音大に入学したものの、さまざまな原因から「学校を辞めたい」「つらい」と思う人は少なくありません。
もしかしたら、あなたもそうかもしれません。学校を辞めたいとまで思うということは、かなり辛い状況だと思います。
今回は、音大生が学校を辞めたいと思う原因と、その対処法について紹介していきます。
もくじ
音大生が学校を辞めたい・つらいと思う原因
まずは、音大生が学校を辞めたい・辛いと思う原因を解説していきます。
周囲に上手い人がたくさんいる
一般的な学校の場合、音楽をやっている人すら珍しいです。このため、楽器が演奏できるというだけで、「すごいね」と言われます。
しかし、音大に入ると、周囲にいる全員が音楽経験者になります。また、自分より上手い人もたくさんいます。
このような環境では、「演奏技術に自信が持てない」「自分には音楽の才能がない」という思考に陥りやすくなります。このことから、音大を辞めたいと考え始める人は多いです。
僕も、周囲と自分を比較してしまい、音楽を辞めたくなったことが何度もあります。このため、その気持ちよく分かります。
ただ、そんなあなたに伝えたいことがあります。それは、「あなたも合格したのではないですか」ということです。
確かに、周囲の人たちはレベルが高いかもしれません。しかし、あなたも決して負けていないからこそ、合格できたはずなんです。
もちろん、あなたが不正な手段で入学したなら話は別です。しかし、そんなことはしていないですよね。
これからも、周囲の音大生と自分を比べてしまうことがあるかもしれません。そのたびに、「でも、自分も合格したんだ」と言い聞かせるようにしてください。
卒業後の進路に希望が持てなくなる
音大に入るとき、「卒業後も音楽の仕事で生活したい」と意気込む人は多いです。
しかし、音大を卒業しても、音楽以外の道に進む人も多いです。また、晴れて音楽の道に進めたとしても、ほとんどの人が食べていけません。演奏家や講師になっても、その収入だけで生活できる人はごく一部だけです。
入学から時間が経つにつれ、このような現実が見えてきます。そして、卒業後の将来に希望を持てなくなります。
この結果、「こんなことなら音大を辞めたい」と思うようになるのです。
辞めたい・つらい音大生がやるべきたった1つのこと
ここまで、音大を辞めたい・つらいと思う、主に2つの原因を紹介しました。
実は、「音楽の知識や技術に自信が持てない」「卒業後の進路に希望が持てない」という2つの悩みを、まとめて解決する方法があります。
それは、あなたの音大生としての知識や技術を、インターネットで発信することです。ブログ、SNS、YouTubeなど、方法は何でも構いません。
例えば、楽器に関する知識や上達法を発信しても良いです。あるいは、有名な曲を演奏して、その動画を投稿するのも良いでしょう。
これをするだけで、音楽に対する自信を取り戻すことができます。また、卒業後はもちろん、在学中から音楽で収入を得られるようにもなります。
自分の知識や技術に自信が持てる
音大には、先生から先輩・同級生・後輩に到るまで、レベルの高い人がたくさんいます。このため、自分の知識や技術など、大したことがないと思いがちです。
しかし、インターネットで発信をした場合は違います。なぜなら、それを見るのは、ほとんどが一般人だからです。
音大生にとって当たり前の知識や技術でも、一般人にとっては当たり前ではありません。それを公開することで、大きく感謝されたり、感動の声をもらったりすることができます。
僕も、2013年からこのブログ「音楽活動のヒント」を更新してきました。そして、自分の音楽知識を発信してきました。
自分にとっては当たり前の内容でも、たくさんの人が見てくれます。さらに、「分かりやすく解説してくれてありがとうございます!」という感謝のメールまで届きます。
ブログを始めた頃は、「こんな当たり前の内容を投稿して誰が見るのだろう」と思ったことも多いです。しかし、自分にとっては当たり前のことも、他人にとってはそうではないことを痛感させられました。
音大の中だけで活動していると、あなたの知識や技術の価値に気づくのは難しいです。しかし、一般の人に向けて発信をすることで、ようやく自分の価値に気づけます。
そして、「自分の音楽で喜んでもらうことができるんだ」という、大きな自信を持つことができます。
在学中から音楽収入を稼げ、最後は生計を立てられるようになる
音大を卒業しても、音楽で生計を立てられる人はほんの一握りです。しかし、発信をすることで、在学中から音楽収入を得られるようになります。
例えば、楽器に関する知識や上達法を発信したとします。すると、その楽器が上手くなりたい人が集まります。そして、「レッスンをしてもらえないだろうか」という依頼が勝手に舞い込むようになります。
あるいは、有名な曲のカバー演奏を投稿し、コンサートに集客したり、有料での演奏依頼をもらったりしている人もいます。
つまり、在学中から音楽収入を得られるようになるのです。
さらに、そこで終わりではありません。コツコツ発信を続ければ、生活できるレベルの収入を稼ぎ出すことすら可能です。
実際のところ、インターネットでの発信をきっかけに、音楽を仕事にしている人はたくさんいます。そして、僕もそのひとりです。
したがって、あなたも今日から発信を始めれば、卒業後どころか在学中から音楽で生計を立てられるようになります。
まとめ:音大を辞めたい・つらいと思う原因と対処法
今回は、音大を辞めたい・つらいと思う原因と対処法を解説しました。
音大を辞めたいと感じる理由として、周囲が上手い人ばかりなことや、卒業後の進路に夢が持てなくなることがあります。
この解決策として、音大で培った知識や技術を、インターネットで発信することがあります。
これにより、多くの人から感謝や感動の声をもらえるようになり、自分自身の価値に気づくことができます。また、そこから仕事を依頼され、卒業後どころか在学中から音楽収入を得られるようになります。
ぜひ、挑戦してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
