ピアノ講師の年収や給料収入は?音楽講師や教室の先生の実情


ピアノ講師になることを考えたとき、年収や給料は気になりますよね。もし収入が低ければ、食べていくことは難しいです。また、家族を守ることもできません。

そこで、今回はピアノ講師の年収・給料について紹介します。さらに、高収入を実現する一部の先生が持つ特徴までも解説します。

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2種類のピアノ講師・音楽講師の年収/給料/収入

「ピアノの先生」や「音楽講師」は、大きく2つのパターンに分かれます。

1つは、音楽教室に所属する教師です。例えば、ヤマハやカワイなどの音楽教室で、レッスンを提供することになります。

もう1つは、自分で教室を開く教師です。会社とは契約せず、自宅やマンションの一室を借りて、個人でレッスンを提供します。

ここからは、それぞれの収入について解説していきます。

音楽教室に所属するピアノ講師の収入

まずは、音楽教室に所属するピアノや音楽の先生の収入を解説します。

結論から言うと、多くの人が200万円に満たない低収入です。このため、ほとんどの人が講師の仕事だけでは食べていけません

僕が仕事で知り合った人に、ヤマハ音楽教室の先生がいます。しかし、この仕事だけでは食べていけず、他にもアルバイトをしています。

教室に所属する教師の給料システム

教室では、担当する生徒が支払う月謝の何割かが、講師に給料として支払われます。その割合は、マンツーマンレッスンで4〜6割、グループレッスンで3割程度です。

このため、月謝の料金が高く、担当する生徒が多いほど給料が増えます。しかし、講師が生徒数を自由に増やせるわけではありません。また、月謝の価格は会社が決めたものに従う必要があります。

また、音楽教室の先生は低収入なだけではなく、不安定です。なぜなら、正社員として契約するわけではないからです。毎月決まった給料が振り込まれるわけではありません。

このため、生徒が減るごとに給料も減ります。実際のところ、「前の月と給料が5万円違う」ということすらあります。また、簡単に契約を切られてしまいます。

このように、教室に所属する講師は低収入であり、ほとんどが副業をしなければ食べていけません。また、その収入や雇用は不安定です。

教師になるまでも大変である

教室に所属する場合は、採用してもらうまでが大変です。

例えば、音大卒などの学歴を求められることは多いです。ただ、勉強してそのような学校に入るのは大変です。また、学費も何百万円とかかります。

さらに、教室が発行している指導者資格の取得を求められる場合もあります。これに合格するのは、何年もの練習を要します。

教室を開くピアノの先生・音楽講師の収入

次に、自分で教室を開く教師の収入について解説します。

自分で教室を開く場合、レッスンの価格は自由に決めることができます。また、頑張れば生徒数を増やすこともできます。

このため、成功すれば年収は高くなります。しかし、自分で教室を開いた場合も、ほとんどの人が低収入にあえいでいます。それには、次のような理由があります。

生徒を集められない

教室を開く場合にぶち当たる壁として、生徒を集められないことがあります。教室に所属する場合、宣伝は会社がしてくれます。しかし、個人の場合は自分で行う必要があります。

このとき、「学歴や技術、コンクール入賞などの実績があれば生徒が集まるのではないか」と考える人は多いです。

しかし、そんなに甘い世界ではありません。なぜなら、誰も教室の存在自体を知らないからです。

まずは、知ってもらうことから始めなければいけません。ここで、多くの人がチラシやホームページでの集客を試みます。ただ、これにもコツが必要です。

また、教室に通ってもらう以上、近くに住んでいる生徒しか集客できません。しかし、その地域でピアノを習いたい人は限られています。このため、頑張ってもすぐに限界が訪れます。

