれば良質な音楽事務所を見分けられるのか、その選び方を教えてください」

とよく言われます。

 

しかし、9割以上が悪徳業者であり、その手口は非常に巧妙です。

このため、

「そもそも、良質な音楽事務所などほとんど存在しない」

「音楽事務所には近づかないことが最も安全」

と言わざるを得ません。

 

もしあなたが、例外的に、

「この人は信用できそう」

と思ったら、思い出してほしいことがあります。

 

それは、

「相手を信用させる能力が突出している人ほど、優秀な詐欺師である」

ということです。

 

いかにも詐欺師という雰囲気の人は、絶対に詐欺師にはなれません。

相手を信用させる能力が突出しているからこそ、詐欺師として活躍できるのです。

 

したがって、音楽事務所への所属は考えないことが最も安全であると言えます。

それでは、音楽事務所の力を借りずに、プロになるにはどうすれば良いのでしょうか。

音楽事務所の力を借りずプロになるには

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音楽事務所の力を借りなくても、プロになる方法は存在します。

それは、あなた自身が宣伝・集客・販売の知識を身につけることです。

 

つまり、

「音楽事務所に所属して、自分を売り出してもらおう」

とするのではなく、

あなた自身が必要な知識と行動を学ぶことで、

「自分を自分で売り出していく」

ということです。

 

この考え方は、「セルフプロデュース」とも呼ばれます。

インターネットが普及したことで、音楽事務所に所属しない個人でも

・ほとんどお金をかけずに、日本全国や世界中に大量のファンを獲得していくこと

・ライブチケットや楽曲などを制作し、日本中に販売すること

・メジャーデビューや大手事務所に所属するよりも、より大きな収入を安定して得ること

が可能になりました。

 

そして、その具体的な手法を解説するために、私はこのサイトを作りました。

200を超える記事の中で、さらなる詳しい知識やテクニックを無料で公開しています。

また、無料メルマガでは、個人でプロになるためのステップを18本の動画で解説しています。

これらを活用し、音楽事務所の力を借りず、音楽を仕事にする未来を勝ち取ってください。

 

私の記事を読んでくださった、あなたの成功を心から祈っています。

GOOD LUCK!

tccfmswt

武藤

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