世の中には、「バンドやミュージシャンは貧乏」というイメージがあります。ほとんどの場合、そのイメージは正しいです。実際、バンドマンやミュージシャンの多くは貧乏です。
このことを、「音楽はお金がかかるから仕方がない」と諦める人は多いです。しかし、そんなことはありません。原因を正しく理解することで、必ず貧乏から抜け出すことが可能です。
今回は、バンドマンやミュージシャンが貧乏な理由と、そこから脱却する方法を解説します。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
ファンを増やす前に商品を作ると貧乏になる
バンドマン・ミュージシャンが貧乏な理由として、「ファンを増やす前に商品を作っていること」があります。これは一体どういうことなのか、詳しく説明していきますね。
バンドやミュージシャンの活動とは?
バンドやミュージシャンは、普段どんな活動をしているでしょうか。例えば、ライブ・レコーディング・楽曲制作・グッズ制作などが代表的です。
このような活動は、すべて商品を作る行為です。ライブであれば、チケットが売り物になります。レコーディングであれば、CDが売り物になります。
他にも、練習をしたり、機材を購入したり、レッスンに通ったりします。これらも、ライブやCDの演奏を、より良いものにするための活動です。よって、商品を作る活動だと言えます。
もちろん、これ自体は悪いことではありません。
ファンを増やすのが後回しになっている
問題は、商品を作るのを「先に」やっていることです。この結果、購入してくれるファンを増やすのが、後回しになってしまいます。
ファンがいなければ、チケットが売れることはありません。CDが売れることもありません。よって、商品を作るのにかかるお金のぶん、赤字になるのは当たり前です。
これは、過去の僕もそうでした。例えば、ファンが少ないのに大きな会場でライブをしたり、大量のCDを作ったりしていました。
そして、ライブが決まってから、どうやって集客しようか悩んでいました。CDをリリースしてから、どうやって売ろうか悩んでいました。この結果、いつも赤字であり、活動するほど貧乏になりました。
このように、ファンが少ない状態で商品を作ると、ほとんど売れずに貧乏となります。
商品を作るタイミングを入れ替える
貧乏を抜け出すには、商品を作るタイミングを変えることが重要です。つまり、商品を作ってから集客するのではなく、集客をしてから商品を作るのです。
つまり、ファンを増やすことを先にすべきです。そして、確実に売れる見込みができてから、商品を作ると良いです。
現代は、インターネットを使うことで、資金をかけずにファンを増やせる時代です。まずは、これを地道にやっていきましょう。
すると、「ライブはやらないんですか?」「CDは出さないんですか?」という声が届くようになります。このタイミングで、初めて商品を提案します。これで、赤字になることはまずありません。
メジャーのバンドやミュージシャンも、これと同じように活動しています。売れる見込みがあるからこそ、CDを発売します。動員数を予想した上で、それに合ったライブ会場を押さえます。
彼らは決して、「5枚くらいしか売れなさそうだけどCDを出す」「とりあえず武道館を押さえてライブをする」なんてことはしません。
「ファンを増やし、売れる見込みができてから商品を作る」という順番を守っているからこそ、大きな赤字を背負うこともありません。よって、長く活動を続けていけるのです。
あなたも、この考えを取り入れることで、貧乏な状態から脱することができます。
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ファンが勝手に増えると思うと貧乏になる
ただ、ファンを増やす重要性を話すと、次のように考えるバンドやミュージシャンは多いです。
「ミュージシャンは、良い音楽を作ることが仕事。そうすればファンは勝手に増えてくる」
そして、集客へ真剣に取り組もうとはしません。
しかし、これでは一向にファンが増えず、活動するほど貧乏になっていきます。
良い音楽をやるだけでファンは増えない
良い音楽をやっているだけで、勝手にファンが増えることはありません。もちろん、口コミで広まることはありますが、それには限界があります。
この証拠を示しているのが、メジャーの人気アーティストです。CDを出すたびに、街中を宣伝トラックが走り、CMが何度も流れます。
