歌の滑舌が良くなる発音の練習!悪い滑舌を良くするトレーニング方法

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歌において、滑舌や発音はとても大切です。

僕は、色々なライブハウスで歌を歌ってきました。滑舌に関しては、特に悪いとは思っていませんでした。

しかし、ライブのアンケートなどで「歌詞が聞き取りにくい」と書かれてしまうことがありました。

そこで、どうすれば滑舌が良くなるのかを試行錯誤しました。

その結果、伝わりやすい発音で歌うことができるようになりました。

この記事では、歌の滑舌や発音をはっきりさせるための練習方法を解説します。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

歌の滑舌や発音を良くすることが重要な理由

音楽が持つ魅力の1つに、詞が持つ世界観があります。歌詞が伝わることで、曲が描いている情景やメッセージが伝わります。

これにより、多くの人を励ましたり、感動させたりすることができます。

しかし、それが伝わるためには、クリアな発音が必須となります。どんなに良い歌詞でも、滑舌が悪ければ全く伝わりません。

歌の活動をしている人に、滑舌を意識する人はあまり多くありません。また、練習をする人も少ないです。

どちらかというと、発声や音程、リズムの正確さなどを気にする人が多いです。

だからこそ、滑舌を意識することで、他の歌手に差をつけることができます。

滑舌を良くすることで、初めて聴く人でも曲の世界に入りやすくなります。この結果、聴く人を感動させられる歌い方ができるようになります。

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聴く音楽を変えると歌の滑舌が良くなる?

「滑舌を良くする」と言うと、何か練習をすることを想像する人は多いと思います。

もちろん、トレーニングの方法も後で紹介します。ただ、その前に「普段聴く音楽を変えてみる」ということを行ってみてください。

滑舌の悪い歌を聴くと、無意識に影響される

あなたの好きな歌手を想像してみてください。彼らは、全員が良い滑舌で歌うでしょうか。

おそらく、そうではないと思います。例えば、舌足らずな歌い方がかわいらしいと感じさせる歌手がいます。

また、日本語の歌詞を英語のように発音する人がいます。「を」を「うぉ」などと発音する歌手です。

もちろん、これらは悪いことではありません。むしろ、そのような歌い方も支持されているからこそ、たくさんのファンがいます。

ただし、もしあなたが滑舌を良くしたいと考えているなら、このような歌を聴くのを一旦やめる必要があります。

僕たちの発音は、周囲の人に影響されます。例えば、家族と一緒に暮らしていると、無意識のうちに話し方が似てきます。

これは、歌も同じです。真似をしているつもりはなくても、好きな歌手に近い歌い方になってしまいます。

僕の知り合いのボイストレーナーさんは、次のように言っていました。

「体験レッスンに来た生徒さんの歌い方を聴けば、だいたいどの歌手が好きなのか分かる」

このため、滑舌が良くない歌手の曲を聴くのを止めることで、影響を避けることができるようになります。

もちろん、「永遠に聴かないでください」ということではありません。

あなたが滑舌の良い歌い方をマスターできたら、また聴いても大丈夫です。

一定期間は、滑舌の良い歌手の曲だけを聴くようにする

逆に、しばらくは滑舌や発音がハッキリした歌手の曲だけを聴くようにしてみてください。

歌詞カードを見なくても、言葉をクリアに聞き取れる歌手がいます。このような人の歌を聴くようにするのは、とても有効です。

これにより、無意識のうちに滑舌の良い歌い方を身につけることができます。

僕も、聴く音楽を変えることで、発音が良くなったと言われるようになりました。ぜひ、試してみてください。

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歌の練習と滑舌を良くするトレーニングは分ける

歌の滑舌を良くしたいと考えるとき、多くの人は歌いながら滑舌の練習をしようとします。これは、僕もそうでした。

しかし、最初は歌の練習と、滑舌の練習を別々に行った方が良いです。

つまり、いきなり歌おうとせず、話すように滑舌のトレーニングを行うのです。

滑舌が悪い場合、意識的に発音を改善していく必要があります。しかし、同時に歌うとなると、音程や呼吸にも気を配る必要が出てきます。

すると、同時に意識すべきことが多すぎて、滑舌の改善が難しくなります。

そうではなく、まずは滑舌のトレーニングだけを行うようにします。そして、滑舌が良くなって来たら、ようやく歌うようにします。

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悪い歌の滑舌を良くする3つのトレーニング

ここからは、滑舌を良くするために行うべき3つのトレーニングを紹介します。

歌うのではなく、話すように発声練習を行います。

また、ボソボソと小さな声で練習を行っても無意味です。必ず、大きな声を出すようにしてください。。

同じ音を連続で発音する

同じ音を、5回から10回程度連続で発音します。

・あああああああああああ

・いいいいいいいいいいい

・ううううううううううう

・えええええええええええ

これを、50音すべて行います。このトレーニングを行うメリットは、自分の滑舌が悪い発音が分かることです。

練習の途中で、「何となくこの音は言いにくいな…」と気づきます。それが、あなたの苦手な発音です。

最初は、音と音の間隔を広くゆっくりと発音します。慣れてきたら、少しずつ早くしていきます。

また、「がぎぐげご」などの濁音(=だくおん)や、「ぱぴぷぺぽ」などの半濁音(=はんだくおん)にも挑戦してみてください。

清音・濁音で50音を読む

先ほど、同じ音を連続して発音する練習をしました。

ただ、歌詞においては、このように同じ音が連続することはほとんどありません。むしろ、異なる音が次々と連なることが多いです。

そこで、劇団員やアナウンサーが行っている、次のような発声トレーニングを行います。

あえいうえおあお
かけきくけこかこ
させしすせそさそ
たてちつてとたと
なねにぬねのなの
はへひふへほはほ
まめみむめもまも
やえいゆえよやよ
られりるれろらろ
わゑゐうゑをわを

