ボイストレーニング(ボイトレ)に興味があるけど、効果はあるのかな?
効果が出るまでには、どれくらいの期間がかかるのかな?
そのような疑問を持つ人は多いと思います。
僕は、何年もボイトレに通っていました。この記事では、その経験を踏まえて、
・ボイストレーニングの効果
・ボイストレーニングで効果が出るまでの期間
についてお話ししますね。
さらに、ボイストレーニングで効果が出るまでの期間を短縮する方法まで教えます。
それでは、ワクワクしながら読み進めてください!
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
ボイトレに通うのと一人で練習することの違い
僕は、いきなりボイトレに通い始めたわけではありません。
1年ほどは、一人で歌を練習していました。その後に、ようやくボイトレに通い始めたのです。
上達のスピードが圧倒的に速くなる
ボイトレに通うのと、一人で練習することの違いを一言で表すと
一人で練習するよりも上達スピードが上がる
ということです。
本屋に行けば、ボイトレのための本がたくさん売られています。
YouTubeなどにも、ボイトレの先生が練習用の動画を投稿しています。
このため、一人でボイトレをすることもできます。
僕も、歌を始めてから少しの間は、一人で練習をしていました。もちろん、それでも少しは上手くなりました。
ただ、ボイトレに通い始めてからの方が、そのスピードは圧倒的に速くなりました。
時間を取るか、お金を取るか
もちろん、ボイトレに通うことにはデメリットもあります。それは、お金がかかることです。
このため、ボイトレに通うかどうかは「時間を取るか・お金を取るか」の選択です。
歩くと1時間かかる場所にでも、お金を払って電車やタクシーに乗れば速く行けますよね。
ボイトレに通うかどうかも、これと同じように考えてください。
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僕が実感したボイトレに通う7つの効果
ここからは、僕が実感したボイトレの効果を書いていきます。
音域が広くなった
僕は、音域がすごく狭いんです。カラオケに行っても、ほとんど歌える曲がありませんでした。
しかし、ボイトレに通うことで、少しずつキーが広がっていきました。
歌える曲が増えてくるので、とても楽しかったのを覚えています。
表現力がついた
僕が自分の歌声を初めて聞いたとき、1番ショックだったことがありました。
それは、表現力がないことです。
楽しい曲は楽しさが伝わってこないし、悲しい曲は悲しさが伝わってこない・・・。
この点も、ボイトレに通って大きく変わりました。
自分の歌を聞いて、泣いてくれる人がいたときは、すごく嬉しかったですね。
滑舌が良くなった
僕は、自分でも詞を書いていました。そして、ライブハウスで演奏していました。
しかし、アンケートに「歌詞が聞き取りにくいです」と書かれてしまうことが多かったです。
話しているとそうでもないのですが、歌になると滑舌が悪くなってしまうんですね。
僕以外にも、そういう人は多いと思います。
歌い方に癖がついていたので、まずはそれをボイトレで取ってもらいました。
そして、抑揚のつけ方も教えてもらいました。
これによって、かなり言葉がハッキリするようになりました。
その証拠に、曲を初めて聞く人にも、歌詞を褒めてもらえることが増えました。
モチベーションが維持しやすくなった
僕は、ボイトレに通うまで一人で練習をしていました。
このとき、モチベーションを維持するのが難しかったです。
一人だと、自分が上手くなっているのかよく分かりませんでした。
しかし、ボイトレに通うとこれが変わりました。
上達すれば褒めてもらえますし、サボっていれば注意されます。
このような刺激によって、モチベーションを維持しやすくなります。
また、ボイトレの教室によっては、他の生徒さんとの交流もあります。
例えば、定期的に発表会や交流会が行われる教室は多いです。
目標とする先輩を見つけたり、仲間と切磋琢磨したりすることができます。
また、ボイトレに通うと月謝を払う必要が出てきます。
これによっても、「せっかくお金を払っているのだから頑張ろう」という気持ちにもなれました。
このように、ボイトレに通うことで、モチベーションを維持しやすくなる効果があります。
目の前の練習に集中できるようになった
歌を上達させる方法は、インターネットでも無料で見ることができますよね。
このため、「お金を出してボイトレに通う必要はない」と考える人も多いのも自然です。
僕も、ボイトレに通う前は、これと全く同じ考え方でした。
しかし、インターネットには落とし穴もあります。それは、情報が多すぎて混乱してしまうということです。
あるとき、歌うときの口の開け方について調べたことがありました。
