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音楽で稼ぐ未来の自分をイメージする

音楽で稼げるようになった未来の自分をイメージしたことはありますか?音楽で稼げるようになると、具体的にどうなるのでしょうか?

代表:武藤
著者 ムトウ企画:武藤

未来をイメージして、今やるべき努力をする

ネットを見ていると「あることをするだけで集客が●●人増える」「1か月後には音楽で月収●●万円を達成する方法」などのバンド集客教材が売られているのを見たことがあります。

また、音楽に限らず「1日30分のパソコン作業で年収1000万円を実現する方法」「眠っているだけで月収●●万円を達成する方法」などの文字が溢れています。

しかし、現実には楽にお金を稼ぐシステムを構築する方法は存在しません。このような情報に騙されないようにしてください。

確かに、一度仕組みを作ってしまえば、稼ぐのは容易になるかもしれません。ただし、一度仕組みを作るまでは、物凄い努力が必要です。

楽しいことだけではなく、面倒なこともたくさん行わなければなりません。ゼロの状態から音楽でお金を稼ぐ仕組みを作る際は、「音楽でお金を稼げるようになった自分」を具体的にイメージすることが大切です。未来の自分を想像することで、目の前の苦労を乗り越えることができるようになります。

音楽でお金を稼ぐ具体的なイメージ

この文章を読んでいる人の中には、毎回のライブなどで赤字を出しながら音楽活動をしているという人もたくさんいると思います。

そのような場合、「音楽で生活できるほどの収入を得る自分」のイメージはなかなか沸きづらいかもしれません。なので、ここに一つの例を提示します。

例えば、あなたが学生で、アルバイトで稼いだお金を使って赤字続きのライブ活動をしているとします。

「音楽でお金を稼ぐ仕組み」を作れれば、あなたの生活は次のように変化していきます。

(1)毎回のライブは赤字。その費用は、アルバイトをしてまかなっている。バイトが忙しくてなかなか音楽に時間を使えない(現状)。

(2)ファンがつき、ライブの赤字額が減少。よって、アルバイトの時間を減らして、その時間を音楽に使うことができるようになった。

(3)今までバイトしていたぶん、練習量や集客活動の時間を増やしたことにより、さらにファンがつき、ライブはいつも黒字に。

(4)バイトをやめた。お金が貯まるようになったので、そのお金を使ってオリジナルアルバムを制作。

(5)アルバムが売れたので、製作費を回収でき、さらにお金を稼げた。

続く

あくまで一例ですが、いきなり生活費をまかなえるほど稼げなかったとしても、少しでも音楽でお金を稼げれば、あなたが音楽に使える時間が増えます。

長い時間を音楽に費やすことで、さらに稼げるようになります。そして、稼ぐことによってまた音楽に使える時間を増やすことができます。さらにそれによってもっと稼げるようになる…というプラスの循環が生まれます。

稼ぎが大きくなれば、そのお金を生活費に回すのはもちろん、音楽に関することに投入することもできます。上の例ではアルバム制作ですが、新しい楽器や機材を手に入れることや、高い作曲ソフトを購入するなど、あらゆることが可能です。

もちろん、上の例における5つのステップを1つ上がるだけでも、物凄い量の努力が必要です。それでも自分なりに「音楽で稼げるようになったらどうなるのか」というイメージを常に持つことで、日々の活動へのモチベーションを高めることが可能です。

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プロに近づいていく自分を感じる

わずかでも良いので、実際に音楽活動を通じてお金を稼ぐことが出来るようになると実感できることですが、お客様からお金を頂けることによって「プロに近づいていく自分」を感じることができます。

お金を頂くということは本当に難しいです。よってあなたも、すぐに稼げるようにはならないかもしれません。しかしそれでも、毎回のライブでのチケット売り上げが1000円か2000円増えるだけで、一歩一歩プロアーティストに近づいていることを実感できるはずです。

その1000円、2000円を、地道な努力で積み上げていくことによって、いずれはライブをするたびに黒字を出せるようになります。そして、さらに売り上げを伸ばして生活を支えられるほど稼げるようになれば、あなたは立派なプロアーティストです。

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活動へのさらなるやりがいを感じる

音楽でお金を稼ぐ仕組みが機能してくると、ファンが増えていきます。ファンが増えるということは、あなたの頑張りに対して、反応を示してくれる人が増えるということです。

これにより、あらゆる活動のやりがいが段違いに上がってきます。

音楽活動のやりがいはどこにある

もしも音楽活動の楽しみが「演奏をしていて楽しい」ということだけに限られるのであれば、部屋で楽器を弾いているだけで良いわけです。

しかし、部屋で楽器を弾くのと違い、音楽活動には「お客さん」がいます。一人部屋で楽器を弾くのと、音楽活動の大きな違いは「お客さんが自分に対して反応を示してくれる」という所にあると思います。

音楽活動のやりがいは、「自分の演奏でお客さんが喜んでくれる」時や「盛り上がってくれる」、あるいは「泣いてくれる」など、お客さんが「自分に対して反応を示してくれる」瞬間にこそ凝縮されています。

プラスの循環を生み出す

ファンが増えてくると、あなたのライブで喜んだり感動したりする人が増えるのはもちろん、ブログに何かを書けばコメントがたくさんつくようになります。あなたがグッズやCDを作れば、数十人、ゆくゆくは数百人が欲しいと言ってくれるようになります。

頑張る→反応がある→もっと頑張れる→もっと反応がある→もっともっと頑張れる…

音楽でお金を稼ぐ仕組みが機能してくれば、ファンと呼べる人が増えていくことで、このようなプラスの循環を生み出すことができます。

ゼロから仕組みを作ることは簡単ではありません。圧倒的な努力が必要になります。それでも、何とか少しでも稼ぐ仕組みを作ることができれば、今とは比べられないほどの大きなやりがいを日々の音楽活動に感じられるようになります。

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