歌やボーカル初心者が陥りがちな3つの落とし穴:あなたは大丈夫?

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

僕はライブ制作者として、2011年から1000組以上のアーティストのライブを見てきました。

 

その中で、歌・ボーカル初心者が特に陥りがちな

「3つの落とし穴」

を発見しました。

 

ちなみに、偉そうにこの記事を書いている過去の僕も、3つの落とし穴に見事にハマっていました。

気づいたら、今日から改善していけばいいだけです。

今回の記事では、あなたが気づいていないかもしれない、3つの落とし穴を紹介します。

無意識のうちに、好きな歌手の物真似になってしまう

僕が高校生のとき、初めてボイストレーニングの体験に行ったときの話です。

先生の前で、まずは1曲歌うように言われました。

 

歌い終わると、すぐに先生が口を開いて、

「武藤くんは、J-Popで言うと●●さん、XXさんあたりのファンですね?」

と、僕が当時好きだった歌手をほとんどすべて当てたのです。

 

ハッとしました。

僕はその先生と会ったばかりで、自分の好きな歌手を言ったこともありませんでした。

思わず、「なぜ分かったんですか?」と聞きました。

すると、歌詞の発音や語尾の切り方が、その歌手とそっくりだったからと告げられました。

 

僕は、その歌手を物真似しているつもりは全くありませんでした。

むしろ、自分らしい歌声で歌えていると思っていました。

しかし実際には、無意識のうちに好きな歌手と似た歌い方になっていたのです。

僕は正直、かなりショックでした。

そこで、その日から歌い方の癖を取り除いていく練習を始めました。

 

また、僕が長くお世話になった先生は、バンド「Mr.Children」のボーカリスト:桜井さんのような歌い方になっている生徒に対して、

「ミスチルもどきはいらない。ミスチルもどきの曲を聴くくらいなら、ファンはミスチルの曲を聴くんだよ」

と言っていました。

 

確かに、あなたの好きな歌手と、あなたの好きな歌手そっくりに歌う新人がいたら、もともと好きな歌手の方を聴きますよね。

「なるほどなあ」と、とても納得させられてしまいました。

 

僕のイベントに出演してくれるアーティストさんにも、無意識のうちに物真似になってしまっている人がいます。

もちろん、趣味として歌を楽しむなら、全く問題ありません。

むしろ、物真似が上手い方が、聴く人に楽しんでもらえるでしょう。

 

しかし、プロの歌手になりたいならNGです。

物真似ではなく、自分らしい歌い方をする必要があります。

 

物真似状態を脱するために、僕はいろいろな練習を試しました。

そして、以下が有効でした。

・自分の歌を録音したものを何度も聴き、癖がとれるまで練習する

・癖をまねてしまっているアーティストの曲を聴くのをしばらくやめる

・ボーカルの先生や友人などに、癖が取れるまで指摘してもらう

 

特に、他人に聴いてもらうことは効果的です。

僕も、ボーカルの先生のおかげで、何とか癖を取り除くことができました。

ぜひあなたも、これらの方法を試してみてください。

自分の歌声を聴いたことがなく、「上手いつもり」になっている

明らかに下手なのに、「自分は歌が上手い」と圧倒的な自信を持っている人。

あなたの周りにもいませんか?

おそらく、一人はいると思います。

しかし、もしかしたらあなたも同じ状態になってしまっているかもしれません。

何を隠そう、僕自身がそうでした。

 

なぜ、人は自分の歌を実際よりも上手いと思ってしまうのでしょうか。

その原因は、「自分に聴こえる声と他人に聴こえる声は全く違う」というところにあります。

 

私たちが他人の声を聴くときは、単に空気が振動する音だけを聴いています。

しかし、自分で歌うときは、そこに骨が振動する音が混ざって聴こえます。

これが、自分で聴く自分の歌声と、他人が聴く自分の歌声が異なる理由です。

 

では、どうすれば自己満足ではなく、他人に聴こえる歌声を上達させることができるのか?

