楽器でプロを志すのは、子どもだけではありません。大人になってから、プロになりたいと考える人もいます。
ただ、楽器は小さい頃に始めるものというイメージがあります。よって、「今から始めても遅いのでは?」と心配する大人がほとんどです。
しかし実際には、大人からでも楽器でプロになることは十分に可能です。今回の記事では、大人からプロになれる3つの理由や、そのための方法を具体的にお伝えします。
もくじ
大人からでも楽器でプロになれる理由
まずは、大人から楽器を始めても、プロになれる理由を解説します。
大人からの方が上達が速いこともあるから
楽器を始めるとき、上達しないのではと心配する大人は多いです。「子どもと比べて上達が遅くなるのでは」と考えるわけです。
しかし、安心してください。大人からでも、楽器は十分に上達します。これは、どの音楽教室の先生も、口を揃えるところです。
それどころか、子ども以上のスピードで上手くなる人も少なくありません。これは、大人から始める人の方が、モチベーションが高い傾向があるからです。
僕は音楽の仕事をしており、小さい頃に楽器を始めた知り合いが何人もいます。彼らに当時の話を聞くと、次のようなエピソードが出てきます。
・自分から楽器をやりたいと思ったのではなく、親にやらされた
・日々の練習やレッスンが苦痛で、いつもやめたいと思っていた
・練習をしていても、「友達と遊びたい」とばかり考えていた
このように、楽器に対するモチベーションが低い人が多いです。これだと、上達のスピードはゆっくりになります。
一方で、大人からプロを目指す人は、モチベーションが高いです。なぜなら、誰かに押し付けられるのではなく、自らの意思で取り組むからです。このため、短い時間にどんどん上達していきます。
このように、大人から始めた場合でも、楽器は十分に上達します。それどころか、子どもより早く上達するケースも多いです。よって、プロになれる可能性は十分にあります。
子供からの人に技術で勝たなくて良いから
大人から楽器のプロを目指すとき、技術に関する心配をする人は多いです。「今から始めても、子ども時代から楽器を弾いてきた人には追いつけないのでは」と考えます。
そして、この心配は全く間違っていません。例えば、30歳から楽器を始めても、5歳から始めた人より上手くなるのは難しいです。
しかし、そもそも技術で上回る必要はありません。なぜなら、楽器が上手い人が、プロになれるわけではないからです。
実のところ、演奏の技術と、プロとして食べていけるかはあまり関係ありません。例えば、次のような楽器演奏者がいます。
・幼少期から楽器を始め、音大を卒業し、コンクールにも入賞経験があるが、プロになれない人
・大人から楽器を始め、キャリアは浅いものの、プロとして生計を立てている人
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。演奏技術より、プロになるために大切なことは何でしょうか。それは、「ファンがいること」です。
ファンがいる演奏者は、CDやチケットを売ったり、演奏依頼をもらったりしてお金を稼げます。そうでない演奏者は、いくら上手くても1円も稼げません。
よって、プロになるために重要なのは、ファンを増やしていくことです。子ども時代に始めた人に、技術で追いつくことではありません。
このように、幼少期から始めた人に技術で勝つ必要がないことも、大人から楽器でプロになれる理由の1つです。
演奏者としてファンを増やす方法については、以下の「無料動画レッスン」で詳しく解説しています。
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大人から楽器でプロになる方法
それでは、大人から楽器を始めてプロになるには、どうすれば良いのでしょうか。ここからは、その具体的な方法を解説していきます。
練習やレッスンで楽器の技術を向上させる
楽器でプロになるには、楽器が弾けなければなりません。よって、演奏技術を向上させて行くことが必須です。
このとき、先生から教わることが理想的です。自分に合った客観的な指導を受けられ、モチベーションも維持しやすいからです。
ただ、それが難しい人もいると思います。この場合は、教則本や楽器演奏者の動画を参考に、独学で練習をしていきましょう。
このように、大人から楽器でプロになるには、演奏技術のレベルアップが必要です。
