ライブハウスのリハーサルの目的とは:中音と外音の調整

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

tccfmswt

Twitter:@ongakuhint

こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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ライブハウスに出演する際は、いきなりお客様の前で本番の演奏をするわけではありません。

本番の前に、「リハーサル」の時間が設けられています。

 

リハーサルは、ライブ当日のお客様が入場する前の時間を使って行われることが多いです。

そして、本番と同様に、ステージに上がって演奏をすることができます。

 

それではなぜ、このようなリハーサルを行うのでしょうか。

まだライブをしたことが無い人や初心者は、リハーサルを行う目的を誤解していたり、よく理解できていなかったりする場合が多いです。

そこで、リハーサルを行う目的を、以下の文章と動画で詳しく解説します。

リハーサルは練習ではなく、音を調整する時間

ライブハウスで行うリハーサルの目的を、演奏の練習であると誤解している人は多いです。

この誤解をしていると、「今までしてきた練習の仕上げをする」という意識でリハーサルに臨んでしまいます。

 

しかし、練習という作業は、リハーサルまでに100%終わらせておくべきものです。

したがって、もしあなたに「リハーサル=練習」という意識があったのなら、今すぐにこれを捨てる必要があります。

そして、練習については完璧に仕上げた状態でリハーサルを迎えるのが正しい行動です。

 

それでは、リハーサルの本来の目的は何なのでしょうか。

その答えは、「音を調整すること」になります。

演奏における各パートの音量やそのバランス、音色などを調整します。

 

そして、一口に「音」と言っても、ステージの中で鳴っている音と、客席で鳴っている音は異なります。

そこで、リハーサルでは、それぞれの音を正しく調整する作業を行います。

 

「中音」を整え、出演者を演奏しやすくなる

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ステージ上で出演者に聴こえる音のことを、中音(なかおと)と呼びます。

ステージの「中」で聴こえる「音」という意味から、「中音」という言葉が生まれました。

リハーサルの目的のひとつは、この中音を調整することにあります。

 

あなたが、歌や楽器を演奏するときをイメージしてみてください。

他のパートの音が聴こえなければ、演奏しにくいと感じるはずです。

あるいは、自分の演奏がよく聴こえない場合も、とても演奏しにくいと思います。

 

このようなことを避けるために、リハーサルで中音を調整します。

これにより、出演者にとってステージ上で音が聴こえやすい状況を作ります。

この作業を行うことにより、出演者は最高の演奏を披露しやすくなります。

 

「外音」を整え、お客様が演奏を聴きやすくなる

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客席でお客様に聴こえる音のことを、外音(そとおと)と呼びます。

ステージの「外」で鳴っている「音」であるため、このように呼ばれます。

外音を調整することもまた、リハーサルの重要な目的のひとつです。

 

あなたが、ライブハウスで演奏を聴いているとします。

このとき、ある楽器の音だけが極端に大きかったり小さかったりする場合、演奏を聴きにくいと感じるはずです。

あるいは、ある楽器の音がキンキンと耳障りだったら、不快に感じると思います。

逆に、各パートの音量や音色がきちんと調整されていてこそ、演奏を最高に楽しむことができます

 

このように、音量や音色は、演奏自体の技術と同じように重要なのです。

だからこそ、お客様が入場する前にこれを整えておく必要があります。

そこで、リハーサルを通じて外音を調整する作業を行います。

 

ここまで述べたように、ライブハウスでのリハーサルは練習時間ではありません。

リハーサルには、大きく分けて2つの目的があります。

ひとつは、ステージ上で鳴っている中音を整え、出演者が演奏しやすい環境を作ることです。

もうひとつは、客席で鳴っている外音を整え、お客様が聴きやすいサウンドを作ることです。

これらの目的を正しく理解したうえで、ライブハウスでのリハーサルに臨むようにしてください。

 

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