「バンドメンバーが集まらない」「良い人がいない」。このような悩みを抱える人は多いです。
僕も、中学生の頃からバンドをやりたいと思うようになりました。しかし、メンバーがなかなか集まらなかったり、すぐに解散してしまったりという状況が続きました。
後から振り返ってみると、メンバーが集まらない原因の多くは自分にありました。それを改善したところ、最終的には良いメンバーに恵まれることができました。
今回は、その経験を活かして、バンドメンバーが集まらない原因と、具体的な解決方法を解説します。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
音楽をやっている知り合いが少ない
バンドメンバーが集まらないのは、音楽をやっている知り合いが少ないからかもしれません。
世の中には、音楽を聴く人は多いです。しかし、演奏をする人となると、その数はかなり減ります。このため、普通に生活していてもなかなか出会えません。
したがって、あなたの方から積極的に動いていく必要があります。学生なら、バンドの部活やサークルに所属する。それ以外でも、音楽スタジオに貼り紙をする、メンバー募集サイトを使う、TwitterやmixiなどのSNSを使うなど、さまざまな方法があります。
音楽をやっている人と知り合って、バンドを組む方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
演奏が上手い人とばかり組もうとしている
バンドメンバーが集まらない原因として、演奏が上手い人とばかり組もうとしていることがあります。
お恥ずかしい話ですが、以前の僕もそうでした。身近に組めそうな人がいても、「もっと上手い人とやりたいな」とか考えていました。性格悪いですよね...。
しかし、これだといつまでもメンバーが集まりません。なぜなら、自分より技術が高い人は、基本的にメンバーになってくれないからです。
バンドをやる以上、演奏が上手いメンバーと組みたいと思うのは当然です。その方が楽しいですし、刺激的だからです。
しかし、それはあなただけではなく、相手も同じです。
レベルの高いメンバーと組めれば、あなたは幸せかもしれません。しかし、相手からすると、レベルの低い人と組むメリットがありません。辛い現実ですが、これを受け入れる必要があります。
このため、「上手い人でなければ嫌だ」と思っている人は、「バンドは基本的に自分と同じレベルの人としか組めない」という現実を理解する必要があります。
高望みをせず、自分と同等かそれ以下の人にも目を向けてください。今は物足りなくても、これから成長してもらえば良いのです。
また、自分の演奏が上手くなるほど、技術が高い人と組みやすくなります。このため、日々の練習を頑張ることも大切です。
どういう音楽をやりたいのか定まっていない
バンドメンバーが集まらない原因は、やりたい音楽が定まっていないことにあるかもしれません。
バンドは、メンバーと演奏したい音楽が一致して、はじめて組むことになります。このため、「自分がどんな音楽をやりたいのか」を明確にするようにしてください。
まずは、コピーバンドがやりたいのか、自分で作ったオリジナル曲をやりたいのかを決めてください。コピーバンドとは、有名なバンドの曲を演奏するバンドのことです。
このうち、コピーバンドの方がメンバーを集めやすいです。なぜなら、すでにそのバンドが好きで、演奏したいという人が多いからです。
コピーバンドを組みたい場合は、演奏したいバンドを2・3個決めておくようにしてください。そうすれば、同じバンドが好きなメンバーを集めやすいです。
オリジナル曲をやりたい場合は、「このバンドのような感じ」と、雰囲気が近い有名なバンドの名前をいくつか挙げられるようになっておきましょう。そうすれば、イメージしてもらいやすいです。
また、オリジナルがやりたくても、一旦コピーバンドを組むのも手です。つまり、バンドメンバーを集めるハードルを下げるのです。そして、メンバーとコピーを演奏して関係が深まってきたら「実はオリジナル曲も演奏したいんだけど...」と相談すると、上手くいきやすいです。
理想のメンバーが集まるまで動き出さない
バンドメンバーが集まらない人は、理想のメンバーが揃うまで活動を始めない傾向があります。
これも、僕がそうでした。かつての僕は、パソコンの無料ソフトを作って作曲をしていました。ボーカルだけではなく、ギター・ベース・ドラムなど、バンド編成の曲を作っていました。
そして、この曲を生演奏するバンドを組みたいと思っていました。しかし、なかなかバンドメンバーが集まりませんでした。
自分の身近に、協力してくれそうな人を1人くらいは見つけることはできました。しかし、「ギターはもう1人欲しい」「ベースがいないと...」など、理想のメンバーが全員揃ってから動き始めようとしていました。
しかし、あるとき「こんなことをしていても永遠に活動が始まらない」と気づきました。そして、理想を捨てて、1人で活動を始めることにしました。
正直、1人で活動するのは嫌でした。本当はバンドメンバーが欲しいのに、不本意だなと思っていました。そう思いながらも、ライブ出演やCD配布を行なっていたのです。
そうして活動するうちに、多くのバンドマンと知り合うことができました。その中には、僕の音楽を良いと言ってくれる人もいました。
その一人は、「一緒にバンドをやろう」「ベーシストとして加入したい」と言ってくれました。そこから、同じような流れで、ギタリストやドラマーも加わることになりました。
このように、とりあえず活動を始めることが大切です。たとえ1人でも、理想とするメンバーが揃わなくてもです。そうすれば、多くのバンドマンと知り合うことができます。そして、「一緒にやろう!」と言ってもらえるチャンスが必ずやってきます。
逆に、「理想のメンバーが揃うまでやりたくない」と考え、動き出さずにいるといつまでもメンバーが集まりません。
もし僕が、理想のメンバーが集まるまで活動を始めなかったとしたら、ここに書いたようなことは永遠に起こりませんでした。もしかしたら、今でも「バンドメンバーが集まらない」と嘆いていたかもしれません。
理想のメンバーが集うのを待っていても、何も始まりません。とりあえず動き始めることで、最終的には理想のバンドメンバーが集まります。
「バンドメンバー」という形にこだわりすぎている
バンドメンバーが集まらない人は、「バンドメンバーという形にこだわりすぎている」ことが原因かもしれません。
正式なバンドメンバーにできなくても、誰かにお金を払って演奏を依頼しても良いのです。実際、プロの歌手も、本人やレコード会社がミュージシャンにお金を払って演奏を依頼しています。
確かに、お金を払うのは嫌かもしれません。しかし、いつまでも「メンバーが集まらない」と嘆いて時間を浪費するならば、お金で解決した方が良いです。
バンドマンの多くは、演奏が上手い人でも、それをお金に変える方法を知りません。このため、音楽活動で収入を得られている人は少ないです。このため、わずかな金額でも「お金を払うので伴奏してください」と頼めば、喜んで引き受けてくれます。
また、お金を払うことで、あなたの要望も通りやすくなります。なぜなら、相手は「仕事として依頼された」と考えるようになるからです。このため、仕事を依頼した立場として、「もっとこういう風に演奏してほしい」という指示も出しやすくなります。
まとめ:バンドメンバーが集まらない原因と対処法
今回は、バンドメンバーが集まらない原因と対処法を書いてきました。
集まらないと嘆いていても、ずっと集まりません。そうではなく、この記事に書いた原因を理解し、1つずつ解決をしていってください。そうすれば、必ず理想のバンドメンバーが集まります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
