プロの歌手になりたいと考えたとき、ほぼ全員が考えることがあります。それは、ボーカルのレッスンやスクールの教室に通うことです。
「歌が上手くなれば、プロの歌手になれるのでは」と考えるわけです。そして何年にもわたり、高い月謝を払い続ける人は多いです。
しかし実際には、ボーカルレッスンやスクールに通っても、プロの歌手になれることはありません。これに早く気づかないと、かなりのお金を無駄にしてしまいます。
今回は、ボーカルレッスン・スクールでプロになれない3つの理由を解説します。また、あなたが歌手になるために、他にやるべきことまでお伝えします。
もくじ
上手いボーカルがプロ歌手になるわけではない
ボーカルレッスンやスクールで、プロになれない理由は単純です。これを一言で説明すると、
歌手になるための条件は、歌が上手いことではないから
です。
そもそも、なぜ歌手志望の人は、レッスンやスクールに通おうとするのでしょうか。
それは、「歌手になるための条件は歌が上手いことだ」と誤解しているからです。さらに詳しく説明すると、次のようになります。
「私は歌手になりたい!」
↓
「歌手になるための条件は、歌が上手いことだ」
↓
「歌が上手くなるために、レッスンやスクールに通おう」
確かに、レッスンやスクールに通えば、歌は上達します。しかし、そもそも「歌手になる条件は歌が上手いことだ」という認識が間違っています。このため、レッスンやスクールの成果が出ても、プロになれないわけです。
歌手になるためには、もっと他に必要なことがあります。ここからは、それについて詳しく解説します。
プロ歌手に必要なのは「ファン」の存在
プロの歌手になるための条件は、極めてシンプルです。それは、「ファンがいること」です。
歌手とは、歌うことで収入を得て生活する人のことです。もちろん、ただ歌っているだけでは、お金を稼ぐことはできません。そこで、次のような商品を販売する必要があります。
・CD
・グッズ
・チケット
・ファンクラブ
ここで、ファンの存在が重要になります。これらの商品を、「お金を払ってでも欲しい」と思う人がいて、歌手は初めて稼ぐことが可能です。
逆に、ファンがいなければ、1円たりとも稼ぐことができません。歌手として生活することができず、他に仕事をしなければならなくなります。
このように、歌手として生きていくために、ファンの存在は不可欠です。
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今日からファンを増やす重要性
しかし、歌手になりたい人たちの中で、ファンを増やす努力をしている人はほとんどいません。歌の練習をしたり、レッスンやスクールに通ったりするだけの人ばかりです。
歌手になるには、大きく分けて2つの道があります。具体的には、次の通りです。
・大手のレコード会社と契約し、メジャーデビューする
・レコード会社と契約することなく、個人で活動する
いずれを目指す場合も、今日からファンを増やすことは必須となります。
ファンがいる歌手だけがデビューできる
まず、レコード会社からデビューする場合を考えます。
大手のレコード会社と契約し、CDを出すことを、「メジャーデビュー」といいます。歌手志望の人は、これを目標とする人が多いでしょう。
レコード会社の目的は、お金を儲けることです。契約した歌手の楽曲(CD・ダウンロード販売など)が売れるほど、彼らは多くの収入を得られます。よって、彼らは「売れる確率の高い歌手をデビューさせたい」と考えます。
このとき、彼らは「デビュー前からファンのいる歌手」を、「売れる確率が高い」と判断します。なぜなら、次のような計算が働くからです。
・すでに売れているということは、デビューさせればもっと売れるだろう
・すでにファンがいるということは、宣伝費をかけなくても売れるだろう
逆に、「歌が上手いだけの人」をデビューさせたいとは考えません。どんなに歌が上手くても、売れない歌手はたくさんいます。よって、「デビューさせても売れないのではないか」と警戒するのです。
歌手をデビューさせるには、多額の費用がかかります。もし売れなければ、レコード会社は大赤字です。このため、彼らはこのリスクを敬遠します。
したがって、「デビュー前からファンがいること」こそ、歌手デビューの条件です。
個人での歌手活動でもプロになれる
あまり知られていないものの、デビューをしなくても、プロの歌手になることはできます。なぜなら、ファンを獲得し、商品を売ることは自分でもできるからです。
昔であれば、テレビやラジオに出なければ、ファンを増やすことはほぼ不可能でした。しかし、現代にはインターネットがあります。
