ミュージシャンやバンドマンが演奏に自信を持てない理由

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

あなたは、自分自身の演奏に自信を持っているでしょうか。このように聞くと、ほとんどの人がNOと答えます。

もちろん、現状に満足せず向上心を持つことは大切です。しかし、自分の演奏に自信を持てなければ、ファンを獲得していくことは難しくなります。

例えば、自信なさげに商品を紹介してくる店員からは、誰も商品を買いたいと思わないはずです。このように、商品を売るためには、誰よりも売り手が自信を持つ必要があります。

そして、ほとんどのミュージシャンやバンドマンが自分の演奏に自信を持てないのには、大きく分けて2つの理由があります。それは、「音楽活動によって耳が肥えてくる」ことと、「レベルの高い演奏者と自分を比較してしまう」ことです。

音楽活動によって耳が肥えてくる

演奏活動を始めると、音楽について詳しくなかった頃よりも、音楽を聴く耳が肥えてきます。

まず自分自身が練習を重ねることによって、演奏における難しい部分を、身を持って体感することになります。また、色々な音楽を聴くことによって、音楽を味わう能力が豊かになります。そして、「本当にレベルの高い演奏とは何か」を、身をもって知るようになります。

例えば、あなたが「完璧な歌唱力を持っている」と思っていた歌手がいたとします。しかし、耳が肥えてくると、この歌手が完璧ではないことに気づきます。この結果、「低音が苦手だな」「ファルセットの音程がずれている」など、その歌手の未熟な部分に気づくようになります。

入社したばかりの時は仕事が出来ると思っていた先輩であっても、自分が会社に慣れてくると、その先輩が完璧ではないことに気づくことがあります。音楽も、これとまったく同じです。

そして、耳が肥えてくればくるほど、自分の演奏における未熟な部分にも気づきやすくなります。

あなたは毎日の練習によって、一歩一歩確実に上達しています。しかし、それと同時に耳も良くなってくるので、自分の演奏の粗い部分ばかりを気にするようになってしまうのです。

この結果、演奏技術は確実に伸びているにもかかわらず、自分の演奏に対する自信を失ってしまいます。

レベルの高い演奏者と自分を比較してしまう

自分の演奏を過小評価してしまうもうひとつの理由として、無意識のうちに他のミュージシャンやバンドマンと自分を比較してしまうことがあります。

あなたの学校や会社の中には、楽器を弾ける人の方が少ないはずです。このため、「楽器が弾ける」というだけで「すごい」と言われます。

しかし、本格的に音楽活動を始めると、演奏活動をしている知り合いが増えます。そして、自分よりキャリアが長く、圧倒的に高い技術を持つ人もたくさん現れます。

そして、あなたに向上心があるほど、自分よりレベルが高い演奏者と自分を無意識に比較するようになります。例えば、「あの人と比べて自分はここができない」などと考えるようになります。

このように、周囲のレベルが高い演奏者と自分を比較してしまうことによって、演奏に自信を持てなくなってしまいます。

自分の演奏に自信を持つための考え方

これらの理由から、真剣に音楽活動に取り組むほど、自分の演奏に自信を持てなくなってしまいます。「肥えた自分の耳」と「高い技術を持つ周囲との比較」という2つの要素によって、自分に対する評価がどんどん厳しくなっていくのです。

しかし、ここであなたは、あることを認識する必要があります。それは、「演奏を聴かせる相手のほとんどは素人である」ということです。したがって、素人を感動させる演奏さえできれば、あなたは十分に自信を持つべきのです。

素人を感動させるには、高度な速弾きができる必要もありません。あるいは、5オクターブの広い音域を持つ必要もありません。ただ「演奏ができる」というだけで、演奏ができない人からは尊敬されます。

このように、ミュージシャンやバンドマンは素人から見れば尊敬すべき相手です。1年も真剣に歌や楽器を練習すれば、素人を感動させられるレベルに十分到達できます。

音楽商品を売るためには、誰よりも自分の演奏に対して自信を持つ必要があります。「演奏ができる」というだけで多くの人を感動させられるということを自覚し、自信を持って日々の音楽活動に取り組んでください。

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