ライブMCがつまらないと思われないための注意点

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こんにちは、武藤です。

お客様が「つまらない」と感じるライブMCには、いくつかの典型的なパターンがあります。そのなかに、「多くのお客様が理解できない話題(ネタ)や言葉を話す」というものがあります。

この理由は、お客様の立場になって考えてみると分かります。例えば、あなたがあるミュージシャンのライブを見に行ったとします。そして、あなたは「ゲーム」に関する知識が全くないとします。

ライブの途中、ミュージシャンがMCで長々と「ゲーム」について話し始めたとします。このとき、あなたは全く話題についていけません。

あなたはそのゲームのキャラクターの名前も分からなければ、用語も理解できません。したがって、あなたはとてもつまらないと感じるはずです。

このことを考えると、MCではお客様と共有できない話題や言葉を絶対に扱ってはいけないことが分かります。そこで、この記事では、MCでつまらない思いをさせないために注意すべき話題や言葉の使い方について解説します。

内輪ネタ(身内ネタ)は極力避ける

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内輪ネタとは、「バンドメンバー」や「高校時代のクラスメイト」など、あなたと親しい特定の集団にしか通用しない話題(ネタ)のことです。例えば、「高校時代の先生の物真似」などがこれに当たります。

これを行った場合、その先生を知っている人には面白いと感じてもらえます。しかし、それ以外のお客様には、何が面白いのか全く理解できません。

部活やサークルのライブなど、親しい仲間だけが集まる場所では、内輪ネタを扱っても問題ありません。しかし、それ以外のお客様がいる場所では、内輪ネタは極力避けるべきです。

MCで内輪ネタを扱うと、それが理解できない人たちはつまらない思いをします。この結果、多くの人に満足を与えるライブを実現することはできなくなります。

マニアックな話題を扱わないよう注意する

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内輪ネタと同様、特定の人にしか理解できないマニアックな話題についても扱わないように注意する必要があります。なぜなら、その分野について詳しくない人は、あなたの話を理解できないからです。

しかし、多くの人は知らず知らずのうちにマニアックな話題をMCで扱ってしまいます。この理由として、話している本人はマニアックな話題を話しているという自覚がないことがあります。つまり、「自分が知っていることはお客様も知っているだろう」と考えてしまうのです。

しかし、厳しめに言うとそれはあなたの独りよがりに過ぎません。ライブMCの話題を選ぶ際は、それがお客様と共有できる内容になっているかを、客観的に分析する必要があります。

音楽の専門用語には、分かりやすい説明を加える

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お客様には、さまざまな年代や職業の人がいます。このため、あなたが何気なく使っている言葉であっても、すべてのお客様がそれを理解してくれるとは限りません。

特に、ミュージシャンはライブMCにおいて、無自覚のうちに音楽に関する専門用語を使いがちです。例えば、MCの中で「今日リハのときに…」と話し始めるミュージシャンはたくさんいます。

「リハ」が「リハーサル」という言葉を略したものであることは、音楽活動をしている人ならほとんどが知っています。しかし、音楽に詳しくないお客さんは、これを知りません。

このように、ミュージシャンが当たり前のように使っている用語であっても、一般の人がそれを理解しているとは限りません。このことを理解せずに話を進めてしまうと、お客様は話題についていけず置き去りになってしまいます。

ただし話の流れ上、どうしても専門用語を使わなければならない場面は多いでしょう。この場合は、音楽に関する知識が全くないお客様にも理解できるよう、詳しい説明を加えれば問題ありません。

例えば、「リハ」という言葉を使いたいのであれば、「ライブの本番の前にリハーサルというものがあって、ステージの上で本番と同じように演奏して音のバランスなどを確認するのですが…」などと、音楽に詳しくない人でも理解できるように説明する必要があります。

このように、お客様には音楽に関する知識が全くないと想定したうえで、それでも理解できるように話すようにします。このことで、あなたの扱う話題についてこられないお客様はいなくなります。

ここまで述べたように、ライブMCでは、お客様が理解できない話題や言葉を扱った瞬間に「つまらない」と感じられてしまいます。

このため、ライブMCでは「内輪ネタ」「マニアックな話題」を避ける必要があります。そして、専門用語については、知識のないお客様にも分かりやすく意味を説明する必要があります。

これらを行うことで、ライブMCでお客様につまらない思いをさせることは無くなります。さらには、お客様を楽しませるMCを身につけるための重要な一歩になるでしょう。

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