例えば、次のような手段を通じて、全国にあなたのファンを獲得可能です。
・SNS
・アプリ
・ブログ
・YouTube
また、CD制作・ライブの開催・ファンクラブの運営なども、デビューせずに行うことができます。自分で行ったり、業者をネットで探したりすることで実現可能です。
この方法を考える場合も、ファンを獲得できれば、プロの歌手になれます。なぜなら、商品を販売して、歌手活動でお金を稼げるからです。
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ボーカルレッスンやスクールでプロになれない証拠
そもそも、ボーカルレッスンやスクールの講師は、プロの歌手ではありません。あえて言葉を悪くすれば、「売れない歌手」がほとんどです。
プロの歌手を目指して、今までボーカルをやってきた。しかし、デビューもできないし、ファンもいない。だから、生活のために講師をしている、という人が大半です。
生徒にとって、講師は目標となる存在です。「先生みたいに歌えるようになりたい」と思う生徒は多いでしょう。
しかし、講師と同じように歌えるようになっても、プロの歌手にはなれないのです。講師が歌手になれないわけだから、言うまでもありません。
それにもかかわらず、「君も歌手になれる」「デビューできる」と甘い言葉を並べるスクールは多いです。しかし、ファンがいない人が歌手になれることはありません。よって、あなたは騙されないようにしてください。
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ファンを増やしてプロ歌手になるには
それでは、ファンを増やしてプロ歌手になるには、どうすれば良いでしょうか。
まずは、自分という存在を広めていくことが重要です。あなたのことを知る人が増えるほど、ファンも増えていくようになります。
例えば、100人に歌を聴かせたとき、1人がファンになってくれるとします。この場合、1000人に聴いてもらえば10人、1万人に聴いてもらえば100人のファンを獲得できます。
昔であれば、テレビやラジオに出る資金がなければ、存在を広めることは不可能でした。しかし、今の時代はネットがあります。ブログ・SNS・YouTubeなどを使い、数十万人に知られる存在になることは可能です。
ファンを増やすことで、デビューに向けた「実績」を作ることができます。例えば、次のようなものです。
・自主制作のCDを、◯枚販売した
・自分でライブを企画して、◯人を集客した
・自主運営のファンクラブで、毎月◯万円以上の収入がある
すると、レコード会社が向こうから「うちと契約しないか」と声をかけてくるようになります。
また、デビューをしなくても、プロ歌手としての生活が可能となります。なぜなら、自分の力でファンを増やし、商品を販売することができるからです。
レコード会社からデビューした場合、歌手はほとんど収入を得られません。以下のグラフは、デビューした歌手のCD売り上げが、どう分配されるのかを表したものです。
アーティスト(歌手)は、1%しか受け取れません。1000円のCDが売れても、歌手が収入はたったの10円です。
仮に1万枚を売っても、10万円しか自分のものになりません。よって、メジャーデビューを果たした歌手のほとんどが、歌手として食べていけないのが現実です。実際、こっそりアルバイトをしている人はたくさんいます。
しかし、デビューを選択しなければどうでしょうか。活動の売り上げは、すべて歌手のものになります。このため、デビューをしない方が、歌手として生活するハードルは低いのです。
このように、デビューをしなくても、プロの歌手として生きていけます。むしろ、デビューをしない方が、収入は上がりやすいのです。
デビューをせずに、プロの歌手として生きていく方法については、以下の「無料動画レッスン」で詳しく解説しています。
まとめ:ボーカルレッスンやスクール教室ではプロ歌手になれない理由
今回は、ボーカルレッスンやスクールなどの教室では、プロの歌手になれない理由を解説しました。
確かに、教室に通えば歌は上手くなります。しかし、歌の上手い人が歌手になれるわけではありません。ここに、レッスンやスクールでプロになれない理由が隠れています。
歌手になるための条件は、ファンを増やすことです。これにより、デビューのための実績を作ることができます。また、個人で活動することでも、歌手として生活できるようになるのです。
ファンを増やして歌手になる方法は、以下の無料動画レッスンですべて解説しています。ぜひ、活用してみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。応援しています!
