あなたは、「歌を仕事にしたい」と思ったことがあるかもしれません。歌うことが好きな人なら、誰もが一度はそう考えるものです。
しかし、歌の仕事にはどんなものがあるのかは、あまり知られていません。また、どうすればその職業に就けるのかも、具体的にイメージできない人がほとんどです。
今回の記事では、歌うのが好きな人ができる仕事について解説します。そして、音楽ビジネスの専門家である僕が、どうすればそれを仕事にできるのかまで解説します。
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もくじ
歌が好き・歌うことが好きならこんな仕事がある
それではいよいよ、歌が好きな人ができる仕事を紹介します。これには、主に以下の4つがあります。
・歌手
・音楽講師
・コーラス
・仮歌シンガー
これらは、どれか1つだけやることもできますし、多岐にわたって活動することもできます。ここからは、それぞれどのような職業なのかを、詳しく解説していきますね。
歌が好きな人の仕事:歌手
1つ目は、「歌手」です。多くの人に歌を聴いてもらい、その対価としてお金を受け取る職業になります。
具体的には、以下のような形で歌を届けます。
・CD
・音楽配信
・ライブ
また、次のように、「歌」以外の商品を提供することもあります。
・グッズ
・ファンクラブ
歌手を仕事にするには、事務所およびレコード会社と契約するか、個人で活動するかという2つの選択肢があります。
このように、歌うことが好きな人ができる仕事の1つに、「歌手」があります。
歌が好きな人の仕事:音楽講師
2つ目は、音楽講師です。こちらは、歌うことを教える仕事になります。もしかしたら、あなたも歌を習ったことがあるかもしれませんね。
歌を教えるというと、圧倒的な歌唱力が必要と思うかもしれません。しかし、実際には違います。初心者である生徒より少しでも先を行く技術があれば、十分に教えることが可能です。
講師には、音楽教室に所属して教えるタイプと、自分で生徒を集めて教えるタイプの2種類がいます。
このように、音楽を教える講師も、歌が好きな人ができる仕事の1つです。
歌が好きな人の仕事:コーラス
3つ目は、コーラスです。主役となるミュージシャンのライブやレコーディングに参加し、ギャラ(謝礼)を受け取ります。
このとき、いきなり有名なアーティストのコーラスを務めるのは難しいです。よって、まずは無名のミュージシャンと関わる仕事を受け、実績を作るところからスタートになります。
コーラスの仕事をするにも、事務所に入って仕事をもらうか、個人的に直接依頼をもらうか、という選択肢が基本です。
このように、コーラスも歌が好きな人ができる仕事の1つです。
歌が好きな人の仕事:仮歌シンガー
4つ目は、仮歌(かりうた)シンガーです。
「仮歌」という言葉を聞いたことがない人もいると思いますので、簡単に説明しますね。
ある歌手が、新曲を出すとします。このとき、当然ですが「歌う曲」が必要です。自分で作れる歌手もいますが、そうでない人も多いです。
そこで、歌手本人やレコード会社が、候補となる曲を募集します。その中から採用された曲が、新曲として発売される仕組みです。
ここに、多くの作曲家が応募をしようとします。
しかし、ここで1つ問題が起こります。それは、作曲家は曲を作れても、歌は歌えないということです。歌なしの状態では、どうしても曲の魅力が伝わりにくくなります。
ここで必要になるのが、「仮歌」です。仮歌とは、作曲家が曲を応募する際に入れる「仮の歌」のことです。これを歌う人を、「仮歌シンガー」といいます。
作曲家と仮歌シンガーは、力を合わせてレコーディングを行います。そうして完成した作品を、本人やレコード会社に応募するのです。
仮歌シンガーは、事務所に登録して仕事をもらうか、作曲家から直接依頼を受けるかで可能になります。
このように、仮歌シンガーもまた、歌が好きな人ができる仕事の1つです。
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歌うのが好きな人が歌を仕事にするには?