まずは、これが基本の練習となります。

これをマスターしたら、次のようなものにも挑戦しましょう。

がげぎぐげごがご
ざぜじずぜぞざぞ
だでぢづでどだど
ばべびぶべぼばぼ
ゔぁゔぇゔぃゔゔぇゔぉゔぁゔぉ
きゃきぇききゅきぇきょきゃきょ
ぎゃぎぇぎぎゅぎぇぎょぎゃぎょ
き゚ゃき゚ぇき゚き゚ゅき゚ぇき゚ょき゚ゃき゚ょ
しゃしぇししゅしぇしょしゃしょ
じゃじぇじじゅじぇじょじゃじょ
ちゃちぇちちゅちぇちょちゃちょ
ぢゃぢぇぢぢゅぢぇぢょぢゃぢょ
にゃにぇににゅにぇにょにゃにょ
ひゃひぇひひゅひぇひょひゃひょ
びゃびぇびびゅびぇびょびゃびょ
ぴゃぴぇぴぴゅぴぇぴょぴゃぴょ
みゃみぇみみゅみぇみょみゃみょ
りゃりぇりりゅりぇりょりゃりょ

こちらも、最初はゆっくり、慣れてきたら早いペースで発音をするようにします。

早口言葉を言えるようにする

最後に、早口言葉をスムーズに言えるように練習しましょう。例えば、「赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ」のようなものです。

ただ、多くの人は「早口言葉まで練習する必要はないのではないか」と感じると思います。

実際のところ、早口言葉のような歌詞はほぼ存在しません。よって、歌の練習には必要ないと思いがちですよね。

ただ、実際に必要とされる以上の負荷をかけて練習することはとても大切です。

例えば、あなたが体育の授業で、5kmの距離を走らなければいけないとします。

もし、普段1kmのジョギングしかしたことがないとします。この場合、5kmを走るのは厳しいでしょう。

しかし、普段から10kmを走る練習をしていれば、5kmを走るのは簡単です。

早口言葉まで言えるようにしておけば、普通の歌詞で滑舌が悪くなる心配はほぼ無くなります。

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滑舌トレーニングは2人でやれるとなお良い

歌の滑舌を良くするトレーニングは、1人でも行うことができます。

自分の発音は、耳から聞くことができます。また、歌声を録音し、滑舌をチェックすることも可能です。

しかし、可能であれば1人ではなく、2人で行った方が良いです。

例えば、同じく歌をやっている友人を誘うのは良いです。あるいは、歌を習っている人なら、先生と一緒に取り組むのも有効です。

これには、2つの理由があります。

自分の声を客観的に判断するのは難しい

自分の声は、いつも耳にしています。このため、それを客観的に聞くことは難しいです。

例えば、僕の知人は「ら」行の発音が苦手でした。しかし、他人から指摘されるまで、それに気づきませんでした。

このように、自分では発音できていると思っても、他人から聴くとそうではないということは多くあります。

だからこそ、他人からチェックしてもらうことが重要です。

歌詞を知っていると、滑舌や発音が悪くても伝わってしまう

自分の滑舌や発音を客観視できないのには、もう一つ理由があります。それは、あなたはすでに正しい歌詞を知っているということです。

例えば、滑舌があまり良くない歌手がいるとします。そして、この人が今から1曲を披露します。

この曲に「青い空 白い雲」という歌詞があったとします。歌詞を知っている人は、発音が悪くても何となく「青い空 白い雲」に聞こえてしまいます。

しかし、あなたの歌を聴く人は、必ずしも歌詞を知っているとは限りません。

だからこそ、歌詞を知らない人にも聞き取れる発音で歌う必要があります。

それができているかを判断するには、あなたが歌う楽曲の歌詞を知らない人に聴いてもらう必要があります。

その人が、あなたの歌詞を聞き取ることができたら合格です。

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過度な緊張をほぐすと悪い滑舌や発音が良くなる

歌の滑舌は、舌や表情の筋肉が左右します。緊張をしすぎると、これらの筋肉をうまく使えなくなります

これは、スポーツの世界と全く同じです。

試合で緊張をし過ぎて、練習と同じようなパフォーマンスができなくなる選手は多いです。

歌手も、人前で歌う場合は過度に緊張してしまう場合があります。こうなると、練習のときよりも滑舌が悪くなってしまいます。

このため、緊張をほぐすことも重要です。

歌う際の緊張をほぐす方法については、以下の記事を読んでみてください。

歌手やボーカルが人前で歌うときに緊張しない7つの方法

歌の悪い滑舌と発音を良くするトレーニング方法:まとめ

ここまで、歌の滑舌を良くする方法を紹介してきました。まとめると、次のようになります。

・滑舌の良い人の歌を聴くと、無意識にあなたの発音も良くなる

・歌の練習と、滑舌の練習を分ける

・3種類の滑舌トレーニングを行う

・出来るようになったら、ようやく歌を歌う

・他人から聞いてもらうことで、自分の滑舌を客観的に判断できる

・過度な緊張をほぐすことで、筋肉をうまく使えるようにする

滑舌や発音が良くなることで、楽曲の持つメッセージが伝わりやすくなります。

そして、より多くの人を感動させられるようになります。

あなたが、この記事をキッカケに、そんな歌手になれますように。

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