バンドが音楽を宣伝する効果的なプロモーションの方法とは?

Pocket

こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

tccfmswt

Twitter:@ongakuhint

自分のバンドを、どのように宣伝・プロモーションしていくべきか。

多くのバンドマンが、頭を悩ますところだと思います。

僕はライブ制作やプロデュースの仕事を通じて、多くのバンドと出会ってきました。そして、たくさんの宣伝方法を目にしてきました。

そのなかで、効果的な宣伝方法と、そうでないものが見えてきました。

この記事では、効果的な宣伝方法をお伝えしていきます。

「バンド」という書き方をしていますが、あらゆるミュージシャンの方が活用できる内容です。

ライブハウスへの出演

ライブハウスへの出演は、バンドの宣伝に有効な手段の1つです。

なぜ、ライブハウスへの出演が宣伝になるのか?

多くのライブハウスでは、1日に複数のバンドが出演します。そして、交互に約30分ずつ演奏します。

これを、「対バン形式のライブ」と呼びます。「対バン」という言葉の語源は、「バンド同士の決」です。

出演するバンドが、それぞれお客さんを呼びます。お客さんは、自分の目当てのバンドだけではなく、すべての出演者の演奏を聴くことができます。

つまり、バンドは共演者が呼んだお客さんにも、音楽を聴いてもらうことができるのです。

ライブハウスに出演する方法については、以下の記事を参考にしてください。

ライブ活動の始め方:ライブハウス出演方法と流れ

当たり前のようにライブハウスに出るのはやめたほうがいい

このように書くと、ライブハウスへの出演は強力な宣伝手段になるように思えます。

しかし、ライブハウスへの出演によるプロモーションには、大きな問題点があります。

それは、多くのアマチュアバンドが出演するライブには、ほとんどお客さんがいないということです。

つまり、出演するバンドに集客力がほとんどないのです。

僕も、かつてはバンドをやっていました。そして、何度もライブハウスで演奏したことがあります。

しかし、いざステージに上がったら自分たちが呼んだお客さんしかいなかった、ということが何度もあります。

これでは、新しいお客さんに音楽を聴いてもらうことはできません。

ライブハウスへの出演が宣伝になるのは、共演者にしっかりと集客力がある場合だけです。

共演者の集客は、共演者に責任があります。このため、あなたにはどうしようもありません。

バンドの宣伝を考えた場合、ガラガラのライブハウスに出演することは無意味です。

また、出演にはチケットノルマなどの形でお金がかかります。このため、お金をドブに捨てることにもなりかねないのです。

しかも、共演者の集客力はほとんどの場合、会場に行ってみるまで分かりません。

このため、かなり不確実性が大きい宣伝方法となります。

ライブハウスに出演すべきバンド、すべきでないバンド

ライブハウスへの出演が、宣伝面において有効なのは、

・確実に集客力があるバンドと共演できる

という場合のみです。

ほとんどのライブハウスは、毎日ガラガラです。したがって、この条件を満たすバンドは少ないでしょう。

それでも多くのバンドが、毎週のようにライブを繰り返しています。

これは、厳しい言い方をすると「何も戦略を考えずに活動しているから」です。

しかし、この記事をここまで読んでくれているあなたはそうではないと思います。