忙しくて収入にすぐ限界が訪れる

仮に、生徒をたくさん集めることに成功したとします。しかし、これでも収入が低い場合がほとんどです。

ピアノ講師というと、ほとんどの人が1対1で指導を行います。ただ、1日は24時間しかありません。このため、指導できる生徒の数には限界があります。

僕の知り合いにも、朝から夜中までレッスンが詰まっている人気の教師がいます。

彼は生計こそ立てられているものの、年収は決して高いとは言えません。また、ほとんど休みを取れず、ストレスを抱えています。

高収入を実現するピアノの先生/音楽講師の共通点

ここまでお話ししたように、ピアノ講師・音楽講師の年収は低いです。一方で、高収入を実現している人もいます。

彼らは、教室に所属はしていません。個人で仕事をしています。そして、インターネットをフル活用し、時代に合った形で講師活動をしています。

ここからは、彼らの特徴についてお話しします。

オンラインで全国にレッスンを提供している

高収入を実現する音楽講師は、インターネットを使って全国に向けてレッスンを提供しています。

例えば、「ZOOM」や「Skype」という無料のアプリを使えば、お互いの様子を映しながら指導することができます。遠く離れた生徒に対しても、教室で指導するのとほぼ同じ状況を作ることができます。

教室で指導する場合、近くに住んでいる生徒しか指導できません。しかし、インターネットを使うことで、この壁を突破できます。

これにより、生徒数や収入の限界を突破できます。また、どこにいてもレッスンを受けられるので、生徒からはとても感謝されます

インターネットで「情報発信」をしている

レッスンを全国に提供できても、肝心の生徒を集めなければいけません。これにも、インターネットを活用することが効果的です。

このとき、多くの講師は、レッスン内容や講師の紹介が書かれたホームページを開設することを考えます。

ただ、ホームページだけを作ったところで、生徒は集まりません。そもそも、誰も見てくれないし、「この先生から教わりたい」と思わせることができないからです。

そこで、ピアノが上手くなりたい人に役立つ情報を発信するようにします。あなたの持っている知識や、練習方法などを惜しみなく投稿していきましょう。

僕はブログやYouTubeをオススメしますが、他のメディアでも構いません。これにより、ピアノが上手くなりたいと考える全国のお客様から見てもらうことができます。

その中には、「お金を払ってでもこの先生に教わりたい」と考える人が必ずいます。オンラインでレッスンを提供すれば、どこに住んでいるお客様の期待にも応えることができます。

マンツーマン以外のレッスンが充実している

高収入を実現する音楽講師は、マンツーマン以外のレッスンも充実させています。

マンツーマンの場合、指導できる生徒の数に限界があります。よって、収入にも限界があります。しかし、一度に複数の生徒を指導できれば、この壁を突破することが可能です。

例えば、複数の生徒と同時にビデオ通話ができるサービスが存在します。これを使えば、全国にいる複数の生徒に対して、グループレッスンを提供することができます。

また、生徒専用のサイトを作り、そこにレッスン動画を用意している講師もいます。生徒には、好きな時間に動画を見て学習を進めてもらいます。つまり、講師が寝ている間ですら、レッスンを提供できるわけです。

このような指導方法を取り入れると、生徒からも感謝されます。

例えば、グループレッスンでは「同じ目標を持つ仲間ができて嬉しい」と言われます。また、自習できるシステムを取り入れることで、好きな時間で学習できるようになり、学校や仕事が忙しい生徒からはとても喜ばれます。

マンツーマン以外のレッスンを取り入れることで、講師は収入が伸びて嬉しい、生徒の満足度も上がるという、お互いに嬉しい状況を作ることができます。

まとめ:ピアノ教師/音楽講師の年収や給料収入

ここまで述べたように、一般的なピアノ講師・音楽講師の収入や給料は低いです。ほとんどが、仕事を掛け持ちしてなんとか食いつないでいるのが実情です。

ただ、インターネットを上手に活用して、高収入を実現している講師もいます。

彼らの特徴は、全国規模での集客やレッスン提供をしていることと、マンツーマン以外のレッスンを充実させていることです。

このような講師になるための方法については、一般公開していない全15話・5時間23分を超える無料動画レッスンでより具体的に解説しています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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