歌手やボーカルが人前で歌うときに緊張しない7つの方法

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こんにちは。ライブイベント制作者・音楽プロデューサーの武藤です。

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Twitter:@ongakuhint

歌手・ボーカルの中には、人前で歌うとき、緊張しすぎてしまう人は多いです。

特に、人前で歌うことに慣れていない頃は、なおさらだと思います。

僕は、今の仕事を始める前は歌手活動をしていました。

このときも、長い間緊張との付き合い方に悩んできました。

しかし、自分に合った考え方や対処法を見つけることで、最終的にはそれを克服することができました。

そこで今回は、歌手やボーカルが緊張を克服するために必要な考え方と、具体的な行動を解説していきます。

記事の内容を、動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

一流の歌手は緊張を嫌がらず楽しんでいる

歌う際の緊張で悩んでいる人のほとんどの人が、「緊張しない方法を教えてほしい」と聞いてきます。

この言葉の裏には、「緊張をするのは悪いことだ」という意識があります。

もしかしたら、あなたもそう思っていませんか?

しかし、実はこの意識が、あなたが緊張を克服することを邪魔しています。

 

とても重要なことなのですが、緊張することは悪いことではありません。

実際のところ、人前で歌う一流の歌手は、誰一人として緊張することを悪いことだと捉えていません。

これは、大勢の観客の前で試合を戦うスポーツも同じです。

 

彼らは、「適度に緊張することは良いことだ」と考えています。

また、緊張を楽しむという意識を持っています。

僕のイベントに出演してくれた、お客さんから高い評価をもらっている歌手も、全員がこの意識を持っています。

 

辞書を使って、「緊張」という言葉を調べてみてください。

そこには、「心が引き締まってくること」と書いてあります。

何だか、緊張することが良いことのように思えてきませんか?

実際のところ、適度に緊張している方が集中力を発揮することができます。

 

良くないのは、「緊張をしすぎること」と、「全く緊張をしないこと」です。

例えば、緊張をしすぎると、歌詞を忘れることがあります。

逆に、全く緊張せず気が抜けている場合も、演奏をミスしたり、お客さんに失礼な態度を取ったりしてしまいます。

どちらも、良いことではありませんよね。

したがって、人前で歌う際は「適度に」緊張すべきなのです。

 

まずは、「緊張をすることは悪いことだ」という意識を捨ててください

この意識があると、緊張を感じる自分を責めてしまいます。

また、「緊張しているから失敗するかもしれない」というネガティブな発想になってしまいます。

しかし、「緊張をすることは良いことだ」という意識があれば、悩むことはありません。

 

とはいえ、僕も人前で歌うことを始めた当初は、緊張を嫌がっていました。

しかし、この考え方に出会ってからは、少しずつ緊張を楽しめるようになりました。

 

最終的には、ステージに上がる前は、

「緊張してきた。これはいいライブになりそうだ!」

という発想を持てるようになりました。

すると、どんどん人前で良い歌を歌えるようになりました。

 

これが、緊張を楽しむという発想です。

この発想を持てば、悩むことは減っていきます。

練習と早めの準備で歌の緊張を軽減する

人前で歌う際の過度な緊張は、「うまく歌えるだろうか」という不安から来ることが多いです。

これを解消するには、納得いくまで練習を積み重ねるしかありません。

例えば、「ここの高音が出せるか不安だ」と思うのなら、10回歌って10回出せるようになるまで練習してください。

 

練習によって歌唱力を高めることで、過度に緊張してしまった際に出せる実力が上がります。

例えば、過度の緊張によって、本番では練習の50%の実力しか発揮できないとします。

このとき、練習での実力が40であれば、本番での実力は20になります。

しかし、練習での実力を100まで引き上げれば、本番での実力は50にもなります。

人前で100%の実力を出せなくても、練習によってそもそもの実力を上げれば、聴く人を満足させることができます。

 

人前で歌う際に最悪なのは、練習不足でライブの日を迎えてしまうことです。

そこで、練習をする際はライブ当日に照準を合わせるのではなく、1・2週間前には完璧にしておく意識で臨むと良いです。

 

僕も、歌を始めたばかりの頃は「本番までに完璧にしておけばいいや」という考え方でした。

しかし、このような意識で練習を進めていくと、本番直前になって

「あれも終わっていない、これも終わっていない」

という状態になることが多かったのです。

 

このため、根本的に意識を入れ替えて、早めに準備をするようにしました。

これにより、心にゆとりを持って当日を迎えることができるようになります。

ぜひあなたも、早め早めの準備を心掛けてください。

あなたを過度に緊張させる相手とは距離を置く

あなたを過度に緊張させる原因は、もしかしたら「他人」かもしれません。

例えば、次のような言葉を投げかけてくる友人がいたらどうでしょうか。

・ちゃんと歌えるの?

・また声がひっくり返るんじゃないの?