すると、サイトによって全く書いてあることが違ったのです。
「口はなるべく大きく開けましょう」「あくびをするような口で歌いましょう」「口はなるべく開けない方が良いです」・・・。
僕は、「一体どれが正しいんだ!」とパニックになりました。
一つに決めて練習をしていても、「でもあのサイトにはこう書かれていたし・・・」と考えてしまいます。
この結果、練習に集中できず、常に不安が付きまとっていました。
ボイトレに通い始めてからは、先生の教えだけに集中できるようになりました。
同じ先生から教わるのですから、矛盾することを言われることもありません。
自分に合ったアドバイスが受けられた
歌が上手くなりたいとき、全員が同じ練習をしても無意味です。
そもそも、人によって今までの経験が違います。将来の目標、得意・不得意、歌いたいジャンルも異なります。
このため、上達のためにすべき練習は、人によって違うのです。
本やインターネットにある情報は、たくさんの人に見てもらうために書かれています。
これは、「あなた」一人のために書かれた情報ではありません。
このため、「どの情報が自分に合っているのか分からない」という事態に陥ります。
ボイトレでは、マンツーマンで指導を受けることができます。
僕がボイトレに行ったときは、先生が今までの経験や目標、好きな音楽などを徹底的に聞いてくれました。
また、通うたびに僕の歌を聞いて、現状に合ったアドバイスをしてくれました。
これによって、上達のスピードが上がる効果を実感しました。
課題を具体的に示してもらえた
ボイトレに通う前、僕は知り合いに「自分の歌をダメ出ししてくれ!」と頼んだことがあります。
すると、
「うーん、とりあえず下手なんだけど、どうすればいいか分からない・・・」
と言われてしまいました。笑
素人の場合、「どうすれば今より歌が上手くなるのか」が分からないんですよね。
これは、料理で考えると分かりやすいです。
例えば、あなたがまずい料理を食べたとします。
もちろん、素人でもそれがまずい料理だということは分かります。
しかし、どうすればそれが美味しくなるのかが分かりません。
プロの料理人であれば、「焼く時間をもう少し長くすれば良い」「塩ではなく醤油を少し加えると良い」ということが的確に分かります。
ボイトレの先生も、これと同じです。
上手い歌というのはなぜ上手いのか、下手な歌はなぜ下手なのか、その原因を知っているのです。
だからこそ、「どうすればもっと上手くなるのか」を具体的にアドバイスすることができます。
そこから、課題を具体的に与えてくれました。例えば、次のような感じでした。
・こういう呼吸を練習してみて
・口の開け方をもう少し小さくしてみて
・「う」の発音をもう少し「お」に近づけてみて
時には、「なぜそのようなことをするのか?」と思うようなこともありました。
しかし、その課題を行うことで、本当に歌が上手くなっていくから不思議でした。
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ボイトレの効果が出るまでの期間は?
ボイトレの効果について、よく聞かれる質問があります。
それは、「効果が出るまでの期間はどれくらいですか?」というものです。
これには、決まった答えがありません。個人差があります。
効果が出るまでの期間を左右するものには、3つの要素があります。
ボイトレに通うまでの経験
ボイトレの効果が出るまでの期間は、それまでの経験によって左右されます。
僕の場合、ほとんど歌ったことがありませんでした。
人前で歌うことはもちろん、カラオケに行くこともありませんでした。
それまでは、全く音楽に興味がなかったからです。
このため、まともに歌えるようになるまで、とても時間がかかりました。
ただし、必ずしも「歌う経験が多いほど良い」というものでもありません。
ボイトレに通うまでにたくさん歌う経験をしてきた人も、変な癖がついていて、それが効果を遅らせてしまうこともあります。
過去の経験を変えることはできません。このため、あまり気にしないようにしましょう。
先生との相性
ボイトレの効果を左右するものに、先生との相性があります。
人間同士ですから、どうしても合う・合わないがあります。
先生の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ボイトレに通う以外での練習
ボイトレの効果を最も左右するのは、ボイトレに通っていない時間の使い方です。
つまり、自主練習の質と量です。
ボイトレに通う時間は、多くても週に1回・1時間程度です。
1日は24時間ですから、1週間は168時間です。
ということは、ボイトレに通っている以外の時間が、週に167時間もあるのです。
この時間の使い方が、ボイトレの効果を大きく左右します。
ボイトレの効果を出すには、ボイトレに通う以外での練習量と質を上げるようにしてください。