その方法は、「自分の声を録音したものを聴く」ことです。

録音をすることで、他人が聴いているあなたの声を聴くことができます。

 

ちなみに、当時の僕も全く自分の歌声を録音したものを聴いたことがありませんでした。

「歌手になりたい」と言っていたのに、今思えばとても恥ずかしいです。

 

自分の歌声を初めて聴いたのは、ボーカル教室の1回目のレッスンでした。

「じゃあ、歌声を聴いてみましょう」と言って、先生が録音した僕の歌声を流しました。

スピーカーから流れる、滑舌も悪く、抑揚もない、表現力もない声…。

低音も高音も、ことごとく音が外れています。

心の中で「もう、(再生を)止めてくれ!」と、何度も叫んだのを覚えています。

 

しかし、そんな現実を知ったからこそ、そこから歌の上達に燃えることができました。

その日から、歌っては録音、歌っては録音をする練習を繰り返しました。

その結果、ライブなどで歌を褒めてもらえることが少しずつ増えていきました。

 

あなたも、勇気を出して自分の歌声を録音して、聴いてみてください。

その声こそが、他人が聴いているあなたの歌声です。

今では、スマートフォンのボイスとレコーダーでも、かなり高い音質で録音できます。

 

おそらく、自分の本当の声にガッカリするでしょう。

しかし、そこからがスタートです。

何度も歌っては録音し、歌っては録音する練習を繰り返してください。

すると、少しずつ理想の歌声に近づいていきます。

ぜひこれを活用して、他の人が聴いても上手いと思う歌声を手に入れてください。

声量がなく、バックの演奏にかき消されてしまう

歌やボーカルの初心者が、最初にぶち当たる壁は「声量がない」ということです。

多くの場合、ボーカルは他の楽器と一緒に演奏することが多いです。

もちろん、カラオケに合わせて歌うだけなら、音量を絞ることができます。

しかし、ギター・ドラム・ベースなどのバンドをバックに歌う場合、これがなかなかできません。

 

僕も、ボーカルを始めてからいきなりバンドを組みました。

しかし、いくら声を張り上げても、他の楽器の音量に自分が負けてしまう…。

このように、声量が足りないことを思い知らされました。

 

ただし、無理に声量を稼ごうとすると、次のような問題が生まれます。

・喉に力が入ってしまい、すぐに声が枯れてしまう

・身体に力が入り、音程が不安定になる

小さい声で歌うよりも、大きな声で歌うのは遥かに難しいです。

このため、喉をリラックスさせる方法を身体に覚え込ませたり、呼吸の仕方をマスターしたりする必要があります。

 

腹式呼吸については、以下の記事が参考になると思います。

腹式呼吸と胸式呼吸の違いと効果・メリット:歌とボーカルを上達させる基本

歌・ボーカルにおける腹式呼吸のコツと5つの練習方法

 

ただ、声が通らないときは、必ずしもあなたの声量不足とは限りません。

初心者バンドの場合は特に、単に他の楽器の音が大きすぎるだけというケースもあります。

 

特にエレキギターなどは、大きい音で演奏すると最高に気持ちが良いですよね。

(経験者なら分かってくれると思います)

このため、気持ちよく弾きたいばかりに、必要以上にボリュームを大きくしてしまうのです。

 

実際、高校の文化祭ライブなどを見に行くと、エレキギターの音が大きすぎてボーカルがほとんど聴こえないことがあります。

ボーカルが聴こえないライブは、楽しいものではありません。

ここは、メンバーにお願いして、何とか音量を絞ってもらってください。

まとめ:歌やボーカル初心者が陥りがちな3つの落とし穴

ここまで紹介してきたように、歌・ボーカル初心者が陥りがちな3つの落とし穴として

・無意識のうちに、好きな歌手の物真似になってしまう

・自分の歌声を聴いたことがなく、実際より上手いと勘違いしてしまう

・声量がなく、バックの演奏に負けてしまう

というものがあります。

 

この記事を読んで、「ドキッ!」とした人もいると思います。

しかし、ほとんどの初心者はこれらの落とし穴に気づいてもいません。

だからこそ、この記事を読んで課題に気づいたあなたはラッキーだと言えます。

そして、この記事で紹介した方法を使えば、時間はかかっても必ず課題を克服することができます。

 

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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