プロ歌手はボイトレしてない?ボイトレでプロになれない理由

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プロの歌手になりたい人で、ボイトレ(ボイストレーニング)に取り組む人は多いです。毎日のように練習したり、高いお金をかけて教室に通ったりします。

しかし残念ながら、ボイトレでは歌手になれません。このことに気づかないと、かなりの時間とお金を無駄に使ってしまいます。実際、「プロの歌手はボイトレをしてない」という噂もあるのです。

今回は、「プロの歌手はボイトレしてない」という噂の真偽と、なぜボイトレでプロになれないのかを解説します。また、歌手になるには、どんなことをする必要があるのかまで教えます。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

「プロ歌手はボイトレしてない」って本当?

まずは、「プロの歌手はボイトレしない」という説について解説します。インターネット上には、そのような説があります。果たして、これは本当なのでしょうか。

これは、「ボイトレ」という言葉を、どのような意味で使うかによって変わります。

「ボイトレ(ボイストレーニング)」という言葉は、「声のトレーニング」という意味で使われることもあります。一方で、「ボイトレの先生から歌を習う」という意味でも使われます。

プロ歌手は全員「ボイトレ」をしている

「ボイトレ」という言葉を、「声のトレーニング」という意味で使うのならば、プロの歌手は全員ボイトレをしています。

サッカーの選手は、サッカーの練習をします。画家も、絵の練習をします。それなのに、歌手が声のトレーニングをしないということはあり得ません

歌の技術は、練習しないと衰えていきます。また、悪い癖がついたり、喉に負担がかかったりします。それを防ぐためにも、プロの歌手がボイトレをするのは当然のことです。

このように、「ボイトレ=声のトレーニング」と考える場合、プロの歌手は全員がそれをしています。

プロ歌手は「ボイトレ」をしない人もいる

ただし、「ボイトレ」という言葉を「歌を習う」という意味で使うのならば、していない歌手はたくさんいます。

誰かに教わらなくても、上手く歌える人は存在します。また、自己流の練習で上達していく人もいます。こうしてプロの歌手になった人は、歌を習ったことがない人も多いです。

一方で、プロの歌手でもボイトレを習う人がいます。僕が通っていた教室にも、プロの歌手が通っていました。名前を出すのは控えますが、音楽番組でも目にするような人です。レッスンの待合室で、実際に顔を合わせることもありました。

このように、「ボイトレ=歌を習う」と考える場合、してないプロも多いです。

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ボイトレしてもプロの歌手になれない現実

ただし、あなたが歌手になりたいなら、知っておくべき現実があります。それは、「ボイトレをしても歌手にはなれない」ということです。

プロの歌手になりたい人のうち、ほとんどがボイトレに取り組みます。高いお金をかけて教室に通い、毎日のように練習します。これは、次のような思考によるものです。

歌が上手くなればプロの歌手になれる

ボイトレをして、歌が上手くなろう

しかし、そもそも「歌が上手くなれば歌手になれる」という発想自体が間違いです。まずは、この理由から詳しく解説していきます。

歌が上手くてもプロの歌手にはなれない

ボイトレをしても、プロの歌手になれない理由は単純です。それは、「歌が上手い人が売れるわけではない」という現実です。

歌が上手いだけでは、CDもチケットも売れません。このため、1円も稼げません。これでは、プロの歌手として生きていくことは不可能です。

それが現れているのが、毎週発表される歌手の売り上げランキングです。あなたはあれを見て、「歌が上手い順に売れている」と思うでしょうか。おそらく、そうは思わないはずです。

僕は10代の頃から、音楽の世界で仕事をしてきました。その中で、「プロの歌手」より圧倒的に上手いものの、プロになれない人たちをたくさん見てきました。

歌手だけではありません。音楽の世界には、「演奏が上手いだけでは売れない」という現実があります。例えば、次のようなケースは多いです。

・音大を首席で卒業したが、音楽で売れない

・世界的なコンクールで入賞経験があるが、音楽で売れない

・歌の全国大会で何度も優勝しているが、歌手として売れない

音楽でプロになりたい人のうち、ほぼ100%が「上手い人がプロになる」と考えます。そして、必死に練習やレッスンに励みます。

しかし、「上手い人がプロになる」という考え方自体が間違いなのです。プロになるために必要なことは、別のところにあります。これに気づかないと、多大な時間とお金を浪費してしまいます。

このように、歌が上手い人が売れるわけではないことが、ボイトレでプロ歌手になれない理由です。

ボイトレで歌が上手でもデビューできない

ボイトレに励む人たちには、歌手デビューを夢見る人も多いです。歌が上手くなれば、大手の事務所やレコード会社と契約できると考えます。

しかし、事務所やレコード会社は、歌が上手いだけの人とは契約しません。なぜなら、「歌が上手い人が売れるわけではない」ということを理解しているからです。

事務所やレコード会社は、ボランティアではありません。彼らの目的は、お金儲けです。所属する歌手のCDやチケットが売れて、お金を儲けることを目指します。

このため、彼らは「歌が上手い歌手」と契約したいわけではありません。歌が上手くても、売れなければ1円も儲からないからです。彼らが求めるのは、あくまで「売れる歌手」です。

「いつか音楽業界の人が認めてくれるだろう」と考え、必死にボイトレに励む人は多いです。しかし、そもそも業界は、歌が上手い人を求めているわけではありません。よって、デビューを果たせないまま、時間とお金だけを失っていくことになります。

このように、事務所やレコード会社には、歌が上手いだけの人と契約するメリットがありません。よって、ボイトレがデビューに繋がることもないのです。

そもそもボイトレの先生がプロ歌手でない

ボイトレでプロになれない証拠といて、「そもそもボイトレの先生がプロの歌手ではない」という現実があります。

日本には、ボイストレーニング教室がとても多いです。なぜなら、プロの歌手を目指すたくさんの人が通うため、儲かるからです。

教室に通う生徒にとって、先生は目標となる存在です。「先生と同じように歌えるようになりたい」と思う生徒は多いでしょう。

ただ、ここで1つ考えてもらいたいことがあります。

管理人:武藤
管理人:武藤
ボイトレの先生は、プロの歌手ですか?