 

これでは、うまく歌えないんじゃないか…というネガティブな気持ちになりますよね。

そして、本番で過度に緊張してしまうことに繋がります。

 

僕の知り合いの歌手は、ライブ前日にボイストレーナーから歌の癖を鋭く指摘され、

「明日のライブもダメかもしれない…」

と自信を喪失してしまったそうです。

そして、ライブで歌う際も緊張しすぎてしまったそうです。

このように、ネガティブな言葉を投げかけてくる人とは、距離を置く必要があります。

 

逆に、緊張を解いてくれる人とは積極的に会うようにしましょう。

例えば、

「●●さんはいつも練習を頑張っているから、必ずみんなを感動させられるよ」

と言ってくれるような人がいれば、緊張もほぐれますよね。

このように、人前で歌う前には、会う人を変えて緊張をコントロールすることが大切です。

歌う会場を事前に見学して緊張を和らげる

ほとんどの人は、本番直前や当日になって初めて歌を披露する会場を訪れます。

しかし、そこは知らない会場であり、知らないスタッフもたくさんいます。

これでは、緊張して当たり前です。

そこで、緊張を和らげるために、早い段階で会場を見学しておくことをおすすめします。

 

ほとんどの会場が、出演が決まっている歌手であれば無料で見学させてくれます。

ライブハウスや、イベントの主催者に相談してみましょう。

 

見学をすることで、次のようなメリットがあります。

・道に迷う心配がなくなる

・ライブで歌う自分をイメージできる

・会場スタッフと顔見知りになれる

 

私は2011年から240本を超えるライブを主催してきて、多くの歌い手さんに出演をいただいています。

このとき、当日道に迷ってしまう人は多いです。

こうなると、間に合うかどうか不安で、無駄な緊張をしてしまいます。

しかし、あらかじめ見学をしておくことで、このような心配はなくなります。

 

また、実際の会場とステージをあらかじめ見ておくことがとても大切です。

これにより、当日歌を披露する自分を具体的にイメージできるようになります。

これだけでも、緊張を大きく和らげることができます。

 

さらに、見学時には会場のスタッフと顔見知りになっておきましょう。

そうすれば、知り合いがいるということで気が楽になります。

また、仲良くなっておけば、当日もリラックスしてステージに上がることができます。

ぜひ、会場は事前に見学しておくようにしてください。

緊張時に起こるミスに対して事前に対策する

過度な緊張は、練習では決してしないミスを誘発します。

しかし、これらに対してあらかじめ対策をしておくことで、緊張を和らげることができます。

 

例えば、僕の場合は緊張しすぎると、次のようなミスをすることが多かったです。

・歌詞を忘れてしまう

・曲順を忘れてしまう

・MC(トーク)で話すことを忘れてしまう

おそらく、これを読んでいる人の多くにも当てはまるのではないでしょうか。

 

僕は、起こるであろうこれらのミスに対して、あらかじめ対策をしていました。

例えば、歌詞や曲順をメモした紙を、ステージの足元に置いていました。

これにより、過度な緊張による失敗を回避することができました。

また、事前に対策をしていることで、失敗を恐れる気持ちを軽減することができました。

 

緊張したときにしてしまう失敗は、人それぞれ異なりますます。

人前で歌う際に失敗をしたら、それを必ず記録しておきましょう。

そして、次回のライブはその対策をしてからステージに上がるようにしてください。

ステージに上がる前に積極的に他人と会話する

高校生の頃に、僕が下北沢のライブハウスに出演したときの話です。

リハーサル時に共演する人たちと顔を合わせたのですが、面白い人がとても多く、会話が盛り上がりました。

このとき、緊張が軽減されていくのを感じました。

そして、本番でもリラックスして歌うことができました。

 

このように、歌う前に他人と積極的に会話をすると、緊張を軽減することができます

例えば、家を出るときに家族と話すのも良いです。

本番の前に、親しい友人と軽くお茶をするのも良いでしょう。

また、先ほどの例と同じように、共演者と積極的に話すのも良いです。

 

一人で誰とも会話しない場合、緊張がどんどん増幅していきます。

しかし、誰かと話すことで、これを和らげることができます。

あなたもぜひ、人前で歌う前には意識的に誰かと会話をするようにしてみてください。

人前で歌って評価される経験を積む

僕はよく仕事で会う歌手と、「初めて人前で歌ったときの思い出」について話します。

すると、全員が口をそろえて「緊張しすぎて脚が震えていた」などと言います。

経験がないうちは過度に緊張してしまうのは仕方ないことなのだな、と思います。

 

緊張をほぐすためには、少しずつ成功体験を積み重ねることが必要です。

つまり、歌を他人から評価されるという経験を積むことで、少しずつ自信を持てるようになるのです。

僕も、ライブ後に「良い声でしたね!」などと声をかけられる経験を重ねて、ようやく過度に緊張することがなくなってきました。

 

しかし、人前で歌った経験が少ない人には、この成功体験がありません。

したがって、緊張しすぎてしまうことは仕方のないことなのです。

「初めてのライブでもリラックスして歌えました」などと言う人には、ほとんど会ったことがありません。

このため、緊張しすぎてしまう自分のことを責めないでください。

そして、「この先成功体験を積めばリラックスして歌えるようになる」と、自分に言い聞かせるようにしてください。

まとめ

ここまで述べたように、歌手・ボーカルが緊張を和らげるには、次のような方法があります。

・緊張を楽しむという意識を持つ

・練習と早めの準備で不安を解消する

・緊張を誘発する相手からは距離を置く

・歌う会場を事前に見学する

・緊張時に起こるミスに対してあらかじめ対策をする

・ステージに上がる前に積極的に他人と会話する

・歌を評価される経験を積む

ぜひとも、積極的に取り入れてみてください。

あなたが「適度な緊張」と共に、自信を持って最高の歌を披露できますように。

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