作詞初心者の練習方法:替え歌を利用した練習の詳しいやり方

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作詞にチャレンジしたいけど、何から始めれば良いか分からない…。

仕事上、そんなアーティストからよく相談を受けます。

僕自身が音楽活動をしていた頃も、作詞の初心者だった時は同じ悩みを抱えていました。

そこで、今回の記事では、初心者がすぐにスタートできる作詞の練習方法をお伝えします。

作詞の練習法:すでにある曲を替え歌する

作詞の初心者にオススメの練習方法、それは「替え歌」です。

つまり、すでにある誰かが作った曲の詞を、あなたが勝手に変えて作詞をするのです。

もしかしたら、小さい頃などにやったことある人も多いのではないでしょうか。

僕も小学生時代には、ここには到底書けないような下品な替え歌をたくさん作ってきました。笑

この替え歌が、初心者にとって最高の作詞練習法であることには、3つの理由があります。

作詞初心者にとって替え歌が最高の練習になる理由

原曲の歌詞やメロディをヒントに作詞ができる

替え歌が初心者の作詞練習方法にふさわしい理由は、原曲の歌詞やメロディをヒントに作詞ができることです。

例えば、替え歌ではなく単純に「さあ詞を書いてください」と言われたとします。

これでは、どんなテーマの詞を書けばいいのか、さっぱり分かりませんよね。

少なくとも、これから作詞をしようとする初心者には無理でしょう。

しかし、すでにある曲の詞を替え歌をする場合ならどうでしょうか。

まず、原曲の歌詞をヒントに作詞をすることができます。

例えば、原曲の歌詞が結婚をテーマにした曲だから、自分も結婚をテーマに詞を書いてみようかな、などと方向性が決まりやすいです。

さらに、メロディも作詞の重要なヒントになります。

例えば、原曲のメロディがとても悲しいものだったとします。

すると、「別れ」や「失恋」などをテーマにしよう、などというアイデアが浮かんできます。

逆に、明るいメロディからは前向きなテーマが浮かんでくることでしょう。

このように、原曲の歌詞やメロディといった手がかりがあるため、初心者でも作詞の練習がとてもしやすいのです。

メロディが簡単に入手できる

替え歌をしない場合、作詞をするメロディを自作するか、他人に作曲してもらう必要があります。

しかし、作詞と同時に作曲にも挑戦するのはとても大変です。

かといって、周囲に作曲が出来る人を見つけるのも難しいでしょう。

僕も初心者の頃には、作曲を出来る知り合いは1人もいませんでした。

また、お金を払ってプロに作曲を依頼すれば、かなりの金額かかかります

だからこそ、「すでにある楽曲のメロディ」を利用するべきなのです。

世界中には、膨大な数の曲がすでに存在します。

今はYouTubeなどを使うことで、1円もかけずに多くの楽曲のメロディを聴くことができます。

また、個人で練習するだけなので、著作権上も全く問題が起こりません。

プロの作詞家やミュージシャンと同じ作業を練習できる

楽曲の構成要素として、「詞」と「曲」があります。

現代の音楽のうち9割以上は、詞よりも先にメロディが作られています。

これを、曲(=メロディ)を先に作るという意味で「曲先(=きょくせん)」と言います。

つまり、与えられたメロディに対して詞を付けることで、ほとんどの作詞家やミュージシャンが行っているのと同じ作業を練習できます。

このことを考えると、替え歌というのは決してバカにできない練習方法であることが分かります。

作詞初心者のための替え歌による具体的な練習方法

作詞の練習方法として、「替え歌」を薦める人は他にもいます。

しかし、具体的な練習方法まで教えてくれる人は、なかなかいません。

そこで、ここからはどのように替え歌を使って作詞を練習していくのがを紹介します。

まずは原曲の表現を少しだけ変えてみる

まずは、原曲にある詞の表現を、あなた独自のものに少しだけ変える練習をします。

例えば、「とても綺麗」という歌詞があるとします。

それを「とても美しい」にしたら、どう変わるか、などと考えてみるのです。

このようなことを、詞の1行ずつやっていくだけでも、とても良い練習になります。

原曲と違う内容の歌詞を書く練習をする

慣れてきたら、原曲と内容を変えた作詞をしてみましょう。

例えば、高校生の淡い初恋が描かれた原曲の歌詞を、大人な恋愛をテーマにした詞に変えてみます。

僕も極端な例では、前向きな歌詞の歌を思いっきりネガティブにしたり、幸せな結婚の曲を離婚をテーマにした詞に変えたりなどして練習していました。

内容を変えても、メロディと違和感のない詞を書くことが出来れば成功です。

最初は邦楽、慣れたら洋楽を替え歌する

替え歌を使って作詞を練習するときは、最初は日本の曲(=邦楽)を使います。

そして、慣れてきたら海外の知らない曲を使うようにします。

なぜなら、邦楽を替え歌する方が難易度が低いからです。

邦楽の場合、歌詞の意味が分かります。

このため、初心者でも原曲の歌詞をヒントにしながら、少しずつ作詞を練習できます。

これに対して、海外の曲は歌詞の意味が分かりません。

つまり、作詞のヒントになるのはメロディだけです。

このため、日本語の曲を替え歌するよりも難易度が上がります。

そして、あなたの独創性がより試されるようになります。

YouTubeなどで、全く知らない海外アーティストの曲を探して、替え歌にチャレンジしてみてください。

複数の人で同じメロディに作詞をする

この「替え歌」を使った作詞は、複数の人でやってみると面白いです。

以前テレビで、作詞家の秋元康さんが、SMAPのメンバーに作詞をやり方を教えるというのを見たことがあります。

秋元さんの用意したメロディに、SMAPのメンバーが別々の歌詞をつけていくのです。

同じメロディなのに、メンバーはそれぞれ全く違う内容の作詞をしていました。

一人ひとりの感性が出ていて、とても面白かったのを覚えています。

このように、他人の作った詞からも、新しい考え方や感性が学べます。

グループやバンド、音楽仲間などと一緒に、ぜひ試してみてください。

まとめ:作詞初心者にオススメな替え歌の練習方法

ここまで述べたように、作詞の練習方法として「替え歌をする」というものがあります。

替え歌は、

・原曲の歌詞やメロディをヒントに作詞ができる

・メロディが簡単に入手できる

・プロの作詞家やミュージシャンと同じ作業を練習できる

という意味で、初心者にとって最高の練習方法です。

そして、この記事で紹介したような方向で替え歌をしていくことで、少しずつ作詞の練習をすることができます。

僕のサイトではこの他にも、作詞のヒントになるような記事を公開していく予定です。

楽しみにしていてください。

 

また、僕の本業は「事務所やレコード会社に頼らず自分の力でファンを集めてプロになる方法」を教えることです。

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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