ここまでの内容を参考に、あなたのバンドが本当にライブをすべきなのか、ぜひ考え直してみてください。

路上ライブ

路上ライブとは、その名の通り路上で行うライブのことです。道端や駅、公園などで行われることが多いです。

これにより、通りかかる見知らぬ人に、演奏を聴いてもらうことができます。

さらに、そこでチケットやCDを販売したり、メルマガやSNSの読者を増やしたりできます。

ライブハウスに出演すると、基本的には費用がかかります。しかし、路上ライブであれば、これが無料となります。

路上ライブについては、以下の記事で詳しく解説しています。

路上ライブ・ストリートライブのやり方!許可やコツについて

フライヤー

ライブ活動と並んで、バンドの代表的な宣伝手段に「フライヤー」があリます。

ライブハウスやスタジオでは、さまざまなバンドのフライヤーが貼られているのを見ることができます。

また、ライブを見に来たお客さんに向けて、バンドが配布することが多いです。

貼るタイプのフライヤーはほぼ効果ゼロ

まず、貼るタイプのフライヤーについて考えます。

確かに、まだ出会ったことがない人に見てもらうことで、あなたのバンドを知ってもらうことができます。

しかし、そこからファンになってもらう、というのは非常に難しいです。

あなたは知らないバンドのフライヤーを見て、ライブに行こうと思うでしょうか?

おそらく、ほとんどないと思います。

事実、僕はバンド活動をしていた頃、100を超えるライブハウスやスタジオにフライヤーを貼ってもらいました。

しかし、そこからファン獲得に繋がることは全くありませんでした。

それでも、フライヤーを作りたがるバンドは多いです。また厳しいことを言うと、「何も戦略を考えていないから」です。

周りのバンドがやっているから自分もやるというのは、単なる思考停止です。

演奏を聴いてくれた人に渡すのは効果あり

一方で、すでにバンドの演奏を聴いて、興味を持ってくれた人に対して配布するのには一定の効果があります。

例えば、ライブを見てくれた人に対して、次回のライブ情報を掲載したフライヤーを渡します。

すると、興味を持ってくれた人が来てくれることはあります。。

さらにハイレベルなフライヤーの活用法については、以下の記事で詳しく解説しています。

バンドのライブフライヤーの作り方とデザインテンプレートを解説

ソーシャルメディア(SNS)

ここからは、インターネットを使った宣伝方法について考えていきます。

このとき、多くの人が連想するのがSNS(ソーシャルメディア)です。TwitterやFacebook、Instagramなどが代表的です。

「バンドの宣伝方法」について書かれたブログなどを読むと、「SNSを積極的に使いましょう」と推奨されていることが多いです。

しかし、僕はバンドの宣伝において、SNSを全く推奨しません

実際のところ、SNSはネットメディアの中で最も宣伝効果が薄いです。なぜなら、SNSは2つの大きな欠陥を抱えているからです。

利用者が少なく、間口が狭い

SNSを活用すると、「フォロー」や「友達」になってくれた人に対して、定期的に情報を届けることが可能になります。

しかし、これにはある条件があります。それは、相手がそのSNSを使っていて、なおかつ使う頻度が高いことです。

2017年に総務省が調査したデータによると、YouTubeの利用率が68.7%に対して、Facebookは32.3%、Twitterは27.5%、Instagramは20.5%です。