楽器演奏者としてのファンを増やす
先ほども書いた通り、楽器でプロになれるのは「ファンがいる人」です。したがって、ファンを増やす方法を学び、実践していく必要があります。
昔であれば、テレビやラジオなどに登場しない限り、ファンを増やすのは難しかったです。しかし今では、インターネットを活用して、全国にファンを増やすことができます。例えば、次のようなものです。
・ブログ
・YouTube
・SNS
こちらも、独学より先生から習うことが理想的です。演奏家に特化したファンの増やし方を教えている人から、指導を受けることを推奨します。
楽器でプロを目指す99%以上の人は、「ファン」の重要性を意識できていません。「楽器が上手くなればプロになれる」と誤解し、ひたすら練習に明け暮れる人ばかりです。
よって、楽器演奏者がファンを増やす上で、ライバルはほぼいません。今日から動き出すことで、簡単に差をつけることが可能です。
ファンを増やしてプロになる方法については、以下の「無料動画レッスン」で詳しく解説しています。
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大人から楽器でプロになるポイント
最後に、大人からプロを目指す上で、重要なポイントを解説します。
楽器を大人から始めた事を言い訳にしない
楽器で大人からプロを目指す上では、年齢を言い訳に使わないことが大切です。
プロになるまでの道では、多くの困難が待ち構えています。例えば、なかなか上達しなかったり、ファンが増えなかったりすることがあります。
このとき、以下のような言い訳をする人は多いです。
・私は子どもじゃないから、耳が良くないんだ
・自分は大人から楽器を始めたから、上手くならないんだ
・会社員で仕事が忙しいから、楽器に対する時間が取れないんだ
もちろん、その気持ちはよく分かります。しかし、年齢を言い訳をした時点で、成長はストップします。そして、楽器のプロからも遠ざかっていくのです。
今の年齢を嘆いても、子どもに戻ることはありません。このため、大人から始めたことを言い訳にするのは、単なる時間の無駄です。
また、小さい頃から楽器を弾いてきた人に対しても失礼です。彼らもまた、多くの困難に直面し、それを乗り越えてきた人ばかりだからです。
プロになれる人は、「できない言い訳」を探すことなどしません。逆に、「どうすればできるのか」という姿勢で、「できる理由」を探そうとします。
このように、大人から始めたことを言い訳にしないことが、楽器でプロを目指す上でのポイントです。
大人から楽器プロを目指すなら素直であれ
大人から楽器でプロを目指すなら、「素直さ」が大切です。これは、先生となる人の教えを、素直に実行するということです。
大人は子どもと比べると、たくさんの経験をしてきています。このため、どうしてもプライドが高く、素直さを忘れがちです。
例えば、次のような考えが浮かびやすくなります。
・この先生はまだ若いし、教えるのが下手なのでは?
・先生はAだと言うけれど、Bの方が良いのではないか?
・先生はああ言っているけど、僕は自己流でやってみたい
そして、教えを素直に学び取れなくなります。このことが、上達やファンの獲得を遅らせます。
逆に、大人からプロになれる人は、素直さを常に意識します。「この人から教えてもらう」と一度決めたら、教えをそのまま実行するのです。これにより、最短最速で成長していきます。
このように、素直であることを意識することが、大人から楽器でプロを目指すためのポイントです。
まとめ:大人から楽器でプロになれる?
今回は、大人から楽器でプロになれる理由と、その方法やポイントを紹介しました。
まとめると、次の通りです。
大人からでも楽器でプロになれる理由
・大人からでも楽器は上達するため
・むしろ、子どもより早く上手くなる人もいるため
・幼少期から始めた人に、演奏技術で追いつく必要はないため
大人から楽器でプロになる方法
・楽器の技術を向上させる
・1人ずつファンを増やしていく
この記事をきっかけに、あなたが大人から楽器のプロになれますように。心から応援しています。
大人から楽器でプロになる方法は、以下の無料動画レッスンで詳しく紹介しています。ぜひ、活用してみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
