ライブで収入を得るミュージシャンになるための3つの戦略

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プロのミュージシャンとして食べていくには、音楽活動で収入を得る必要があります。

十分な収入を得ることができれば、他に仕事をする必要もなくなり、音楽に使える時間が増えます

そして、ミュージシャンがファンに向けて販売できる代表的な商品として「ライブ」があります。

しかし、多くのミュージシャンは、ライブでうまく収入を得ることができていません。

そこでこの記事では、ライブ収入を得るミュージシャンになるための戦略を紹介します。

自分でライブを主催した方が、圧倒的に収入が得やすい

多くのミュージシャンは、他人が主催したライブに出演しています。

例えば、ライブハウスが主催するブッキングライブです。あるいは、イベンターが主催するライブに出演することもあるでしょう。

僕も、ミュージシャンとして他人が主催するライブに出たことがあります。また、自分たちのバンドでライブを主催したこともあります。

両者を比較すると、自分で主催を行う方が圧倒的に収入を得やすいです。

ライブを主催するには、ライブハウスの「ホールレンタル」というサービスを利用します。

これを使うことで、主催者としてライブハウスを数時間レンタルすることができます。

システムはライブハウスによって違いますので、ホームページを見たり、メールなどで問い合わせたりしてみてください。

自分で主催をした方が収入を得やすいのには、大きく2つの理由があります。

演奏時間を長くできる

あなたがライブで演奏できる時間は、主催者によって決められています。

例えば、ライブハウスやイベンターが主催するライブは、複数のミュージシャンが30分ずつくらい順番に演奏する形式が多いです。

あなたのファンの目当ては、あくまであなたのライブです。このため、もっとあなたの演奏を長く見たいと感じている人が多いです。

そこで、あなたが主催者になればどうでしょうか。この場合、演奏する長さを自由に決めることができます。

例えば、あなたが2時間のワンマンライブ(=単独ライブ)を行っても良いです。

あるいは、知り合いのミュージシャンに声をかけ、1時間くらいずつ演奏しても良いです。

このように、演奏時間を伸ばすことで、お客さんの満足度を上げることができます。

そして、満足度を上げられるということは、チケットの価格を上げても許されるということです。

例えば、あなたが現時点で30分2,000円のチケットを販売できているとします。それでは、この演奏時間が2時間になればどうでしょうか。

チケットの価格を4,000円や6,000円に上げたとしても、文句はほとんど言われません。

演奏以外の部分で差をつけやすくなる

自ら主催を行うメリットは、演奏時間を伸ばせることだけではありません。

演奏以外の部分でも、お客さんを楽しませるためのアイデアを実行しやすくなります。

例えば、僕が主催をしたライブでは、今までに次のようなことを行ってきました。そして、お客さんからも好評を博しています。

・お菓子を用意し、無料で食べ放題にする

・転換時間を使って、ビンゴゲーム大会をする

・お客さんの投票で選ばれたミュージシャンを表彰する

・ライブハウスと交渉して、ドリンク2杯目からを半額にする

もしこれらのことを、他人が主催するライブでやりたいと考えたとします。この場合、95%以上の確率で、主催者から断られてしまうでしょう。

しかし、あなた自身が主催者になれば、自由に決めることができます。

もちろん、僕のアイデアをそのままやれということではありません。あくまで、これらは一例に過ぎません。

主催者になることで、お客さんが楽しめるアイデアを自由に実行できるということを理解してください。

そして、あなた独自のアイデアを生み出して欲しいと思います。

時間当たりの会場費が安くなる

ライブで収入を得ようとするときは、会場費のことをきちんと考える必要があります。

例えば、チケットが10万円ぶん売れたとします。しかし、もしそのライブハウスの会場費が15万円であれば、5万円もの赤字を背負うことになります。

多くのライブハウスでは、自分で主催する方が、時間当たりの会場費が圧倒的に安いです。

東京にある、あるライブハウスの例を挙げます。

このライブハウスが主催するライブに出演する場合、演奏時間は30分、チケットノルマは3万円です。

それでは、このライブハウスを5時間ホールレンタルした場合はどうでしょうか。

利用時間が「30分→5時間(=300分)」と10倍になっているので、料金も10倍の30万円になると思うかもしれません。

しかし、実際には5時間10万円で借りることができます。ライブハウスが主催する場合と比べると、時間当たりの使用量は1/3となります。

日本におけるほとんどのライブハウスは、このような料金設定になっています。

先ほど書いた通り、主催をすることで満足度が上がります。そして、チケットの価格は上げやすくなります。

一方で、時間当たりの利用料は低く抑えることができます。

この結果、ミュージシャンは1回のライブで、より多くの収入を得られるようになります。

ライブの映像を録画し、販売を行う

ミュージシャンが販売する「ライブ」という商品には、1つだけ弱点があります。

それは、ライブが開催される時間に、会場まで来られる人にしか販売できないということです。

例えば、遠くに住んでいてどうしても来られない人もいます。また、すでに予定が入っていて、来られないという人もいます。

そこで、ライブの映像を残すようにします。これにより、来られない人にも販売することができます。

さらに、そのライブが開催された時点では、あなたの存在すら知らなかった人にも購入してもらえます。

例えば、2020年にファンになった人は、2017年のライブを見ることはできません。しかし、映像が残っていれば、購入してそれを見ることができます。

つまり、ライブ本番のチケットよりも、映像の方が遥かにたくさんの人に売ることができます。これにより、大きな収入を得ることができます。

なお、メジャーのミュージシャンが販売しているDVDのような、高品質なライブ映像を撮影してくれる業者はたくさんいます。

ぜひ、インターネットで「ライブ 撮影」などと検索してみてください。

ライブ収入を得られるミュージシャンになる具体的な戦略:まとめ

ここまで述べたように、主催者になった方が圧倒的に収入を得やすいです。

なぜなら、次の2つを行うことでお客さんの満足度を上げ、チケットの価格を上げやすくなるからです。

・演奏時間を長くする

・お客さんを楽しませるアイデアを実行する

そして、時間当たりの会場費を安く抑えることができます。

さらに、ライブ映像を録画して販売することで、当日来られなかったお客さんからも収入を頂くことができるようになります。

ぜひ、あなたのライブ活動に取り入れてみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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