自分が使っているSNSは、まるで誰もが利用しているかのように思えます。しかし、1つ1つのSNS利用者は、そこまで多くないのです。

相手が使っていないSNSでいくら発信をしても、それが届くことはありません。

頻繁に更新し続けなければならない

SNSでは、古い投稿は新しい投稿によってどんどん下に追いやられていきます。

また、誰でも気軽に投稿ができるぶん、あなたの投稿が埋もれやすいです。

このため、注目を集めるために、頻繁に新しい投稿をする必要があります。しかも、量だけではなく質も求められます。

仕事や音楽活動に忙しいバンドマンは、この時点で挫折を経験します。

宣伝に時間を取られ、音楽活動を両立することができなくなってしまうのです。

このような理由から、僕はSNSの活用をオススメしません。反対に、「ブログ」と「YouTube」の利用を推奨しています。

ブログ

自分のブログを持っているバンドマンは多いです。しかし、多くの人が更新せず放置しています。

ただ、これは非常にもったいないことです。なぜなら、ブログはバンドが宣伝に使える最も強力なツールの1つだからです。

ブログがバンドを自動的に宣伝してくれる

ブログは、他のSNSと明確な違いがあります。それは、一度大量の投稿をすれば、勝手にアクセスが集まるようになるということです。

つまり、あなたのバンドを知る人が勝手に増え続ける状態を作ることができます。

その証拠に、あなたがいま読んでいるブログのアクセス推移をお見せします。

僕は、2014年から2015年頃に渡って200ほどの記事を書きました。その後は、ほとんど更新していません。

それでも、アクセス数は安定しており、少しずつ右肩上がりに増えていることが分かります。

なぜこのようなことが可能かというと、ブログの記事は「検索」を通じて見つけてもらうことができるからです。

SNSの場合、古い投稿はどんどん目立たなくなります。しかし、ブログの場合、古い記事でも検索に引っかかり続けます。

このため、記事の数に比例してアクセスも伸びます。

一度大量の記事を書けば、ブログが自動的にバンドを宣伝してくれる状態を作ることができます。

こうなると、あなたは音楽活動に専念できるようになります。

更新ペースが遅くても、過去の投稿が無駄にならない

ブログの場合、古い記事も安定的にアクセスを集め続けます。このため、投稿のペースはゆっくりでも問題ありません。

たとえ更新の間隔が空いても、過去の頑張りが無駄になることはありません。

仕事や音楽活動が忙しいバンドマンにとって、ブログは大きな味方です。

ネットメディアの中で、最も間口が広い

また、検索はネットユーザーのほぼ全員が日常的に使う機能です。

実際のところ、検索機能の利用者は、YouTubeやSNSの利用者よりも圧倒的に多いというデータが存在します。

このように、とても間口が広いことも特徴です。

「検索される情報」を書かなければ、ブログは読まれない

ただし、単に大量の記事を書くだけでは、安定したアクセスを実現することはできません。

多くのバンドは、ブログに自分たちの活動情報だけを書いています。しかし、これらが検索されることはありません。

なぜなら、人々は自分の知らないバンドを検索することができないからです。

そうではなく、「世の中から求められている情報」を書かなければいけません。

そして、それを通じて、あなたのバンドに興味を持ってもらう必要があります。

以下の記事では、バンドがブログを活用するために必要な、さらに具体的な戦略を紹介しています。

無名のバンドがブログで有名になり、ファンを増やす具体的方法

YouTube

YouTubeもブログと同様に、動画が自動的にバンドを宣伝をしてくれる状態を作ることができます。

なぜなら、こちらも検索を通じて日々新しい人に動画を見つけてもらうことができるからです。

また、古い投稿が目立ちにくくなることもありません。このため、投稿の間隔が空いてしまっても、過去の投稿は無駄になりません。

これらの点から、ブログと並んでオススメできる宣伝方法です。

オリジナル曲を投稿するだけでは再生数は伸びない

ただし、YouTubeを活用する場合には注意点があります。

それは、あなたのオリジナル曲を演奏した動画だけを投稿しても、全く再生回数が伸びないということです。

これは、あなたのオリジナル曲に魅力がないからではありません。

あなたというアーティストや楽曲名は知られていないため、検索されることがないからです。

そこで、戦略を変えます。具体的には、オリジナル曲の演奏動画に加え、「YouTube上で検索されている動画」を投稿するようにします。

カバー動画を提供し、そこからオリジナル曲を聴いてもらう

それでは、YouTube上で検索されている動画とは、どのような動画でしょうか。

例えば、有名な楽曲をカバーした演奏の動画です。カバー演奏を公開し、再生数を伸ばしているバンドマンはたくさんいます。

あるいは、歌や楽器の上達法を解説した動画も人気です。

