僕は、音楽講師を養成する仕事もしています。このなかで、
「ピアノの講師・先生になりたいのですが、資格は必要でしょうか?」
「資格があれば、ピアノの先生として食べていくことができるのでしょうか?」
こんな質問をよく頂きます。
そこでこの記事では、ピアノ講師の資格の必要性について解説します。
また、実際に資格を持っている知り合いから聞いた、「資格があれば講師として食べていけるのか」についても紹介します。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
ピアノ講師に資格は必要なのか?
まず、ピアノ講師・先生になるために、資格は必要なのでしょうか。
答えを言ってしまうと、ピアノ講師をするために、必ず資格を取得する必要はありません。実際、資格がなくても、ピアノの先生として活躍している人はたくさんいます。
世の中には、資格がないとできない仕事も存在します。例えば、教員の資格を持っていない人は、学校の先生をすることができません。
これと違って、ピアノ講師の資格は、絶対に必要というものではありません。まずは、「資格がなくてもピアノ講師はできる」ということを理解しておいてください。つまり、資格はあってもなくてもいいということです。
教室が発行しているピアノ講師の資格
ピアノ講師の資格には、音楽教室が発行しているものが存在します。例えば、音楽教室のヤマハやカワイが発行しているものが有名です。
資格を取得していると、これらの教室で講師として採用される際に有利となります。
これらの資格は、「級」で細かく別れています。例えば、ヤマハが発行する資格の場合、2級から13級まで存在します。
級が上がるほど、取得のために求められる技術も高くなります。実際、これらを取得するには何年もの練習が必要になります。さらに、受験料も高額になっていきます。
資格を持っている講師の実情
それでは、資格さえ取得すれば、ピアノ講師として食べていけるのでしょうか。
僕には、ピアノ講師の資格を持っている知り合いが何人かいます。ここからは、彼らに聞いた実情をお話しします。
実際のところ、資格を持っていても、ほとんどが講師の仕事で食べていくことはできません。
彼らは正社員ではなく、個人事業主です。このため、毎月決まった給料がもらえるわけではありません。
また、報酬はかなり低いです。生徒が支払う月謝のうち、4〜6割は教室の取り分になります。
例えば、講師が4割を受け取れる契約だとします。生徒の月謝が8,000円の場合、講師が受け取れるのは3,200円です。
もちろん、生徒が多いほど、報酬の合計額も大きくなります。しかし、講師は自由に生徒を増やすことはできません。なぜなら、生徒を集めるのは教室の仕事だからです。
この結果、ほとんどの講師が、生計を立てられるほどの収入を得られません。実際、僕の知り合いも、資格がありながら仕事を掛け持ちして生計を立てています。
これが、何年もの時間をかけ、高い受験料を支払った結果です。あなたは、ここまでして資格を取る価値があると思うでしょうか。
資格を取得せず、最短1年で講師として生計を立てるには
ここまで書いたように、ピアノ講師の資格を取っても、ほとんどの人が食べていくことすらできません。
しかし、このような資格を取得せず、最短で1年後に講師として生計を立てられるようになる方法があります。
それは、今日からブログやYouTubeで発信を行い、21世紀型のピアノ講師として活動することです。
通常のピアノ講師と異なり、教室でピアノを教えるわけではありません。インターネットを使って全国から生徒を集め、全国に向けてレッスンを提供します。
実際に、僕もこのやり方で講師業をしています。安定した収入を得て、何年も生計を立てることができています。
現在、さらに具体的な方法を解説した、全15話の無料動画レッスンをプレゼントしています。もし興味があれば、ぜひご覧になってみてくださいね。
まとめ:ピアノ講師の資格
今回は、ピアノ講師の資格について解説してきました。まとめると、次の通りとなります。
・資格がなくても、ピアノ講師になることはできる
・ヤマハやカワイなど、音楽教室が発行している講師資格が存在する
・資格を持つピアノ講師も、ほとんどがその仕事で食べていけない
・資格を取る時間があるなら、オンラインでの発信に取り組むべき
あなたが講師として活躍するための、ヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
