初心者にもよく分かる、ライブ活動の始め方:ライブハウス出演方法、出演決定までの流れ

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

 

ライブ活動をしてみたいものの、何から初めていいか分からないという人は多いです。

僕自身、高校2年生のときに「ライブハウスに出演したい!」と考えました。

しかし、周りにライブ活動をしている知り合いがいなかったため、どうすれば出演できるのかが全くわかりませんでした。

今でもきっと、同じように困っている人は多いと思います。

そこで、ライブ活動をどのように始めたらいいのか、

ライブハウスへの出演決定までの流れを、初心者にも分かりやすく解説しました。

ライブ活動は誰でも始められる

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ライブ活動を始めようとするとき、誰もが思うことは、

「果たして自分は、人前で演奏することができるのか?」

ということです。

しかし、全く心配いりません。

あまり良い言い方ではないですが、「お金さえ払えば誰でもライブハウスに出演できる」という時代です。

僕が高校生のころ、ライブハウスには厳しい審査を通った、一定のレベル以上の人しか出演できないのだと思っていました。

しかし実際には、そのような敷居の高いライブハウスはほんの一部です。

多くのライブハウスは、初心者でも出演することができます。

 

私自身、はじめてライブハウスに出演したのは、高校2年生の時でした。

当時は、お世辞にも歌や楽器が上手かったとは言えないと思います。

それでも、良いライブハウスと巡り合うことができ、親身に対応してもらいました。

 

誰でも最初は、自分の演奏に自信を持てないものです。

ただ、そんな状態でステージに上がっても、意外とお客様に好評だったりします。

自信がないからといってライブ活動を始めるのを先延ばしにしていると、いつまでも始めることができません。

ぜひ、早めに自分の中で「●月にライブ活動をスタートする」と、目標を決めてしまいましょう。

ライブの持ち時間は?何曲演奏できればライブハウスに出演できるのか?

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当たり前ですが、ライブハウスに出演できる最低限のレベルとして

「曲を演奏できること」

が必要です。

 

それでは、ライブハウスに出演するためには、最低で何曲演奏できる必要があるのでしょうか。

多くの場合、5曲演奏できれば十分です。

 

ライブハウスでは、1日に3~6組程度のバンドやアーティストが、順番に出演します

そして、1組の持ち時間(=演奏時間)は短く、20~40分程度です。

この時間には、楽曲の演奏はもちろん、MC(=トーク)も含まれます。

あなたが出演したいライブの持ち時間が分かれば、必要な曲数を逆算できます。

 

平均的な長さの曲を演奏する場合、「1曲5分」と見積もると良いです。

したがって、演奏時間と曲数の関係は、

出演時間20分…約4曲

出演時間30分…約6曲

と考えておけば間違いありません。

 

そのため、これを目安に

「20分のライブに出演するには、4曲が必要」

「30分のライブに出演するには、6曲が必要」

というふうに考えてください。

カバー(コピー)でもライブハウスに出演できるのか?

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ライブ活動をしているのは、自作の曲を演奏する人だけではありません。

カバー(コピー)曲の演奏であっても、ほとんどのライブハウスに出演できます。

このため、必ずしも自分で曲を作る必要はありません。

 

ほとんどのライブハウスは、出演者の代わりに毎月著作権使用料を支払っています。

そうでないライブハウスの場合、あらかじめ「カバー曲の演奏はNG」と、あなたに伝えてきます。

このため、あなたは合法的にカバー曲を演奏できます。

したがって、カバー曲を演奏するにあたって、楽曲の権利者と直接交渉したりする必要はありません。

楽器の演奏ができなくても、ライブはできる

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ライブハウスでは、楽器を演奏しない人たちもたくさん活躍しています。

例えば、私が主催してきたなかでも、カラオケを流しながら歌うシンガーさんのライブや、ダンサーさんのライブ、アカペラのライブがあります。

このため、もしあなたが楽器を演奏しないとしても、「歌のみ」でライブに出演することは可能です。

(逆に、歌を歌わない「楽器のみ」という形式でも出演可能です)

 

ただし、「カラオケ」を流してそれに合わせて歌いたい場合は、あなた自身で用意する必要があります。

カラオケ音源をCDなどに焼いて持ち込めば、音響のスタッフさんが再生してくれます。

演奏する曲がオリジナルであれば、制作したものをそのままCDに焼いて持っていけば良いでしょう。

 

もし、演奏する曲がカバーであれば、次のようにしてカラオケを用意できます。

 