このように、あなたの存在すら知らない人からも見てもらえるような動画を投稿します。

それを良いと思ってもらえれば、投稿者であるあなたに対しても興味を持ってもらえます。

「このカバーをやっている人は、どんな人なんだろう?」

「分かりやすくギターの弾き方を教えてくれるこの人は、何者なんだろう?」

という感じです。

こうなれば、投稿しているオリジナルの曲も聴いてもらえるようになります。

単にオリジナル曲だけを投稿しても、見つけてもらうことすらできません。

しかし、このような工夫を加えることで、たくさんの人に聴いてもらうことができます。

生放送・ライブ配信サービス

あなたがスマートフォンやPCで撮影している映像を、リアルタイムに生中継できるサービスです。

また、視聴者とコミュニケーションを取ることもできます。

例えば、放送中に視聴者からコメントをもらい、それに答えることもできます。

これにより、録画よりも見る人との距離が縮まりやすいです。

サービスとしては、ニコニコ生放送、ツイキャス、Showroomなどが存在します。

また、YouTube、Facebook、LINEなどにも、次々にライブ配信機能が追加されてきています。。

新規ファンを増やすには向かない

生放送には、大きな弱点があります。それは、「時間が合わないと見てもらえない」ということです。

実際のところ、これらのメディアには録画機能もあります。しかし、あくまで生で見るのが主流の文化が存在しています。

したがって、ゼロから人気の会員になるには、高い頻度で生放送をしなければなりません。

これは、忙しいバンドマンにとって難しいです。SNSとの同様、宣伝と音楽活動の両立が難しくなってしまうのです。

既存のファンとの関係性を深めるのに使う

生放送は、すでにいるファンとの関係性を深めることに使ったほうが良いです。

ファンであれば、多くの人があなたの放送を見るために時間を空けてくれます。

既存のファン向けであれば、そこまで頻繁に放送する必要もありません。週に1回でも生放送をすれば、かなり喜ばれます。

ここから、チケットなどの販売に繋げることも可能です。

メールマガジン・LINE@

メールマガジン(=メルマガ)は、登録者全員のメールアドレスにメールを同時配信できるシステムです。

LINE@(=ラインアット)は、メルマガをLINEに置き換えたものと考えてください。

商品を売ることに強い

この2つは、最も商品を売ることに適したメディアです。

例えば、僕が指導させていただいたミュージシャンで、ライブ集客にこれらを活用している人がいます。

このとき、ブログやSNSと比較して、メルマガからの申し込みが圧倒的に多いです。

ブログやYouTubeは、相手の側から見に来てもらわなければ情報が届きません。

SNSの投稿は、他の人から埋もれやすいです。

しかし、この2つのメディアだけは、バンドの側から好きなタイミングで情報を届けることができます。

読者に喜ばれる内容を定期的に届けていくことで、読者をファンにしていくことができます。

知名度を広げるのには向いていない

これらのメディアの短所は、読者になってもらわないと発信を見てもらえないということです。

ブログやYouTubeの場合、誰でも見ることができます。検索に引っかかったり、拡散されたりすることで、知名度が上がっていきます。

SNSの場合も、面白い投稿をすることで発信が拡散されていきます。そして、新たな人と出会うことができます。

しかし、メルマガやLINE@は閉じたメディアです。このため、勝手に読者が増えていくことがありません。

したがって、読者を増やすためには、別の宣伝方法を使ってメルマガやLINE@を紹介する必要があります。

例えば、ライブに出演して、そこで読者を募っても良いです。あるいは、ブログやYouTubeなどに人気を集め、そこで登録をお願いすることも有効です。

バンドが使える宣伝・プロモーションの方法:まとめ

ここまで、バンドが使える宣伝・プロモーションの方法をお話ししてきました。

まとめると、次のようになります。

・ライブハウスへの出演は、共演者に集客力がなければ無意味

・フライヤーは、それ単体でファンを獲得するのが難しい

・SNSの宣伝効果は、数あるネットメディアの中で最も低い

・ブログとYouTubeだけが、バンドを自動的に宣伝してくれる

・メルマガやLINE@は、商品を売るのに最も適している

ぜひとも、プロモーション戦略の参考にしていただければ嬉しいです。

また、バンドのプロモーション戦略の全貌をさらに詳しく解説した、全15話・5時間49分の動画レッスンを無料プレゼント中です。

以下のバナーをクリックして、ぜひ受け取ってみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

全15話の動画レッスンをプレゼント

Pocket

関連ページ

全15話の動画レッスンをプレゼント