もし音楽だけで売れるのなら、お金をかけて宣伝をする必要はないはずです。このことこそ、「良い音楽をやるだけでは売れない」という証拠です。
ファンを増やすにはファンを増やすための作業が必要
ファンを増やすには、ファンを増やすための努力が必要です。まずは、「良い音楽を作る作業と、ファンを増やす作業は別物である」ことを認識してください。
そして、商品を作る作業を一旦ストップしてでも、ファンを増やす作業に時間を作ってください。
僕の生徒も、ライブ活動やCD制作をストップして、ファンの獲得に取り組んでいます。行動した人は、しっかりと結果を出しています。
これも、バンドやミュージシャンとしての立派な活動です。まずは、この作業の大切さを自覚することが必要です。
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お金や集客を毛嫌いするほど貧乏になる
バンドマンやミュージシャンには、「貧乏でも音楽を続けることがすばらしい」という風潮があります。そして、「お金」や「集客」のことを毛嫌いする人が多いです。
例えば、「お金より良い音楽をやることが大事」という台詞は、何度も聞いたことがあります。
もちろん、その気持ちはよく分かります。僕は、2009年からライブ制作の仕事をしてきました。その中で、お客さんが少なくても、すばらしいミュージシャンをたくさん見てきました。
よって、僕もお金より良い音楽をやることが大切だと思います。ただ、その音楽を大切にするためにこそ、貧乏を抜け出さなければなりません。これには、2つの理由があります。
貧乏を抜け出すと音楽に使える時間とお金が増える
貧乏から抜け出さなければならないのは、音楽に使う時間とお金を増やすためです。
僕も、貧乏なミュージシャンの時期が長くありました。活動費を稼ぐために、仕方なくアルバイトをしていました。仕事の時間は、もちろん活動はできません。よって、音楽に使えるのは、ごく限られた時間となります。
また、安い時給で働いているため、稼げる額もごくわずかです。したがって、音楽に使える金額は非常に少なかったです。
つまり、貧乏であるからこそ、音楽に時間とお金を使えないのです。わずかでも収入が生まれる活動をしていれば、アルバイトの時間も減らせます。そのぶん、音楽に対して使える時間とお金も増えます。
バンドマンやミュージシャンならば、より多くの時間とお金を音楽に使いたいはずです。貧乏を抜け出さなければならないのは、まさにそんな生活を実現するためです。
貧乏を抜け出すとファンを幸せにできる
また、貧乏を抜け出すことは、ファンを幸せにすることにも繋がります。なぜなら、音楽に多くの時間とお金を使えるようになり、より良い演奏や作品を届けられるからです。
例えば、練習に時間をかけることで、ライブの質が上がります。機材やレコーディングにお金を使うことで、作品のクオリティが上がります。
このように、貧乏を抜け出すことで、ファンに対して質の高いものを提供できるようになります。
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まとめ:バンドマンやミュージシャンが貧乏な理由
今回は、バンドマンやミュージシャンが貧乏である2つの理由を解説してきました。
1つ目の理由として、商品を先に作っていることがあります。購入してくれる人がいなければ、1円も得られません。よって、商品を作るのにかかるお金のぶん、どんどん貧乏になっていきます。
そこで、ファンを増やしてから商品を作るようにしましょう。こうすることで、大きな赤字を負うことは無くなります。そして、貧乏に歯止めをかけられます。
2つ目の理由は、「良い音楽をやればファンは勝手に増える」と誤解していることです。しかし、そんなことはありません。ファンを増やすための努力と、良い音楽をやるための努力は別物です。
3つ目の理由は、集客やお金を毛嫌いしていることです。ただ、集客やお金のことを考えることは、音楽に使える時間とお金を増やし、自分とファンの両方を幸せにすることに繋がります。
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僕の発信が、ほんの少しでも役に立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