それでは、歌が好きな人がそれを仕事にするには、どうすれば良いのでしょうか。
これには、「組織に所属する」「個人で活動する」という2つの選択肢があります。それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
組織への所属を目指すべきではない
1つ目は、組織への所属を目指す方法です。仕事ごとに、以下のような場所を目指すことになります。
歌手 → 事務所やレコード会社
音楽講師 → 音楽教室
サポート → 事務所
仮歌シンガー → 事務所
ただ、これは全くおすすめできません。なぜなら、所属できる確率が圧倒的に低いわりに、得られる収入がとても低いからです。
まず、所属するまでが大変です。オーディションを勝ち抜いたり、試験を受けたりしなければなりません。
また、もし所属できたとしても、ほとんどお金を受け取ることができません。仕事として生活を支えることは、ほぼ不可能に近いです。
例えば歌手の場合、CDが売れたときだけそのお金をもらえます。しかし、その額は売り上げの1%です。以下のグラフは、一般的な売り上げの配分先です。
1000円のCDが売れても、10円しか受け取ることができません。残りの990円は、レコード会社やショップなどに吸収されてしまいます。
また、音楽教室の先生も最低賃金のアルバイト契約だったり、月謝の3割程度しかもらえなかったりする場合がほとんどです。
「事務所に所属しています」「音楽教室に所属しています」というと、聞こえは良いかもしれません。しかし、ほとんどの人が食べていけず、アルバイトを掛け持ちしているのが現実です。
また、事務所には悪徳業者が非常に多いため、注意が必要です。これについては、以下の記事で詳しく解説しています。
このように、組織に所属することも、歌を仕事にする道の1つです。ただ、所属までが大変かつ、得られる収入が少なすぎるため、全くオススメできません。
個人で活動した方が圧倒的に有利
もう1つは、組織に所属することなく、個人で活動するという方法です。
歌を仕事にするというと、事務所に入らなければならないと考える人が多いです。しかし実際には、全くそんなことはありません。
特に現代では、インターネットやスマートフォンが普及したことで、自分の力でお客さんや仕事を集めやすくなっています。例えば、以下のような方法が効果的です。
・ブログ
・SNS
・YouTube
これにより、個人で歌を仕事にする人がどんどん増えてきています。
また、個人で活動を行う場合、所属するよりも圧倒的に収入が多くなります。なぜなら、お客さんが支払ったお金を、組織に取られてしまうことがないからです。すべて自分のものになります。
このため、より多くの人が歌を仕事にするチャンスが生まれています。よって、所属するよりも圧倒的におすすめです。
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歌を仕事にしたいなら歌が上手くてもダメ
歌を仕事にする際、絶対に覚えておくべきことがあります。それは、歌の上手さと、それを仕事にできるかどうかは関係ないということです。
歌を仕事にしたいと考えたとき、上達だけを考える人は多いです。そのために、練習を頑張ったり、学校や教室に通ったりします。
しかし、これでは歌を仕事にすることはできません。歌の上手さと、それを仕事にできるかどうかはほとんど関係ないのです。
歌を仕事にできるかは、「お客さんを集めることができる能力」で決まります。なぜなら、あなたにお金を払う存在は、お客さん以外にいないからです。
例えば歌手なら、CDやチケットを買ってくれる人が必要です。講師をするなら、それを教える相手が必要です。彼らを集める方法を学ばない限り、歌を仕事にすることは絶対にできません。
それにもかかわらず、歌を仕事にしたい人たちは、歌の技術を磨くことばかりに時間を使っています。そして、「いつか歌を仕事にできたらいいな」と考えます。
しかし、それは「空からお金が降ってこないかな」と願うのと同じことです。このような甘い考え方では、いつまでも報われることはありません。
お客さんを集めるためには、以下のようなことを勉強し、実践していくことが必須です。
・自分という存在の広め方
・仕事依頼の正しい受け方
・商品やサービスの提供方法
こうした方法は、「無料動画レッスン」ですべて解説しています。以下のリンクから、ぜひお受け取りください。
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まとめ:歌を仕事にしたい!歌うのが好きな人が仕事にするには?
今回は、歌うことが好きな人が、どうすればそれを仕事にできるのかを解説しました。
歌が好きな人の仕事には、歌手・音楽講師・コーラス・仮歌シンガーがあります。仕事にするには、組織に属する方法と、個人で活動する方法が存在します。
ただ、前者の場合「そもそも所属するのが難しい」という難点があります。また、所属後に得られる収入は非常に低く、食べていくのは厳しいです。
そこで、個人で活動する方法をおすすめします。ネットを活用することで、自分の力でお客さんや仕事依頼を集めることが可能です。また、収入がすべて自分のものになるため、仕事として生活しやすいのも魅力的です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
