集客を増やせないミュージシャンが陥る考え方の罠とは

Pocket

こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

tccfmswt

Twitter:@ongakuhint

私は職業上、あらゆるミュージシャンの集客相談に乗っています。このとき、「あなたが集客を伸ばせない原因は何だと思うか」という自分なりの考え方を聞くことにしています。

すると、ほとんどのミュージシャンが、「まだ演奏が下手だから」「お客さんの心に響く曲を作れていないから」と答えます。逆に、「どうすればファンが増えると思うか」と聞くと「もっと演奏が上手くなれば」「もっと良い曲を作れれば」と答えます。

このようなミュージシャンの考え方を一言で言うと「集客力と演奏技術は比例する」という考え方になります。

それでは、あなたはこの考え方に共感するでしょうか。果たして、演奏技術が高いミュージシャンであるほど、たくさんのファンを獲得することができるのでしょうか。

広告

演奏に対する評価と集客力は比例するか

私が開催しているライブイベントでは、お客様に出演するミュージシャンを採点してもらうシステムがあります。そして、私は毎回各出演者の得点を記録しています。また、それぞれの出演者が集客した人数も同時に記録しています。

このとき、それぞれのミュージシャンに集まる評価と、集客力の関係がどうなっているか分かるでしょうか。おそらく、多くの人が「高評価がつけられるミュージシャンほど集客が多いに違いない」と考えると思います。つまり、「上手い人ほどファンがついているはずだ」という考え方です。

しかし実際には、それぞれのミュージシャンの演奏に対するお客様の評価と、集客人数は全く比例しません。むしろ、いつも幅広く高い評価を集めているにも関わらず、ほとんど集客できていないミュージシャンは多いです。一方で、演奏に対する評価は低いものの、毎回まとまった人数を動員するミュージシャンも多いです。

このことから、「演奏に対する評価と集客力は比例しない」ということが理解できます。私はほぼすべてのイベントにおいて、各出演者の評価と集客数を記録しています。しかし、両者の間に比例関係はまったく見られません。

したがって、「演奏技術と集客力は別物である」ということが理解できます。つまり、集客を伸ばすために行う必要がある作業は、演奏技術を伸ばすための作業とはまったく別物であるということが言えます。

広告

「演奏技術」と「集客力」は別物であることを自覚する

音楽活動を行う中で思うように集客を増やせず、音楽講師や仲間に相談するミュージシャンは多いです。このとき、多くの人が受けるアドバイスとして「良い演奏をすれば集客は後からついてくる」というものがあります。

この結果、多くのミュージシャンがますます練習や作品作りに没頭することとなります。しかし、演奏技術と集客力は別物であるため、演奏を磨いたところで集客が伸びることはありません。このことに気づかないと、いくら努力しても集客が伸びないという悪循環に陥ります。

かつて私が音楽活動をしていた頃も、どれだけ技術を磨いてもお客様をほとんど呼べずに苦しんでいました。イベント制作の世界に入ってからも、出演したいという人を集められませんでした。

しかし、集客やビジネスを必死で勉強した後に、ようやく「商品の良さと集客力は別物である」ことを理解しました。そして、集客のための仕組みを構築した結果、やっと自分の力で食べていくことができるようになりました。

集客やビジネスについてあまり知識が無いミュージシャンほど、「演奏さえ良ければ集客は増える」と考えます。このため、練習や作品作りに没頭しますが、いつまで経っても集客を伸ばしていくことができません。

逆に、きちんと集客で成果を出せるミュージシャンであるほど、「演奏技術と集客力は別物である」という事実を理解しています。そして、技術を磨くのとは別に、集客のための仕組みを必死に考えて実行しています。

このように、演奏技術の高さと集客力は比例せず、全くの別物です。このため、あなたがファンを獲得していくためには、練習や作曲ばかりをしている場合ではありません。集客に関しては演奏技術とは全く別物と考えた上で、これを伸ばしていく方法を考える必要があります。

全15話の動画レッスンをプレゼント

Pocket

関連ページ

全15話の動画レッスンをプレゼント