ほとんどの場合、ボイトレの先生はプロの歌手ではありません。ハッキリ言えば、その9割以上は「売れない歌手」です。

今まで歌をやってきて、プロの歌手になりたい。しかし、歌手活動では売れない。だからこそ、生活のためにボイトレの先生をしている、という人がほとんどです

このことは、「ボイトレの先生と同じレベルになってもプロの歌手になれない」という現実を表しています。

このように、先生がプロの歌手ではないことも、ボイトレではプロになれないことの証拠です。

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プロ歌手になるのにボイトレより必要なもの

ここまでの内容で、ボイトレで歌が上手くなっても、プロになれないことが分かったと思います。それでは、他に必要なことは何でしょうか。

それは、「自分の力でファンを増やすこと」です。これさえできれば、確実にプロの歌手になれます。ここからは、その理由を解説していきます。

歌手デビューに繋がる実績を作れる

事務所やレコード会社は、「すでにファンがいる人」と契約したいと考えます。なぜなら、「すでに売れているなら、デビューさせればもっと売れる可能性が高い」と判断するからです。

実際、デビューを果たす歌手は、「デビューする前からファンがいた人」がほとんどです。例えば、次のような感じです。

・自主制作のCDを、1000枚以上売っていた

・自分で毎月ライブを企画して、100人以上を集客していた

・自主運営するファンクラブで、毎月30万円以上の収入があった

歌手になりたい人の多くは、「デビューすれば自分は売れる」と考えます。しかし、現実は全く逆です。「デビュー前から売れている人がデビューしてもっと売れる」というのが正解です。

一方で、どれだけ歌が上手くても、ファンがいない人と契約したいとは考えません。なぜなら、お金をかけて育成や宣伝をしても、売れない可能性が高いからです。これでは、会社は赤字になり、潰れてしまいます。

このように、事務所やレコード会社は、「すでにファンがいる人」と契約したいと考えます。よって、あなたもファンを増やすことで、確実に声がかかるようになるのです。

ファンを増やす方法については、以下の無料動画レッスンで解説しています。

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デビューしなくてもプロの歌手になれる

ただ、実際にファンを増やしていくと、気がつくことがあります。それは、事務所やレコード会社と契約しなくても、歌手として生きていけることです。

ライブの開催・CDやグッズ制作・ファンクラブ運営などは、一人でも十分に可能です。ファンが増えれば、それらが売れていくようになります。よって、歌手活動でお金を得られるのです。

事務所やレコード会社と契約した場合、売り上げのほとんどは彼らに吸収されてしまいます。以下の円グラフは、メジャーデビューした歌手の、CD売り上げの配分です。

アーティスト(歌手)は、1%しか受け取れません。1000円のCDが売れても、歌手が受け取れるのはたったの10円です。

もし1万枚売れても、10万円にしかなりません。よって、メジャーデビューを果たした歌手のうち、ほとんどが食べていけないのが現実です。

しかし、事務所やレコード会社と契約しなければどうでしょうか。CDやチケットなどの売り上げは、全額あなたのものになります。このため、デビューをしない方が、歌手として得られる収入は高いのです。

よって、近年は「ファンは多いけどあえてデビューしない」という歌手が増えています。僕の生徒にも、デビューをせずにプロの歌手として生活している人がいます。

このように、デビューをしなくても、プロの歌手として生きていけます。むしろ、デビューをしない方が、収入は上がりやすいのです。

デビューをせずに、プロの歌手として生きていく方法については、以下の「無料動画レッスン」で詳しく解説しています。

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ファンを増やしてプロの歌手になるには

それでは、どうすればファンが増えるのでしょうか。最初にやるべきことは、あなたのことを知る人を増やすことです。

あなたの歌を100人が聴いたとき、1人がファンになってくれるとします。この場合、1000人に聴いてもらえば10人、1万人に聴いてもらえば100人のファンを獲得可能です。

昔であれば、お金をかけてCMや広告を打たなければ、たくさんの人に聴いてもらうことは不可能でした。

しかし、今の時代はインターネットがあります。ブログ・SNS・YouTubeなどを使うことで、数十万人に知られる存在になれるのです。

さらに具体的な方法については、「無料動画レッスン」の中で解説しています。全15話・5時間49分の動画で、ファンを増やす方法をゼロからお伝えします。ぜひ、活用してみてください。

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まとめ:プロ歌手はボイトレしてない?

今回は、「プロの歌手はボイトレしていない」という情報の真偽について解説しました。また、ボイトレをしても歌手になれない理由もお伝えしました。

「プロの歌手はボイトレしていない」という情報の真偽は、「ボイトレという言葉をどう解釈するか」によって変わります。

ボイトレを声のトレーニングと考える場合、プロは全員それをしています。一方で、ボイトレを「歌を習うこと」と考える場合、それをしないプロも多いです。

ただ、歌手を目指すあなたは「ボイトレをしてもプロになれない」という現実を知る必要があります。歌手になれるのは、歌が上手い人ではありません。自分の力でファンを獲得し、CDやチケットなどを売れる人だけがプロになれるのです。

ファンを増やして歌手になる方法は、以下の無料動画レッスンで詳しく解説しています。ぜひ、活用してみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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