1:シングルCDに収録されている「Instrumental」を使う

シングルCDには、アーティストの歌が入っていないカラオケが収録されています。

ライブ当日も、これを流してもらえればOKです。

 

2:カラオケボックスの「CDプレス」を活用する

大手のカラオケボックスには、「CDプレス」というサービスがあります。

本来、自分の歌を録音するためのサービスなのですが、あえて歌を入れないことで、カラオケだけをCDに焼いて持ち帰ることができます。

カラオケボックスの店舗によってシステムが異なりますので、事前に電話して聞いてみてください。

ライブに出演するには、「主催者」に頼む必要がある

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ライブに出演する場合、「ライブを主催している人に頼んで出演させてもらう」という方法が一般的になります。

世の中には、たくさんの人がライブを主催しています。

あなたも、この主催者に「出演させてください」と頼むことで、ライブに出演することができます。

 

ただし、ライブの主催者というのは、必ずしも「ライブハウス」のことではありません。

ライブハウスで開催されているライブには、ライブハウス自体が主催しているものと、外部の主催者が主催しているものの2種類があります。

 

まず、ライブハウスが主催しているライブを、ブッキングライブといいます。

これに出演する場合は、主催者であるライブハウスに連絡する必要があります。

 

次に、ライブハウスに所属していない、外部の主催者が主催しているライブがあります。

この外部の主催者のことを、「イベント(event)を企画する人」という意味で、イベンター(eventer)と呼びます。

これに出演する場合は、ライブハウスではなく、イベンターに連絡する必要があります。

私も、ライブを主催する仕事をしていますが、ライブハウスに所属しているわけではありません。

したがって、私もイベンターの一人ということになります。

 

いずれにせよ、あなたは主催者であるライブハウスかイベンターを探し、出演を申し込む必要があります。

ライブハウスやイベンターの探し方

1:音楽活動をしている友達に紹介してもらう

あなたには、ライブ活動をしている知り合いがいるでしょうか。

もしいるなら、ぜひ相談してみましょう。

信頼できる人が紹介してくれるため、最も良いライブハウスやイベントと出会える確率が高いです。

きっと、あなたが住んでいる地域の中で、出演したことがあるライブハウスやイベントの中で、初心者に対してオススメなものを紹介してくれるはずです。

もし、直接の知り合いにライブ活動をしている人がいなくても、そこで諦めてはいけません。

遠慮せず、「ライブ活動をしている知り合いを紹介してほしい」と頼んでみると良いでしょう。

2:インターネットで調べる

音楽活動をしている知り合いがいない場合は、インターネットを使って調べると良いでしょう。

「ライブハウス ●●(場所)」と調べると、ライブハウスのホームページが出てきます。

また、「弾き語り 出演 ●●(場所)」「コピーバンド 出演 ●●(場所)」「アニソン 出演 ●●(場所)」など、あなたのジャンルや音楽性をキーワードに入れて検索すると、それに特化したイベントを見つけられる場合があります。

主催者に出演希望を伝える

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ライブハウスやイベンターを見つけたら、出演希望を伝えましょう。

ここから、出演決定までの流れは、基本的に以下のようになります。

(1)あなたがジャンルやプロフィールを主催者に連絡する

(2)それに合う日程や条件(演奏時間・ノルマなど)をいくつか提案される

(3)都合が良い日程に出演を申し込み、正式に出演が決定

ちなみに、私の主催しているライブは、あらかじめ「募集日程」やジャンルが決まっており、そこに応募していただくという形を取っています。

ただ、これはかなり特殊な形式です。

 

主催者のホームページには、連絡先が記載されています。

そこで、メールを送って出演希望を伝えるようにしてください。

このとき、以下のことを伝えると良いでしょう。

(1)メンバーの編成を伝える

まず、メンバーの編成を記載します。

例えば、

・ボーカル

・ギター×2名

・ドラム

・ベース

のように伝えます。

もちろん、バンドやグループではなく一人であれば、そのように伝えます。

(2)出演希望の時期や曜日を伝える

日程を提案してもらうため、あなたが出演を希望する「曜日」や「時間帯」を記載してください。

例えば、「月・水・金の18時以降を希望します」などの形で書くと良いでしょう。

 

このとき、出来る限りなるべく多くの曜日や時間帯を伝えた方が良いです。

なぜなら、あなたの希望にマッチする日程が見つからず、なかなかライブ自体が決まらないということがあるからです。

 