これには、次のような記事が参考になると思います。
ボイトレ効果が出るまでの期間を短縮する方法
ここからは、ボイトレの効果が出るまでの期間を短縮する、レッスンの受け方を教えます。
教室を練習場所だと思わない
ボイトレに通っていても、効果が出ない人には共通点があります。それは、ボイトレに通うだけで安心していることです。
まさに、通い始めた頃の僕がそうでした。通うだけで安心をして、ほとんど練習をしていませんでした。
これでは、ほとんど上達しませんでした。週に1時間の練習で上手くなるほど、歌は甘くないのです。
ボイトレに通うたびに、先週と同じ練習を繰り返す羽目になってしまいました。
ボイトレの効果を実感できる人は、あくまで自分でする練習をメインに考えます。
ボイトレは、あくまで1週間の練習をチェックし、新たな課題を与えてもらう場所であると考えます。
僕もこのような考え方に変わってから、ボイトレの効果を強く実感できるようになりました。
質問をメモしておいて教室で解決する
自分で練習をしていると、疑問が生まれてきます。
それを、すかさずメモしておくようにします。そして、次にボイトレのレッスンを受けるときに、先生に質問するようにします。
ただ、「こんなに質問をして大丈夫だろうか」と考える人がいます。
熱心な先生ほど、あなたの質問を喜びます。なぜなら、質問をするということは、やる気があるという証だからです。
逆に、質問されることを嫌がるようなら、あまり良い先生だとは言えません。ボイトレを変えることも検討した方が良いです。
質問をメモしておき、レッスンで解決することで、毎回のボイトレを効果的に使えます。
レッスンを記録する
人間の脳は、同時にたくさんのことを覚えることはできません。
ボイトレで教わったことのうち、7割は忘れていると思ってください。
そこで、レッスンを録音させてもらい、それを後から聞き返すと効果的です。
これにより、「そういえばこんなことも教わったな」と思い出せるものです。
このようなことをしている人は、ほとんどいません。このため、他の人と大きく差をつけることができます。
これには、スマートフォンの録音機能を使うと良いです。
先生に、「後から復習をしたいので録音させてください」と頼んでみてください。
「なんて熱心な生徒なんだ!」と、先生も喜んでくれるはずです。
僕の知り合いには、録音ではなく録画までしている人がいます。
ボイトレを受ける部屋の片隅に、三脚とスマートフォンを置きます。
そして、レッスンを受けている先生と自分を録画するのです。
音だけよりも映像の方が、復習をしやすいようです。
このように、録音や録画をすることで、1回のレッスンから得られる効果を最大化することができます。
メモを取る
レッスンを受けるときは、メモを取るようにしてみてください。
ただ、先生に言われたことをそのままメモするのではありません。
メモを取るのに忙しくなり、レッスンに集中できなくなります。このため、録音したものを聞き返す方が楽です。
本当にメモを取るべきなのは、「レッスンを受けていて気づいた点」です。
ボイトレを受けていると、ふとしたコツに気づくことがあります。
例えば、「『い』を少し『え』のように発音すると喉声になりにくい」などです。
このようなふとした気づきは、すぐに忘れてしまいます。
忘れてしまった気づきは、なかなか取り返すことができません。
また、「帰ってからメモをしよう」と思っていると、メモをしようとしていたことすら忘れます。
このため、その場ですぐにメモを取るようにしてください。
これを毎回行うだけで、効果をより強く実感できますよ。
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ボイトレの効果:まとめ
ここまで、ボイトレの効果や、効果が出るまでの期間、そしてそれを短縮する方法を解説してきました。
まとめると、次の通りとなります。
・ボイトレの効果を一言で言うと、歌が上手くなるスピードが上がること
・音域や表現力、モチベーションの保ちやすくなるなど、ボイトレには様々な効果がある
・ボイトレの効果が出るまでの期間は、経験や先生との相性、普段の練習量で変わる
・あくまでメインは普段の練習であり、ボイトレはそれをチェックし、課題を与えてもらう場所だと考えるべき
・ボイトレを録音し、気づいた点をメモすると効果が出やすくなる
あなたも、必ずボイトレの効果を実感できるはずです。
さらに、ここに書いたことを意識することで、効果が出るまでの期間を短縮することも可能です。
ぜひ、あなたの役に立てば嬉しいです。
また、ボイトレで歌が上手くなれたとしても、それだけではプロの歌手にはなれません。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
