最適なピアノの練習時間を決めるための4つのポイント

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

ピアノを上達させるためには、どれくらいの練習時間が必要なのでしょうか。

僕も、最初の頃は「まだまだ練習時間が足りないのではないか」「あの人は◯時間練習していると言っていたし...」と、焦ることも多かったです。

しかし、そこから試行錯誤した結果、上達のための練習時間の考え方には4つのポイントがあることを理解しました。今回は、その4つのポイントを解説します。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

練習時間は長ければ長いほど良い。だけど...

まず、ピアノの練習時間は「長ければ長いほど良い」ということを理解しておく必要があります。弾けば弾くほど上手くなる、当たり前ですよね。

ただ、それにはある条件があります。それは、「正しい練習をしていること」「練習の密度が高いこと」です。ここから、それぞれ詳しく説明していきますね。

練習時間が長くても上手くならない落とし穴

スポーツでも、間違った体の使い方をしていれば、練習時間が長くても上達はしません。最悪、ケガをしてしまう可能性すらあります。

ピアノも、これと同じです。いくら練習時間が長くても、その内容が間違っていれば、全く上達はしません。もったいないですよね。

それでは、どうすれば正しい練習ができるのでしょうか。それは、自己流でピアノを弾かないことです。

出来れば、先生から直接教えてもらえると良いです。なぜなら、「本当に正しく弾けているのか」を客観的に見てもらえるからです。

しかし、それが難しいなら、教則本やインターネットの情報を見るだけでも、正しい練習に近づけることができます。

練習時間を目標にしてはいけない?

次に、練習の「密度」を上げることを意識してください。

「密度」とは、いったい何のことでしょうか。

練習の密度とは?

例えば、30分の練習時間を確保するとします。このとき、完全に練習に集中していても、テレビやスマホを見ながら片手間に練習しても、同じ30分なのです。

前者のように、集中して練習した方が上手くなるのは当たり前ですよね。これが、「密度が高い」という状態です。

時間は短いのに上達する目標設定方法

ただ、「密度を上げましょう」と言われても、どうすれば良いか分からないですよね。この答えはシンプルです。それは、「時間」を目標にするのをやめて、「回数」を目標にすることです。

ほとんどの人が、「1日30分」など、練習時間で目標を設定します。ところが、僕も含めて、人間は本当に怠け者です。

時間を与えられると、その中で限りなく楽をしようとします。早く30分が過ぎないかなと、ピアノの前でボーッとしたり、好きな曲やフレーズばかり弾いたり、携帯を触ったりします。

そこで、練習時間を目標にするのをやめます。そして、「このフレーズを何回弾く」というように、回数を目標に設定します。

そして、その練習回数を終えられたら、時間と関係なく練習をストップするようにします。

こうすることで、練習嫌いな人でも「回数さえ弾けば早くやめられるぞ!」と思えるようになります。そして、短時間に集中して練習できるようになります。

ほとんどの人は、練習時間ばかりを意識しています。この結果、ダラダラと密度の低い練習になりがちです。

だからこそ、練習回数を目標にすることで、短い時間でも上達しやすくなります。そして、他の人よりも短い練習時間で、もっと上手くなることができます。

毎日こなせる練習時間を設定する

練習時間よりも大切なこととして、「毎日こなせる練習時間を設定する」ことがあります。

例えば、1週間における練習時間を考えてみます。

このとき、1日1時間ずつ7日間弾くのと、1日だけ7時間弾くのでは、合計の練習時間は同じです。しかし、前者のように毎日弾いた方が、明らかに上達が早くなります。

毎日同じ練習時間を確保するコツ

「毎日同じくらい練習しましょう」と言われても、ほとんどの人は、学校・仕事・家事・育児などで忙しいです。このため、1日に使える練習時間は限られますよね。

そこで、まずは「1日30分」を目標にすると良いです。そして、「◯◯したあと」など、生活のリズムの中に練習を組み込むと、長続きしやすいです。

例えば、「夕飯を食べたあと」「お風呂に入ったあと」などと決めてください。慣れてくると、自然と身体がピアノへ向かうようになります。

なお、休日は時間が確保しやすいので、平日よりも長く練習するのは良いです。

嫌にならない練習時間を設定する

毎日練習することの敵は、「ピアノを嫌いになってしまうこと」です。特に、一気に練習時間を増やそうとすると、嫌気がさしてしまうことがあります。

僕も、何日か朝から晩まで練習したものの、次の日からはピアノの蓋を開けるのも嫌だと感じたことがありました。これだと、毎日弾くことができません。

このため、嫌いにならないような練習時間を設定しましょう。ただ、これは人によって違います。

最初は「もう終わったの?」というような、短い練習時間からスタートすることが有効です。これなら、「明日もこんなに練習するのか...」というストレスを感じません。そこから、少しずつ毎日の練習時間を伸ばしていくと良いです。

練習時間を周囲と比較しても意味がない

ピアノの練習時間を考えるときに大切なことは、周囲と比べないことが大切です。

例えば、周囲に「私は毎日◯時間練習しています」などと言う人がいるとします。すると、「私はこれしか練習できていない」という焦りにつながります。その気持ちは、僕もよく分かります。

しかし、その人が本当に集中して練習しているのか、テレビを見ながら片手間に弾いているのかは分かりません。

また、自分を才能あるように見せるために、実際より練習していないフリをする人もいます。逆に、大した練習していないのに、多くの時間を取っているようなことを言う人もいます。

実際にその人と共同生活でもしなければ、実質どれくらい練習しているのかは分からないのです。

そして、ピアノの練習に使える時間も、人によって異なります。ほとんどの人は、学業・仕事・育児などの合間にしかピアノを弾けません。

このような理由から、周囲と比較するのはあまり意味がありません。あまり気にしないようにしましょう。

練習時間の目安をもっと詳しく知る方法

さらに詳しい練習時間の目安を知りたければ、経験あるピアノの先生に聞いてみると良いです。

このとき、弾きたい曲と期限を具体的に伝えてみてください。「この曲を、いつまでに弾けるようになりたい」と伝えるのです。

このような情報がなく、ただ単に「どれくらい練習すれば良いですか」と聞いても、正しい答えが返ってくるわけがありません。

ピアノの上達速度には、個人差があります。しかし、先生はたくさんの生徒を指導しているので、だいたいの目安を理解しています。そして、それを教えてくれます。

まとめ:ピアノの練習時間

今回は、ピアノの上達に必要な練習時間について紹介してきました。まとめると、次の通りとなります。

・時間は長ければ長いほど良いが、「正しい練習」と「密度が高い練習」をすることが前提

・毎日同じくらいずつ練習時間を確保すると上達しやすい

・ピアノの練習時間を、周囲の人と比較するのは意味がない

・ピアノの先生に「弾きたい曲」と「期限」を伝えれば、目安の練習時間が分かる

この記事が、あなたが練習時間を決める参考になりますように。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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