自主企画によるワンマンライブが最も利益を出しやすい理由

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ミュージシャンやバンドがお客様に販売する商品のうち、最も代表的なものとして「ライブ」が存在します。生の演奏を直接聴くことができるライブは、いつの時代もお客様を大いに感動させます。

それでは、音楽活動でお金を稼ぐことを考えた場合、あなたはどのようなライブを商品にしなければならないでしょうか。

このとき、多くのミュージシャンやバンドマンは、ライブハウスやイベンターなどの他人が企画したライブに出演し、そのチケットを販売しようとします。

しかし、ここに間違いがあります。音楽でお金を稼ぎたい人は、他人が企画したライブを商品にしてはいけません。むしろ、必ずあなた自身が企画者となってワンマンライブを行い、そのチケットを販売する必要があります。

実際のところ、自主企画によるワンマンライブが、ミュージシャンやバンドにとって最も利益を出しやすいです。その理由を以下に述べます。

お客様の満足度が高く、料金を高額に設定できる

あなたが自主企画によるワンマンライブを行うべき理由として、お客様の満足度が高いということがあります。

私はライブ企画者でもあるため、さまざまな形でお客様の本音をリサーチしています。このとき、多くのお客様から寄せられる意見として「ブッキングライブの出演時間は短すぎる」というものがあります。

多くのお客様は、お目当てのミュージシャンやバンドの演奏を長時間楽しみたいと考えています。したがって、多くの出演者が短時間ずつ交互で演奏するようなライブよりも、あなたが長時間のワンマンライブを行った方が遥かにお客様の満足度が高くなります。

そして、お客様の満足度が高いということは、チケットの料金を高額に設定してもお客様に納得してもらえるということでもあります。例えば、あなたが30分しか出演しないブッキングライブのチケットを「5,000円」に設定した場合、お客様からは「高い」という声が続出するはずです。しかし、あなたが単独で2時間のワンマンライブを行うのであれば、ほとんど文句は出ないはずです。

このように、ワンマンライブではお客様に納得してもらいながら、大きな売り上げを確保することができます。

時間当たりの使用料が圧倒的に安い

あなたが企画者としてライブハウスを長時間借り切ることを、ホールレンタルといいます。そして、多くのライブハウスでは、ブッキングよりもホールレンタルの方が時間当たりの使用料が圧倒的に安いです。

ここに、あるライブハウスの例を挙げます。

このライブハウスは、ブッキングで出演した場合の演奏時間とノルマが「30分・3万円」です。それでは、このライブハウスを5時間ホールレンタルした場合はどうでしょうか。利用時間が「30分→5時間(=300分)」10倍になっているので、料金も10倍の30万円になると思うかもしれません。

しかし実際には、なんと5時間10万円でホールレンタルをすることができます。ブッキングライブと比較したとき、30分当たりの使用料はなんと1/3になります。

これは、決して珍しい例ではありません。実際のところ、日本におけるほとんどのライブハウスがこのような料金体系になっています。つまり、ブッキングライブで短時間演奏するより、長時間のホールレンタルをした方が時間当たりの利用料金が圧倒的に安くなるのです。

満足度が高いワンマンライブはチケットを高額に設定できるため、1回の開催で高い売り上げを手にすることができます。そして、時間当たりの会場使用料が安いため、経費を低く抑えることができます。この結果、売り上げから経費を差し引いた利益は、必然的に大きくなります。

逆に、ライブハウスやイベンターなど、他人が企画したライブに出演しても利益は出しにくいです。

このため、一定数のファンを獲得できた後は、必ずワンマンライブを企画するようにしてください。これにより、お客様に満足してもらいながら、毎回のライブで大きな利益を手に入れることが可能になります。

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