また、出演できる日程については、早くても今日から2か月程度先になることが多いです。

なぜなら、人気のライブハウスであるほど、近い日程の出演枠は埋まってしまうものだからです。

したがって、「7月ごろ」にライブをしたい場合、4月・5月頃に連絡をする必要があります。

 

そして、「●月●日に出演したい」という、日付を指定した希望は通らないことが多いです。

日によってジャンルが違いますし、会場をイベンターに貸し出していることもあります。

そして、「土日」も非常に人気であるため、なかなか出演枠に空きが無い場合が多いです。

 

これらを頭に入れた上で、希望する時期や曜日を伝えるようにしてください。

すると、主催者からいくつかの候補日を提案されます。

音源持ち込み・審査の流れ

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ライブハウスやイベントによっては、音源審査があります。

つまり、出演が決定する前に、主催者に演奏を録音したものを聴いてもらうということです。

この場合、提出できる音源を用意する必要があります。

音源持ち込み・審査は「下手だと出演できない」というわけではない

ただし、この音源審査は、あなたの演奏レベルを判断するためのものではありません

あくまで、あなたの音楽性やジャンルを、演奏を聴くことによって事前に知るためのものです。

なぜそのようなことをするかというと、あなたとどのバンドやアーティストを共演させるかを考えるためです。

 

多くのライブ主催者は、ジャンルや音楽性が似た出演者同士を共演させようとします。

なぜなら、その方が共演者同士仲良くなりやすく、刺激を受けやすいからです。

そして、ある出演者を見に来たお客様が、他の出演者の演奏も楽しめる確率が高くなります。

 

ライブ主催者が音源審査を行うのには、このような理由があります。

「合格しないと出演できないのでは」と勘違いをする人は多いですが、恐れる必要はありません。

したがって、初心者であっても安心して音源を提出してください。

音源持ち込み・審査のための録音方法

審査用の音源を録音する際は、プロのエンジニアに依頼する必要はありません。

自分で録音すれば大丈夫です。

以前は、「ICレコーダー」と呼ばれる装置での録音が一般的でした。

最近では、スマートフォンの無料アプリでも録音ができるため、それでもOKです。

 

先ほども書いた通り、雰囲気さえ伝われば良いのです。

少しでも良い演奏を披露しようと、何度も撮影し直す必要はありません。

すべてのパートの音がきちんと聴こえていて、雑音や話し声が入っていなければOKです。

あまり考えすぎず、気軽に録音してください。

 

そして、録音した音源の渡し方については、次のような方法になります。

主催者側から指定があると思いますので、それに従ってください。

・CDに焼いてライブハウスに持っていく

・インターネット上の試聴サイトにアップロードし、URLを伝え、それを聴いてもらう

・音声ファイルをメールに添付して送る

提出する音源の曲数に関しては、主催者側から指定されている場合はこれに従ってください。

指定が無い場合は、最低でも2曲を提出すると良いでしょう。

主催者が提案した候補から、出演日を決定する

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音源審査が終わると、主催者から出演の候補日が提示されます。

「3月17日と、3月23日が空いていますが、どちらが良いですか?」

のような感じです。

 

また、それと同時に、持ち時間(=演奏時間)やチケットノルマが提示されます。

持ち時間は、自分で希望を出せる場合もあれば、主催者が決定する場合もあります。

この持ち時間は、演奏だけではなく、MC(トーク)も含めたものになります。

 

提案された日程のなかで、都合が良いものが無ければ、もちろん出演を断っても構いません。

あるいは、少し先でも良いので別の日程を提案してもらうと良いでしょう。

 

基本的に、ライブ出演はキャンセルしてはいけません

あなたがキャンセルすることにより、主催者や共演者に、多大な迷惑をかけてしまいます。

万が一キャンセルした場合は、キャンセル料が発生します。

したがって、出演を正式に申し込む際は、細心の注意を払ってください。

グループやバンドで活動している場合は、メンバーの予定も確認するようにしてください。

後になって、「やっぱり学校や仕事が…」ということがないよう、十分に気をつけてください。

 

最終的には、あなたが「この日に出演します」と主催者に伝えた段階で、出演決定となります。

契約書のようなものはなく、対面や電話での口約束や、メール1本で決定となるという形がほとんどです。

これで、あなたのライブ出演が決定しました。

後は、当日に向けて、出来る限りの準備を進めていきましょう。

 

これが、ライブに出演を決めるまでの一連の流れです。

私の記事を読んでくださった、あなたの成功を心から祈っています。

GOOD LUCK!

tccfmswt

武藤

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